ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/3 巨人 3-2 阪神 → 茂ちゃんフィーバー!!!って素直に喜んで・・・イイ?

巨人 3-2 阪神

阪神:6勝8敗0分

勝利投手:久 保 39試合 3勝 1敗 3S

敗戦投手:藤 川 31試合 3勝 1敗 22S

投手リレー

巨人:トーレス→ロメロ→山口→久保 捕手:實松→阿部

阪神スタンリッジ→渡辺→小林宏→藤川 捕手:藤井彰

本塁打

巨人:高橋由6号ソロ、古城1号ソロ

阪神

日テレG+ にて観戦

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阪神タイガース14回戦は、1点リードされて迎えた八回に高橋由が小林宏から2試合連続となるホームランで同点とすると、九回には古城が藤川から決勝弾を放ち、劇的なサヨナラ勝ちを収めた

Yomiuri Giants Official Web Site

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勝ったから黙殺してもいいが、実は今日もソコソコに突っ込みどころのあった試合。

順不同で私の観戦メモから抜粋すると

・實松の先発に「前回は仕方ないが、今日はもう阿部でいいんじゃね?」とツッコミ

・「1日外しただけで、またガッツ先発かよ!?」そんなに状態いいのか心配となってツッコミ

・ラミちゃん自分から4番に戻して欲しいと直談判したのに満塁で空振り三振かよ!

・ラミちゃんのレフトフライのランニングキャッチに「やればできんジャン!」

・で、レフト前ヒットをテレンコ取って一気に3塁までゆかれて「でも、やっぱりテレンコ守備かい!」

・ロメロの登場に「キャッチャーは代えね~のかよ!」とツッコミ

・金本に打たれた時点で「今日は低めに決まらん!危険だからロメロ代えんかい!」、桧山の代打に「金刃かグっさんに代えんかい!」とダブルツッコミ

・古城の塁殺アウトに「3塁コーチャーもとめたらんかい!」と古城とセットでツッコミ

・ヨシノブのホームランに「昨日のデジャブかよ!」と喜びのツッコミ

・で、古城のサヨナラホームランに「ゴメン!打つと思わんかった!」と誤りのツッコミ・・・

ま、皆さんにもツッコミどころは色々ありましょうが、私のメモにはこんなんが炸裂してました。

ある意味、能見、岩田以上に打てる可能性の少ないスタンリッジに対して、前回良かったとはいえ、実績でははるかに及ばないトーレスとの投げ合いでは、最初から不利なゲーム。ましてや、トーレスとセットの實松がキャッチャーとくれば、攻撃力は前夜に比べて落ちることはあきらか。こりゃ、3点くらい取られて、4点取らなきゃいけないゲームになりそうだと予想していたが、適度に荒れたトーレスの球が思いのほか良かったか、阪神打線もボール球に手をだしてくれて、気がつけば投手戦の様相を呈していた。

(ただ、圧倒的に球数放らされて、あきらかに不利だったけど)

しかし、先制点の取り方は良かった。

藤村のレフト前ヒットに盗塁、そこからの長野のタイムリーはある意味、一番やりたかった点の取り方だったし、好投していたスタンリッジが一瞬でもあたふたした瞬間だったと思う。それだけに、続くラミレスが追加点を演出してくれれば圧倒的に主導権を握れる展開だったが、VIVA!ジャイアンツ!が終わったか終わらないかというあっという間にラミちゃんファーストゴロであっけなくアウト。

(外角を右狙いってところまでは良かったけどね)

スタンリッジの動揺(ボールが先行してコントロールに苦しんでたし)を考えれば、打席で粘りを見せて、もっと追い込んでゆく(走者も長野でプレッシャーをかけることが出来たし)方法もあったと思うんだが・・・・ちともったいないなと思った。

