ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/13 巨人 5-2 広島 → おかえり長野!貴重な勝ち越しで連敗を2でストップ

巨人 5-2 広島

対 広島:9勝4敗1分

勝利投手:山 口 35試合 3勝 1敗 2S

セーブ :久 保 44試合 3勝 1敗 8S

敗戦投手:岸 本 29試合 3勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:東野→山口→久保 捕手:阿部

広島:篠田→岸本  捕手:倉

本塁打

巨人:阿部12号2ラン

広島:

日テレG+にて観戦

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

広島東洋カーブとの第14回戦は2点を先制されたが、五回に阿部の2ランで同点とした。八回には、長野の中堅越えタイムリ三塁打で2点を奪い、勝ち越しに成功。さらにラミレスの犠牲フライで1点を追加し、このまま5対2で逃げ切った

Yomiuri Giants Official Web Site

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

首位ヤクルトがじわじわと下がってきて、2~5位も混戦状態となれば、やってはいけない事は連敗をしないこと、最悪連敗したとしても2連敗でストップさせること。

そういう意味では、昨日で並ばれた広島相手に今日は絶対に負けてはいけない試合。

坂 本

藤 村

長 野

ラミレス

高橋由

小笠原

大 村

阿 部

東 野

という、機動力というよりは長打力重視のオーダー。

名前だけ見れば、藤村以外、どこで一発・長打が飛び出してもおかしくない打線で、相手投手へのプレッシャーは相当なもんだろう。

まぁ、これがいいか悪いかは別にして、このオーダーを見る限りは、坂本、藤村がいかに出塁してクリーンアップへ回すことが出来るか、復帰した長野がインコースへ踏み込んでゆけるか、8番に阿部がいるというオーダーが相手投手にプレッシャーをかけ(ひと休みするところが投手しかない)、どれだけスタミナを消耗させることが出来るか

あたりが見所になると思っていた。

東野の調子を考えれば出来れば最低でも3点は欲しい。それも出来るだけ得点は先行する形で・・・と思っていたのだが、ここまでどうしても先発投手の立ち上がりが悪く、案の定、東野もいきなり初回に得点を許してしまい、「今日もかよ!」と不安をのぞかせた。

とはいえ、その裏、いきなり坂本がヒットで出れば、こちらも当然送りバントで1つでも先へ!ということになるのだが、藤村の送りバントはちょっといただけなかった。1球目の高めはボール球なんだからバットに当てずに普通によけなきゃいけないし、結局最初の3つは全てボールだったし、立ち上がりで制球が定まらないんだから、もう少しじっくり見ながらカウントに応じて、バスターするなりバントするなりしないといけなかった。最終的には内野ゴロで送ることが出来たわけだが、この辺、すんなり決められるかどうか、もしくはボール球をキッチリ見逃して打者有利のカウントにしてヒッティングに切り替えるなり、余裕が欲しかった。

バントということになると、ボール球でも当てにいこうとしてしまうのは、よくあるケースだが、そういう時こそボールを見極める余裕が必要で、初回なのに余裕が無いなと感じるのは、先制点を与えてしまったからか・・・

東野も以後は抑えるものの、どうも浮き足立ってるなと感じる。5回には課題の気持ちの弱さが出てしまい、フォアボール、サインミスなど焦りがアリアリと見えている。あっさりと犠牲フライを打たれてしまうようでは開幕投手としては物足りない。

さらに、打線の方は相変わらず・・・オーダーをいじった効果も出ず、昨夜と同じ淡白な攻撃の繰り返しで、不安が募る。せめてもの救いはビハインドが2点というところだったが、いかんせん出塁してチャンスメークすることが出来なかった。しかし、その流れを阿部が打ち破ってくれた。左投手はこうやって打つんだ!と言わんばかりの見事なコンパクトスイング。しっかりと芯で捕らえればコンパクトなスイングでもあそこまで飛ぶんだという事を証明してくれた同点ツーラン(まぁ、あの腰の回転は阿部ならではだけど・・・)。

6,7回と東野もピンチを作りながらも何とか抑えていたが、いかんせん今日は丸との相性が悪すぎた。8回にピンチを作ると山口にスイッチ。いきなりデッドボールで不安になるが、ここを0で抑えたことで、8回裏にチャンスが訪れる。

選手はどう思ったかしれないが、正直なところ篠田から岸本にスイッチしてくれて少しほっとした。

で、代わりっぱなに坂本が出れば、当然、次の藤村の打席がキーになる。初回と違って1アウトなので打者を犠打で進めるわけには行かず、如何にヒッティングでランナーを進めるかが(出来ればタイムリー)大事だが、初回にボール球に手を出した焦った藤村は8回には影を潜め、代わっていきなりヒットを許し、制球が定まらない岸本に対してじっくりとボールを見極めて、フォアボールを勝ち取った。実際のところこれが大きかったと思う。四球の後で不安が残る岸本に対してしっかりと振り切った長野の打球。前進守備を強いていた事が幸いし、2点タイムリスリーベースとなった。続くラミちゃんが外野フライで長野が戻り、3点差をつけて最終回に入ることが出来て、昨日温存した久保がしっかりと締めてくれて連敗をストップした。

というわけで、冒頭で話した、1,2番の出塁率と長野のバッティングに関しては期待通りとなって、初回も含めたら3つしかなかったチャンスのうち、2つをモノにできたのは大きかった。篠田が8回で97球だったので、スタミナを奪うという攻撃が出来なかったのが残念だが、とにかく長野の復帰は明日以降の戦いにおいても少し安心して見ることが出来る材料が出来たってことでよかった、ヨカッタ。

ま、勝った事だし、あんまり愚痴は言わずに、そっと締める事にしよう。

今日はデーゲームだったので、選手も早い時間に自宅へ帰ることが出来、久々に家族の顔をゆっくり見ながら食事とか出来るだろう。明日もデーゲームなのでそれほどゆっくりは出来ないだろうが、カミさんがいる選手はカミさんの手料理を食べて、彼女がいる選手は明日に影響しない程度(笑)に癒してもらって、3連戦勝ち越しを目指して明日頑張ってください。