ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/12 巨人 0-4 広島 → お願いだから、ここに来て初戦敗退病に戻るのだけは勘弁して欲しい・・・

巨人 0-4 広島

対 広島:8勝4敗1分

勝利投手:ジ オ 9試合 2勝 4敗 0S

敗戦投手:澤 村 18試合 5勝 9敗 0S

投手リレー

巨人:澤村→高木→アルバラデホ 捕手:阿部

広島:ジオ→今村→サファテ  捕手:石原

本塁打

巨人:

広島:

日テレG+にて観戦

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広島東洋カーブとの第13回戦は、二回に先発の澤村が崩れ、ヒットや押し出しで3点を失うと、七回には犠牲フライで1点を追加された。一方、ジャイアンツは4安打と打線が繋がらず、広島戦の連勝は7でストップした

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まさかの2回持たずの降板から1週間。ローテーションピッチャーならば、良い時、悪い時があるのは仕方ないこと。問題はそれを反省として、次の登板にどれだけ修正できるか・・・今日の澤村に求められているのは、これからもローテを任せられる投手でいられるかというピッチングだった。

画面越しで見る限り、ポーカーフェイスでなかなか表情から心を読み取るのは難しいが、澤村に気持ちの上での余裕が完全になくなってる(ように見える)。

シーズン前に最低でも2ケタ、15勝は勝ちたいと言っていたが、それを意識しているのか勝ちがつかない事で完全に自分を見失っているだろうか・・・・

ファン(少なくとも私が)が期待しているのは、打たれてもいいからガムシャラに投げる姿。今季、勝てなくても近い将来きっと彼は巨人のエースになってくれるという期待を持たせてくれる姿だったんだが・・・・

勝ちを意識しすぎて、小さくなってるし、セットで投げるコントロール重視のピッチングスタイルが身に染み付いてしまった。チーム自体の調子が悪く、個人よりチームの勝ちを優先せざるを得ない事情も悪影響しているかもしれない。

(昨年の世界大学野球でMAX155km/hの速球を武器に未来のメジャー候補からバタバタと三振を奪った誇らしい姿は、ここ数試合からは想像できない)

悪いときは悪いことが重なるもんで、1回1アウト満塁でヨシノブとなれば、一発の期待もあるし、長打もある。最悪でも1点は・・・・と期待したのにゲッツーで無得点。

すると、追い込みながら打たれるという展開で、打ち取ったように見えたあたりが抜けたり、ゲッツーか!と思いきや自分自身がファーストのカバーを忘れて余計にピンチになるなど、やることが全て悪い方向にでてしまった。

誰が見ても敗色濃厚の負けゲーム。流れとしても雰囲気としても、切り崩すきっかけすら見出すことが出来ず、僅か4安打の完封負け。

こういう嫌な空気を一掃することが出来るのは、主力のホームランだが、昨日湿っていた打線は復活するどころか、貧打にあえいでいた頃に逆戻り。チームとしてもジオを打ち崩すための策でもあるのかと思いきや、これまた昨夜同様、無策の淡白打線だった。

個人的には配球の駆け引きや、相手投手を崩すための色んなトリックが野球の醍醐味のひとつだと思っているのだが、チャンスを作ろうとする意欲が見られず、一発狙いの大振りに徹しているようにしか見えなかった。例えば、ヤクルトのように畠山、バレンティン(もしくはホワイトセル)しか長打を期待できない打線であれば、こういう時、彼らはホームランを狙っていいし、他の選手は全力で出塁することに全神経を注ぐ。

ガッツに当りが戻ってきた(ように思えた)現在では、坂本、ガッツ、ラミレス、阿部、ヨシノブと5人も長打を狙えるバッターが揃っている。少なくとも今日の打席においては彼らに如何にして出塁するか?と策を講じているそぶりは(ほとんど)見えない。

球数を投げさせることも無く、自分が打てるコースへ誘導するような仕草や粘りも見えず、ただただ来た球を体が反応するままに打っているようにしか見えなかった。

(それでもヒットが生まれれば、相手投手にプレッシャーとなり、そこをきっかけに連打をすることもできるだろうが、今日のジオは非常に落ち着いていたし、石原のリードもよかった)

あとは松本。

長野がベンチに戻ってきて、一番、気が気でない選手だろうが、とにかく三振が多すぎる。足が唯一の武器の選手がバットに当てることも無く、三振を重ねているようでは代走くらいしか使い道が無く(盗塁術においては鈴木の方が遥かに上なので)、第2、第3代走(もしくは守備固め)要因としてしか起用することができない。

6月くらいの藤村のバッティングを私は同じように三振が多すぎると叱咤したが、今の松本はあの時の藤村と同じ状態。なまじ外野は層が厚く、藤村以上に代わりがいくらでもいるポジションなので、ここは自分の武器をしっかりと磨いて、さらなる技術向上に努めてもらいたい。

せっかく見えてきたヤクルトの背中。今日も阪神が勝ったために首位とのゲーム差は広がらずにすんだが、明日以降の戦いを考えると、頭が痛くなる。特に澤村はこのままでいけば、来週の金曜日にヤクルト戦で投げることになる。その時に状況がどうなっているか想像するのは難しいが、今以上に近づいている可能性だって(少しだけど)ある。

まずは何より何が自分のピッチングを支えているのか、もう一度見直して、そして自信を取り戻して堂々と投げる姿を見せて欲しい。

(東野みたいな空元気じゃなくてね(笑))

っていうか、来週は中日との3連戦でつまずくと、また一気に4位、5位に落ちることもあるわけで・・・・完全に追いつくまでは、本来は1戦も気を抜けない戦いが続いている。今年の逆転優勝をなんて命名するのか、まだ考えるのは気が早いが、ココまで来たら奇跡をファンは期待している。どの球団も今が一番苦しいときだろうが、ここでとにかく脱落しないよう、もう一度、連勝のきっかけを思い出して、1つの出塁を大事にする野球を思い出して欲しい。

とうとう勝ち星は阪神が43勝とヤクルト(42勝)を追い越した(ちなみに巨人は41勝)。それでもヤクルトが4ゲームも上にいるのは負け数が9個も少なく、引き分けも10個阪神より多いから。巨人と阪神の比較では勝ちで1個少なく、負けが1個多い。で、引き分けが4つ多い状態なので、今の数字だけ見れば阪神とはほぼ互角、引き分けが多い分、土壇場になれば若干有利かも?という感じか?だからこそ、ヤクルトの負けない野球が今年は大きくモノをいっている。まぁまだ順位うんぬんは早いけど、どん尻だったチーム打率が最下位から脱出した代わりにチーム防御率はトップからリーグ3位に落ちてしまった・・・・。今日のようなゲームを今後も続けるようなら、打線は振るわず、防御率だけドンドン落ちてゆく・・・という最悪の事態を招きかねないので、まずは明日、どんなことしても勝つつもりで挑んでもらいたい。

と、久々に愚痴モード全開になってしまった・・・・ってか、愚痴モードのときの方が言葉がスラスラ出てくるのは、何故だろう(笑)