ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

4/25 巨人 5-3 DeNA → ま、この詰めの甘さが澤村らしいけど、良いきっかけになればイイ

巨人 5-3 DeNA DeNA: 5勝 0敗 0分

勝利投手:澤村 4試合 2勝2敗0S

セーブ :西村 14試合 0勝1敗10S

敗戦投手:小杉 3試合 1勝1敗0S

投手リレー

巨人:澤村→西村 捕手:阿部

DeNA:小杉→加賀v吉川→大原慎→三嶋 捕手:鶴岡

本塁打

巨人:ロペス7号ソロ、 坂本3号ソロ

DeNA:石川2号3ラン

岐阜 長良川球場

日テレG+にて観戦

(解説 立浪和義 実況 町田浩徳平川健太郎

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岐阜で行われた横浜DeNAベイスターズとの5回戦は、先発・澤村が六回までをパーフェクトピッチング。七回に初安打を許し、最終回には3ランを浴びてマウンドを降りたが、ロペスと坂本のソロホームランなど打線の強力援護もあって、巨人がリードを守り抜き、3連勝を飾った

Yomiuri Giants Official Web Site

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今シーズン、今一つ調子のあがらない澤村は(私の中では)この9連戦が最終試験。また捕まってしまうようでは、ローテは小山と変更になるのではないかと思っていた。

とにかく立ち上がりにつまづいてしまう悪い癖がどこまで修正されているか、川口コーチとフォームの修正に取り組んでいたという情報は入っていたので、そこに注目して見ていた。

いやぁ~~やれば出来るじゃん!

ゲーム中に情報として阿部からひじが下がっているという指摘を受け、そこを修正してきたようだが、解説の立浪氏が言うように、序盤からリキみのないフォームで投げていた。シーズン前に今シーズンは80%の力で戦いながらギアを調整してゆくと言っていたけれど、それが初めて実現できたんじゃないだろうか?

ゲーム前は昨日の杉内と真逆なピッチングをする澤村だけに、今日ははなっから捕まるんじゃないかと心配していたけれど、終わってみればそれが良い方向に結果として出たんじゃないかと思う。

(杉内とのギャップにDeNA打線の方が混乱したか?)

糸を引くようなストレートと変化球でストライクを取れるピッチングにDeNA打線は完全に翻弄されていたように思う。

2戦目に続きブランコを徹底マークしとにかくブランコの前にランナーを出さないという事を念頭において、落ち着いて投げていた

7回に内村に打たれるまでノーヒットピッチング。6回までの球数や表情を見ていると今日はこのままやっちまうんじゃないかと思えたくらいだけど・・・

寺内のエラーがなければ完封はできていたかもしれない。ただ、エースを目指すのであれば、味方のエラーをカバーしないとね(苦笑)。もちろん、その気持でマウンドに立っていたんだろうけど、それを意識するとバランスが崩れるあたり

ある意味、澤村らしいな・・・

という感じ?

8回表の巨人の攻撃では、ベンチで戦況を見つめながら談笑していた西村に準備をさせるのみならず、1イニング投げさせてしまうのは失格。ただ、これまでのゲームを振り返れば、ここまで復調出来ただけでも計算外だったので、次に繋がる投球という意味では文句は言うまい

恐らくこの結果に複雑な心境だったのは小山かなぁ?チームの勝利はうれしいけれど、澤村の後のローテを狙っている立場としては「まだしばらくは中継ぎかぁ」と半分ガックリきているんじゃないかな?

それだけ巨人の先発ローテの競争が高いレベルで激しいということで、澤村に限らず、宮國だって小山にとって代わられる危機感は常に持っているだろう。投手陣のリーダー内海だって、なさけないピッチングが2~3試合続けば代わりに投げたいという若手は手ぐすねを引いて待っている。

2連勝してるし、最後まで澤村に投げさせる手段もあっただろうけど、これで完投しちゃうと調子にのる可能性もあるし、追いつかれかけて熱くなるとリキんでしまう悪い癖も出るかもしれないので、今後の課題を残しつつ交代させたという感じだろうか?

打線は坂本がすっかり集中力アップモードに入って、4月中盤までの逆方向を意識したスタイルから、持前の変態インコース打ちが表に出てくるようになった。追い込まれれば、右にも左にでも打て、打席でボールをじっくり見る余裕も出てきているので、今のこの状態はしばらく続くきそうな感じ

ロペスは相変わらずボールの見極めがしっかりしていて落ちる気配は見当たらないし、ボウカーの具合は心配になるものの、大事をとって休ませても代りの選手がこれまた手ぐすね引いている。

地味に村田が調子を落としているのが気にはなるけど、7番という打順を考えればダメージは少ないし、責任も大きくはないので、また次に打ってくれればいイイ

昨日とは違う展開で、この3連戦はいろんなパターンを見せてもらった。しかし、共通して言えるのは3連勝はしたものの、去年のDeNAだったらゲーム中盤であきらめモードに入っているところ(事実1戦目はそうだった)が最後まで気を抜けないチームに変わったなという印象は大きい。

5勝0敗という結果以上にDeNAは侮れないという思いが強くなった3連戦だった

この9連戦は最悪でも5勝4敗で終了すれば御の字で、あとは2~5位が微妙につぶし合ってくれればいいなくらいに考えていたんだけど、まさかの3連勝で残りの6戦を少し楽な気持で見れそうだ。

次は現在不調のヤクルトとだが、ヤクルトはチーム状態が悪くても巨人が相手となると、それまでとは別次元の戦いをしてくるし、神宮球場は巨人にとって決して戦いやすい球場ではないので気は抜けない。29日からのナゴド3連戦の前に9連戦の勝ち越しは決めておきたいので、なんとか2勝はしたいところ。

今シーズン好調のホールトンがまずは突破口をあけてくれれば、土曜日の菅野とで連勝で来そうな気はするんだが・・・

(管理人:みんぐ)