ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

4/13 巨人 6-0 DeNA → 出来すぎで明日が怖いくらいの完封勝利!

巨人 6-0 DeNA 対DeNA:1勝0敗0分

勝利投手:澤 村 3試合 1勝 2敗 0S

セーブ :

敗戦投手:ジ オ 2試合 0勝 2敗 0S

投手リレー

巨人:澤村  捕手:阿部

DeNA:ジオ→小林太→ハミルトン→菊地→篠原  捕手:黒羽根→新沼

本塁打

巨人:坂本1号ソロ、阿部1号ソロ、阿部2号ソロ

DeNA:

東京ドーム

TBSニュースバード にて観戦

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敵地で迎えた横浜DeNAベイスターズとの初戦。四回に小笠原のタイムリ二塁打で先制すると、この回一挙に3点を奪う。その後は阿部の2打席連続の本塁打などで追加点を挙げ、リードを広げる。投げては先発の澤村が相手打線を1安打に封じ、完封勝利。投打が噛み合った巨人は引き分けをはさんで4連勝となった

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今日のようなゲームで愚痴るのは選手に申し訳ないので、今日は愚痴なしモードで!

序盤、やっぱり勝ちがないことでリキんでるか?と思えた澤村だったけど、3点をもらってからは別人のように変貌。わずか被安打1で114球の完封勝利と今シーズンの初勝利をこれ以上ない内容で取ることができた。

パワーアップした体にスタミナがついてこなかったか、1,2試合目は力みが取れることなく、途中で捕まるという結果になってしまったが、今日はリキみはあったものの、スタミナ配分を考えて投げていたように思う。雨で足元、指先に気を使う状況だったことも良い影響を及ぼしたか、変化球のキレとコントロールを重視しているように見えたし、それでも球威は十分なので、アウトローへ決まりさえすれば打者は手も足も出ない頼もしさを見せてくれた。

リード面でも序盤はストレートメイン、中盤以降はスライダーを多めにするなど、阿部との呼吸もピッタリで、連投だった西村を休ませることができると共に、本人も自信と手ごたえを感じたゲームだったんじゃなかろうか?次は開幕2戦目に悔しさを味わされたヤクルト。今日の良いイメージをもって挑めば、きっと借りを返してくれると期待できる。

そして何といっても打線か?

去年までカープにいたジオが相手で、確か去年は1勝2敗だったと思うが、今日のジオはコントロールが悪く、甘い球が目立っていた。ほとんど甘い球の無かった前夜の吉見の後だけに余計に打ちやすく見えたかも(?)しれない。

皆が皆などん底だっただけに、上向いてくれば皆が上向いているという状況になりつつあるかもしれないが、それにしても長野以外、先発メンバー全員安打(長野も2四球と出塁してる)というのは大きいし、何より坂本、阿部x2と計3本のホームランはファンがとにかく待ち望んでいた。序盤は連打で点を取り、相手が浮足出せば一発で追加点、ダメ押しを入れるなど理想的な試合運びだった。欲を言えば、1~2回に1点でも取っていれば完璧だったが、さすがにそこまで望むのはバチがあたるか。

中でも良かったのは坂本、阿部、ガッツ、寺内。

坂本はこの5試合はいずれも復調傾向だったが、何より良かったのはバットのヘッドが立ってきたこと。今日のように外角に対してヘッドが立っていればポップフライになるはずもなく、それが出来ればもともと強かった内角も体がきれいに回る。昨日もそうだったけど、切れそうな打球がちゃんとフェアゾーンに行くようになれば、まずはひと安心。同じポップフライでも内野フライではなく、外野まで飛ばせるようになると思う。ただ・・・1度好調になると打ちまくるが、調子にのって何にでも手を出し、不調になってしまう癖があるので、昨日までの出塁率重視で四球を選ぶなど、しっかりとボールを見ていた気持を忘れないように、少しでも長く好調を維持してほしい。

そして阿部。

先日の村田のホームランに刺激され、どうにも一発が欲しかっただろうと思う。4番、キャプテンの一発はチームを奮い立たせるし、何より好リードにもつながると良いことずくめ。特に今日の2本はどちらも技ありのホームランで阿部らしい2枚腰が見れて興奮した。綺麗に捕らえさえすればあれだけの飛距離が出せるバッター。これで完全に四番の位置を確保したし、自分も「今シーズンもやれる!」と自信がわいてきたと思う。村田が後ろに控えていてくれることで歩かされる事も少なくなるだろうし、やっと巨人の4~5番が落ち着いてきた。

ストレートの振り遅れが気になっていたガッツだったが、昨日の浅尾からのヒットと今日の2安打はいずれもガッツらしい当たりだった。周りの好調さに影響されてか、本当に少しずつではあるが戻りつつあるかもしれない。ただ、本来、ガッツに求められていたのはエースクラスの投手を相手にして、他のバッターが苦労する中、ガッツが突破口を切り開くような打撃。インコースへの速球をライトスタンドにぶち込むまでは、安心はできない。

この間も褒めたように、右打ちを意識した時の寺内はずいぶんとうまくなった。

今日も4打席ともセンターから逆方向への打球だったし、犠牲フライもお見事だった。死球の影響が気になるが、現状では藤村とのセカンド争いは2歩ほどリードしていると言っていいだろう。もともとバントはうまい方だし、仮に谷の調子が落ちてくれば2番に入れても”今の”寺内なら打者を進めるバッティングができると思う。

さ~て、明日は高崎vs杉内

今の良い流れを壊したくないと変にリキまなければいいなと、余計な心配をしてしまうが、何より先制点を早い段階で取ることができれば経験豊富な杉内のこと、きっと18番らしいピッチングを見せてくれると信じている。山口を2試合、西村を1試合休ませることができたし、明日も勝つことができれば日曜日で一気に借金返済と欲が出てくる。