ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/10 巨人 8-7 横浜 → 夏場で苦しい投手陣を打線がカバー、藤村に新人王のチャンスあり

巨人 8-7 横浜

対 横浜:7勝4敗0分

勝利投手:内 海 17試合 12勝 2敗 0S

セーブ :久 保 43試合 3勝 1敗 7S

敗戦投手:大 家 6試合 0勝 5敗 0S

投手リレー

巨人:内海→高木→ロメロ→山口→久保 捕手:阿部→實松

横浜:大家→大沼→大原慎→篠原→藤江→山口 捕手:新沼→細山田

本塁打

巨人:高橋由9号ソロ、阿部11号2ラン、坂本11号ソロ

横浜:新沼1号ソロ

TBSニュースバードにて観戦

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5割復帰に王手をかけ、是が非でも勝利を掴みたい横浜ベイスターズとの一戦。好調な打線は3本塁打を含む11安打で8得点を奪う。このリードを5人の投手リレーで辛くも守りきり、7連勝。6月4日以来の5割復帰を果たした。内海はハーラーダービートップの12勝目を挙げた

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7月末まで今季は5連勝以上することなんて、お目にかかれることはないかもしれないと、あきらめていたのは、私だけではないと思うが、8月は本当に同じチームか?というくらいに激変した。

キッカケは2日からの阪神戦だと思う。とにかく1点を取るために主力にまでバントをさせたり、2盗だけでなく、3盗を仕掛けたり、徹底的に走者を次の塁へ送ることをやりはじめた事と、ガッツ、ラミレス、ヨシノブに当りが戻ってきたこととが重なり、あと1本が出ずに点が取れなかった打線が、俄然、得点力が上がってきたことが大きい。

事実、今日のすぽるとによれば、四死球、犠打(犠飛)の数はどちらもリーグ最下位だったのが、この7連勝中はどちらも1位になっていることからもわかる。

出塁率のアップとその走者を得点圏および3塁へ送り、そして返す。

この流れが1試合あたり5得点をとれる打線への復活を如実に示していた。

中でも2番に抜擢されてからの藤村の活躍には目を見張るものがある。6月までは走塁と守備だけの選手で甘んじていたが、オールスター前後からの安定感はすばらしいの一言。伏兵として古城も好調だし、これでは藤村がケガをしたとしても脇谷の出番は当分無いかもしれない・・・・ヤクルトの七條、広島の丸、同じチームの澤村、とちょっと考えても新人王のライバルは多いが、セリーグ盗塁王を何としても獲得し、そのタイトルを武器にライバルたちから一歩抜きん出れる可能性も出てきたので、ここまで来たら思い切って狙って欲しい。

藤村が盗塁王を取れるほど盗塁を重ねるということは、必然的にクリーンアップに得点のチャンスで回るという事を意味するわけで、それはそのままチームの上昇も意味する。

長野不在の中でも得点力1位の横浜に2戦連続で打ち勝った事は間違いなくチームに勢いをもたらすはず。

一方で、夏場のこの時期は、どうしても投手もヘバる。

巨人の得点力アップも相手投手がヘバっているからという見方をする人もいるし、事実、それは無いとは言い切れない部分はあるだろう。

折角、得点力アップしたが気がかりなのは、こちらの投手陣もヘバってきているということ。今日の内海は序盤こそ、ピンチを作りながらも村田、中村を力強い球で三振に取るなど、らしい投球も見せた。にも関わらず、7回までゲームを作るどころか6回も持たなかったのは、中5日だったからというだけの理由ではないと思う。さらには中継ぎにも疲れが見えて、失点が増えている。昨日、今日もこれまでのチーム防御率から見れば考えられない失点で、かろうじて得点力が僅かに上回ったに過ぎない。

しかし、巨人の投手陣は先発も中継ぎも、これまで信じられないくらい頑張ってきた。打線は今こそ恩返しをするときで、常に先手先手で得点し、少しでも投手が楽に投げられる状態を作り出してあげて欲しい。

何はともあれ明日を乗り切れば、また週末には東京ドームでゲームが出来る。

思えば東京ドームでの阪神3連戦の2戦目から始まった7連勝。

借金も完済した明日からが本当の勝負。0.5差に迫った阪神との差を逆転し、狙いをヤクルト1本に絞るためにも、今週の残り4戦を連勝しろとは言わないが、3勝1敗くらいで終了させるつもりで良い締めくくりをして、来週の中日3連戦、ヤクルト3連戦に良い状態で臨んで欲しい。

19日からのヤクルト3連戦が3ゲーム差くらいで、巨人が2位に上がってて、首位攻防戦とかになってたら、滅茶苦茶うれしいけど・・・・(ま、それは欲張りすぎか)