ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

4/12 巨人 3-2 中日 → やっぱり今シーズンも中日戦は、心臓に良くない試合が続くんだね

巨人 3-2 中日 対中日:2勝0敗1分

勝利投手:内 海 3試合 1勝 2敗 0S

セーブ :西 村 4試合 0勝 0敗 3S

敗戦投手:吉 見 3試合 2勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:内海→西村  捕手:阿部

中日:吉見→山井→浅尾  捕手:谷繁

本塁打

巨人:

中日:

東京ドーム

日テレG+にて観戦

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巨人・内海、中日・吉見のエース対決となった対中日3回戦は、内海が吉見に投げ勝ち、今季初勝利を挙げた。内海は、八回にブランコを空振りの三振にしとめ、史上130人目の1000奪三振を記録した。打っては、主砲・阿部が三回に先制タイムリーを放つ活躍で、巨人は中日に連勝し、引き分けを挟んで3連勝とした

Yomiuri Giants Official Web Site

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4回までに3度の併殺打で打ち取ったというべきか、助けられたというべきか、、、、荒木の微妙なベースタッチ判定や大島の守備ミスに救われた部分もあって・・・快勝とは言えない内容ではあったが、昨夜「どんな形でもいいから勝って欲しい」とお願いした祈りが通じたと思ってる。

(結局、三者凡退は1度もなかったゲームだったし)

内海vs吉見の最多勝エース対決ということで、プレイボールから何とも言えない緊張感が漂っていた。どちらが先に1点を取るか、どちらがとった点を守り切れるか、そんなゲームになることは容易に想像できたので、守っている方は相当に緊張していただろうし、打つ方も何とかして!と必死だっただろう。なんか、シーズン終盤の優勝でも争っているような空気をTV越しでも感じたような気がしたのは、私だけではなかったように思う。

とにかく、3、4、6、7、8と先頭打者の出塁を許し、中日打線が好調であれば3~4点は取られていてもおかしくない展開で、たまたま3回のチャンスに阿部の走者一掃のタイムリーが出たことで、前夜と同じく巨人ペースで持って行けた紙一重の勝利だった。

初回のノーアウト2塁からの1アウト3塁というチャンスに得点出来ていれば、もう少し展開も変わっていたかもしれないが、逆にあの場面、長野、阿部が倒れて点が入らなかったことで、内海が落胆してペースを相手に握られてしまうのではないかと、ドキドキしてしまった。

2戦投げて勝ちがつかず、エース対決で肩に力が入りそうなシチュエーションでは、一昨年までの内海であれば、オタオタして崩れてもおかしくなかったのだが、あれだけピンチを背負いながら8回まで2失点で行けたのは、昨シーズンの18勝という数字と、ランナーがいる時こそ冷静にという心掛け、そして昨夜まで1勝1分けで攻撃陣の調子も上がってきているという流れが支えていたのかもしれない。事実、東野だったら苦笑いして砂遊びしてしまいそうな場面でも、内海の表情は感情を出すことなく引き締まっていた。開幕前は前年度調子が良かった時の内海は要注意と言ったが、エースとしての自覚と自信が芽生えている今シーズンは、ポカをやってしまうお調子者の内海にはならなそうな気がしてちょっと安心した。

(とはいえ、何連勝かしたりすると、悪い癖が出るかも?という心配はまだあるけど)

ゴンちゃんが自分のバッティングでチャンスを呼び込み、試合後のコメントで「投手は投げるだけじゃだめだ!」なんて言っていたのを知ってか知らずか、内海も自らのバットでチャンスメークし、自らの足で先制のホームを踏んだ。コーチによっては打った衝撃で手がしびれてピッチングに影響が出るので打たせないという方針の人もいるようだが、打席に立つ以上は戦力として機能してくれる方が、後に続く打者のモチベーションも上がるんで、私としては積極的にバットは振ってほしいと思っている。

序盤は慎重になり、コントロールを気にしすぎて腕が振りきれていないような気がしていたので、見ていて本当に不安だった。

内海は球速で押すタイプではないが、その割に奪三振は多い。そして、そのバロメーターはストレートのキレ。コントロール重視ではなく、キレ重視でいってよい球が行く時ってのは、自然とコントロールはついてくるタイプなので、早く修正してくれ!と思っていたが、結局、最後まで好調時のキレには戻らなかったように思う。それでも抑えられたのは今後のゲームに自信となってくれるだろう、昨夜のゴンちゃんも同じような状況だったが、打線が希望を与え続け、気持ちが切れることなくゲームを作れたという意味では、文字通り、投打がかみ合いつつある状況で、先週までのゲーム展開が嘘のようだ。

攻撃においては、ゲーム前の長野のコメントじゃないけど、吉見相手の場合は追い込まれる前に・・・という気持ちが働くので、どうしても球数を投げさせることができず、長い回を投げさせる事になってしまう。早めに勝負を決めたい気持ちもわかるが、何とかファールで粘るなどができると勝機も巡ってきそうだけど・・・と思っていたんだが、どちらかと言うと粘るというよりも、1打席に1球あるかないかの甘い球を見逃さないようにという意識で打席に立っていたような感じに見えた。

2時間45分という試合時間だったので、両チーム合わせて20安打あった割には、やはり展開は早く、3-2というスコアを考えても投手戦だったといえる試合。エース対決となると余り勝てないというイメージが(何となく)強い巨人だけど、この中日3連戦の2勝1分けはチームにもファンにも勇気と希望を与える結果となったんじゃなかろうか。

その勢いのまま、明日からは横浜でDeNAとの3連戦。正直、中畑監督&ラミちゃんのいるDeNAとの対戦は複雑な心境だが、来週は遠征週間で週明け早々にまた中日とやることになるため、内容、結果共に勢いのつく終わり方をしなくてはいけない。おそらく澤村→杉内→宮國で行くんだろうと思うが、まだ勝ちのない澤村も何とか1勝をあげてチームの勢いをさらに増して欲しい。

そして打線はラミレスvs村田に注目。お互いに来てくれて良かったと思われるような活躍をしたいだろうし、個人的には二人の打ち合いは見たい・・・が、その上で勝ってくれるといいなぁ

あ!いけね!言い忘れた

最後に、阿部!あの送球はいただけなかったぞ!ま、その前にタイムリー打ってるから許すけど・・・・あと、8回はどうだろう?ガッツのセンター前で返せないのは(たとえ一か八かでも)足遅すぎなんじゃ?ま、足の速さは求めてないし、ヘタにタッチプレーになってケガでもされたら一大事だけどね。どうしても1点を取って西村を楽にさせようと思えば、阿部に代走を出す手もあったんじゃなかろうか?9回のキャッチングは實松ってことになって、さらに實松に何かあったら・・・?と不安にもなるが、鈴木だったらガッツのヒットで帰ってこれたんじゃないかという気がする。

ま、結果論だけどね・・・・