ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

6/22 巨人 2-5 ヤクルト → 嫌なスタートだが、開幕とは違ってる・・・と思う

巨人 2-5 ヤクルト 対ヤクルト:2勝6敗1分

勝利投手:赤 川 13試合 5勝 4敗 0S

セーブ :バーネット 28試合 1勝 1敗 17S

敗戦投手:内 海 13試合 6勝 5敗 0S

投手リレー

巨人:内海→福田→高木京→高木康 捕手:阿部

ヤクルト:赤川→林昌勇→日高→バーネット 捕手:中村

本塁打

巨人:

ヤクルト:バレンティン16号ソロ、バレンティン17号3ラン

長野

日テレG+にて観戦

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長野で行われた東京ヤクルトスワローズとの9回戦は、エース・内海が6回2失点と粘りの投球を見せたが、2番手の福田がバレンティンに3ランを浴び、点差が広がった。巨人打線はヤクルト先発・赤川の前に抑え込まれ、終盤に追い上げを見せるも2対5で敗戦し、リーグ戦再開後の初戦を白星で飾ることが出来なかった

Yomiuri Giants Official Web Site

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シーズンには4度の開幕がある、ひとつは文字通り開幕戦、そして交流戦の初戦、交流戦明けの初戦、オールスター明けの初戦。

調子の悪かったチームは「気分一新」と意気込み、調子が良いチームは「このままの勢いで改めて!」と気持ちが入るゲームとなる。では巨人にとっての今日のゲームは

開幕戦と同じカード、恐らくヤクルトは左投手3連発で来る。シーズン開幕はここでつまづいて、思い出したくない5連敗x2を経験し、一時は最下位を経験した。交流戦前に5割に復帰し、交流戦後には貯金10まで成績を伸ばした巨人ではあるが、水野氏の言葉を借りるわけではないが、実はセリーグ内では5割のまま。リーグ制覇するためには、ここから勝率を上げてゆかなければならないわけで、交流戦での勢いは大事にしなければいけないが、同時に交流戦のことは忘れて、頭をリセットする必要がある。

そういった意味では「気分一新」と「今の勢いを持って」という2つの気持ちを入れてゆかなければいけないという、交流戦明けの開幕戦ということになる。

ペナント再開の前に原監督は、左右にはこだわらずオーダーは固定化するのが望ましいというコメントを出している。「おっ!いよいよ左右病は卒業か?」と期待したが、あ~~~2番と8番は変えてゆくのね・・・というオーダー。まぁ、この辺は仕方ないか?その2つは固定しようにも、頭ひとつ抜き出た選手も出てきてないし・・・・できれば1~6を固定して、7,8番を変動制にして欲しかったけど。

そして初戦の投手には交流戦MVPの内海を指名。相手投手こそ、赤川ではあるが、まさに開幕戦の再現。ここで勝てば、一気に波に乗れる!!!

と期待したんだけどね・・・・(涙)

今日はバレンティン一人に2本のホームラン、4打点とやられてしまった。2アウトから3失点の福ちゃんがやり玉に挙げられそうだが(ま、事実、悪いんだけど・・・)、赤川を打ち崩せなかった打者陣にも問題はあるか?初回の寺内のスリーベースヒットのあと、坂本、村田で得点出来なかったことが、チームを不安にさせ、赤川に自信を持たせてしまったような気がする・・・たとえ1点でもあそこで取れていれば、全く違った展開になっていたんじゃないだろうか?

7回以降は打者にもエンジンがかかってきて、畳みかけるような攻撃が出きていたが、こういう展開でリードを守るのは良い時のヤクルトのお家芸みたいなもんなので、そもそもこうなる前に手を打っていなければいけなかった。左右病を引き合いに出すつもりはないけれど、それでも長野、坂本、村田といった面々が赤川に対して恐怖を抱かせるようなプレッシャーをかけなければ、ならなかったのに孤軍奮闘していたのは阿部だけだったところは反省しなければいけない

ま、それでも後半のタラレバを言わせてもらえば、7回の古城のゲッツーと9回のガッツの代打かな。古城のゲッツーのあと、坂本、村田にヒットが出ていただけに、アレがなければ・・・とタラレバを言いたくなってしまう。そして9回、エドガーが四球、谷が内野安打で1アウト1,2塁のチャンスを作ったところでのガッツ。これまでの代打成功率からいえば、石井が出てゆくのが定石。もちろんガッツに期待していないわけではないが、まだ上でのリハビリが必要なガッツにちょっとあそこで期待するというのは厳しいのでは・・・・?と思っていたら1軍レベルの球にはまだ慣れていないだろうという読みか、ストレート勝負で案の定の三振。

もちろん、この場面で結果が出れば一気にチーム内の信頼も回復!流れも良くなって・・・!という風が吹いたかもしれないが、そのギャンブルをかけるなら2番にまで回ってくる状況に持ち込めたところでも良かったのではないかと・・・ガッツにホームランが出れば一挙に同点ではあるが、あの場面は1,2塁なだけにヒットで1点返してさらにランナーが二人いて長野を迎えるのが理想の展開だったので、やっぱり石井の方が良かったかなぁ。ま、章頭でいったようにあえて「タラレバを言わせてもらえば」なんだけど

ヤクルトは3位とはいえ、2位の巨人とは5ゲーム離れていた。ヤクルトは3連勝してゲーム差を一気に2ゲームにまで縮め、上位3チームを混戦にしてゆくつもりで挑んできているだろう。一方で巨人的には2勝1敗、最悪でも1勝2敗くらいで行ければ御の字か?というような気持はなかっただろうか?3連勝してヤクルトとの差を一気に8ゲームに開き、ターゲットを完全に中日に絞ってゆこう!なんて欲はなかったのだろうか?開幕戦の雪辱とヤクルトへの苦手意識を払しょくするためにも、個人的には「この3連戦だけは何が何でも3連勝する!」という顔が見たかった・・・・

明日は澤村vs村中

澤村からは「また村中と対戦か・・・」という愚痴が聞こえてきそうな感じ(笑)

思い出したくない交流戦を過ごした澤村としては、文字通り「気分一新」してペナントでは交流戦の借りを返したいと思っているだろう。チームとしても交流戦では連敗がなかっただけに、ここで連敗してしまうと、また4月の嫌な事を思い出してしまうし、杉内に精神的にもプレッシャーをかけることになる。

開幕のヤクルトとの3連戦では、今日のような7回以降の攻撃は見せることなど叶わなかったので、何とか「あの時とは違う」という空気感は出せたと思う。今日は負けてしまったが、澤村が明日投げ勝てば、よい意味で「交流戦とは違う」という流れにすることができるだろう。

ここ何日かは、飲みに行っても周りに「いぢめられ」てるだけに、せめて今日は勝って、少しだけでもスッキリしたかった・・・・(汗)

(管理人:みんぐ)