このあたりの相手が嫌がる展開に持ってゆけないところが、チームが波に乗れないひとつの象徴的なプレーかなぁ。

あと、最終回だけど、

9回裏の攻撃が始まった時点で9時15分。古城、坂本、阿部と繋がる打線だが、正直なところ藤川から点が取れるかどうかは怪しいと思っていた。ここは3人とも一発狙いのバッティングをして仮に三者凡退となってしまっても、延長にもつれ込んで藤川の2イニング目(去年は回またぎで結構失点してるし・・・)を長野からヨシノブの打線で叩くという選択肢もあたんじゃないかな?もちろん10回表にやられてしまう可能性もあるが・・・・なんて考えてました。

(不謹慎だと頭の中で、消したけど)

結果的にはサヨナラホームランのイメージが強い、坂本でもなく、阿部でもなく、今日負けてたら負けた責任の一人となっていただろう古城が一発で沈めるという、私の予想を遥かに超える結末だった(原監督は予想できたなんて言ってたけど、冗談でしょ?)。

昨夜の記事で「どんな形でもいいから、とにかく勝って!」とお願いしただけに、内容的には1点目の取り方以外は、余り褒められたものではないと思うが、引き分けすら許されない巨人としては、最後に一番盛り上がる勝ち方をしたわけで、まさに結果オーライで文句は無い(こんだけツッコミ入れといてそれはねぇだろ)。ただねぇ、初戦負けて2戦目勝って・・・(引き分けもあるが)って展開の繰り返しは、正直なところ心臓に良くない。この勢いで明日も勝って欲しいが、お願いだから次からは初戦を取って、2戦目は少しゆるい気持ちで見させて欲しい。

しかし、今季の川藤氏の解説、オモロすぎ!前回は桑田氏とのセットだったので、理詰めで解説する桑田氏の前になす術もなかった川藤氏だったが、今日は一人ということで、もう言いたい放題。とにかく阪神選手を褒めまくり、巨人をしかりつける展開で、「いつものことだが、なんで巨人主催試合で日テレG+やのに、こんなにいわれなあかんねん!」と関西弁が移ってしまうほどTVに対してツッコミ返ししてた(笑)、まぁそれが局側の狙いなんで、まんまと乗せられてしまったわけだが・・・ただ、今日に関してはココが勝負どころ!とかココは要注意!とか言ってるところはバシバシ当たってたので、解説としては意外に楽しめた。今度はぜひ、中畑氏とセットで解説をお願いします>日テレ様

(ここ数年の氏の解説の中でも私の中では今日はベスト3に入ったと言っていい)

皆さんのツッコミどころは、どの辺でしたか?

最後にマジメな話をすると、藤村を2番に持ってきて、あたふたするかと思ったら意外に通用していることで、1番から6番阿部(今日はガッツだったけど)までの打線は固定してもいいんじゃないか?というところに落ち着きつつあると思う。もちろん、ヨシノブの腰の具合やラミちゃん自身、まだ打席で迷っているところもあって完全に機能しているとは言いがたいが、坂本はともかく藤村に目処がつきさえすれば、相手にとっては非常に嫌な打線であることは間違いない。5番ヨシノブの腰が悪ければ、繋ぎ専門ということでサブローに変更してもいいし、ガッツ、亀井、谷を7,8番で日替わりローテでも今は良いと思う。そうすることで選手個々の役割もハッキリするし、そのための準備をすることも出来る。原監督は常々「戦う準備が出来てない選手は使わない」と口癖のように言うが、選手に役割が伝わっていなければ、準備のしようも無いという見方もあると思う。少なくとも当日まで自分の打順もわからなければ、先発で使われるかどうかもわからない状態で、しっかり準備を・・・というのも無理があるだろう。名前だけは豪華メンバーが揃っているだけに、オーダーを考えるのも大変だろうが、ここはもう適材適所で主要オーダーだけでも固定したほうが選手もやりやすいと思う。

(ま、ベストオーダーってのも人それぞれで、これまた難しいとこなんだけどねぇ)