ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/11 巨人 2-4 広島 → 9連戦2戦目はいろんな意味でヘビーな試合だった

巨人 2-4 広島 対広島:5勝6敗0分

勝利投手:前田健 16試合 9勝 3敗 0S

セーブ :ミコライオ 36試合 1勝 3敗 11S

敗戦投手:ゴンザレス 6試合 3勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:ゴンザレス→高木京→田原→高木康 捕手:實松→阿部

広島:前田健→今村→ミコライオ 捕手:石原

本塁打

巨人:

広島:岩本5号2ラン

岐阜 長良川球場

日テレG+に観戦

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舞台を岐阜に移して行われた広島東洋カープとの11回戦は、初回に村田のタイムリーで先制するも、先発のゴンザレスが6回途中4失点と安定せず、逆転負けを喫した。打線は七回に1点を返し、続く八回にも走者を出して広島を攻めたが、攻撃中に降雨で約1時間試合が中断。再開後も岐阜のファンによる熱い声援が続いたが、反撃が及ばなかった

Yomiuri Giants Official Web Site

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ん~~~~~くやしぃなぁ、でも仕方ないか?というのが率直な気持ち

不謹慎な言い方をさせてもらえれば「こんなことなら、ゲーム前の雨の時点で中止でも・・・・」と思ってしまった・・・・・・・が、ゲーム前のスタッフ(おそらくボランティア)の人たちの懸命な姿や中断の中、何とかゲームを最後までさせたい、最後まで見たいという熱い気持ちを見てしまうと、言葉にするのが恥ずかしくなる(ってか、言ってるジャン!>オレ)。

でも、中断時のグラウンド整備の場面は、ちょっと目頭が熱くなった・・・

ゴンザレス vs マエケンという時点で、ぶっちゃけ不利な展開になることは明らかだった。唯一の希望は、前回登板が雨で流れてうまく調整できているのかどうか不透明なマエケンの出来と、雨でぬかるんだマウンド、グラウンドをどちらが味方につけることが出来るかどうかだったが・・・・

ゴンちゃんは、審判も含めて味方にすることができなかった(涙)

ゲーム前のコメントでは「徐々に調子は上がっている」ということだったが、いざ始まってみれば、前夜の内海と同じく上半身に頼った投球で、コントロールが定まらない・・・・頼みの綱のスライダーは外へ逃げるのは良くても、低めに落とすところに関してはストライクからストライクへ変化している状態で、それをことごとく捕らえられてしまっていた。終始イラついた感じの表情だったけど、そういう時こそ余計に冷静にならないとねぇ

終わってみれば、あの2ランさえなければ・・・(ん?マエケンのタイムリー?ま、あそこに投げちゃねぇ)という結果だけど、あの内容であればもっと早い段階で、捕まっていてもおかしくなかったので、やっぱり今日は先発投手の出来がゲームを左右した典型的なゲームで、まぁある意味、「予想通りの敗戦」ということになるのかな?

マエケン相手にも関わらず、阿部を休ませているオーダーからも「昨日勝ったから、今日は最悪負けてもイイ、勝てればもうけもの」という腹積もりだったのではないかと想像するが、あながち間違いでもないだろう。ちなみに、阿部を休ませることに全く異論はない、しばらく實松も実戦から遠ざかっていたし、緊急的に何かあってから出すよりは最初から使っていった方がイイにきまってる。必然的に、7,8,9番はほぼ安パイになってしまうので、何とか上位で点を取ってゆかなければいけないという展開になるのも覚悟の上。

5回までのマエケンの投球を見れば、今日はお手上げ・・・になるのは予想がついたんだけど、さすがに首位を走っているチームだけあって、少しでもマエケンの球が上ずっているとみるや、たたみかけようとするところはさすが。ま、それでも追い付けないあたり、岩本の2ランがなぁ~~~という後悔になってしまうわけだけど、あっさりと終わらせることをせずに、意地を見せれたということで、ヨシとしていいんじゃないかと思う。

逆にチャンスを作ったことで、代打で阿部を出すことになってしまったことの方が、残念かもしれない・・・休ませるなら、完全に休ませたいと思いつつも、チャンスを作って阿部が残っているとなれば、使わずに終われば、それはそれで後悔することになる。

この場面、いろんな思惑が交錯した判断の難しい場面だった。

(隠善がうってれくれたら、流れは完全に変わって、阿部を出すことの意味はもっと大きくなったろうけど・・・・水野氏が隠善のところで阿部を出してほしかったと言っていたが、局面的には確かにそうなんだけど、阿部を本当に出していいのか?と原監督の迷いがあそこで先に隠善を送り出すことになったんだと思う)

6回、7回のチャンスで同点にできなかった時点で、ほぼ負けゲームになりつつあるわけだが、他に反省材料があるとするならば、中断明けの坂本、村田の打席か・・・・1時間近い中断のあとの再開だから、本当ならピッチャーの方が気持ちが切れていてもおかしくないんだが、今村はむしろ中断前よりも集中力が増しているような球のキレだった。2ストライクに追い込まれてからの再開なので、坂本はそれを上回る集中力で迎え討たなければいけなかったのだが、完全にストライクから入ってくるという前提で打席に入っていたのか、三振に取られてしまった・・・・(ただ、いいボールだったけどね)。

じゃあ、良かったところは無かったのかといえば、マエケン相手のビハインドということでマウンドに上がった(と思われる)高木京、田原が見事なピッチングを見せてくれたこと。最後の高木康も含めてノーヒットでつないだことは評価できる。山口がブルペンに入っていたが、まぁ逆転して1点でもリードするような展開にならない限りは出番はなかったろうし、中断を挟んだことで完全に登板予定からは外れたと思う。

調整だけで、山口、西村、マシソンをマウンドに立たせることが無かったことが、せめてもの救いといえば救いか。

明日は東京ドームに戻っての澤村vs今井

色んなところをのぞいてみると、先発が結果を残せていないことで、イラついているファンも多いみたいだけど、シーズンの中で良い時期、悪い時期もあることを考えれば、ここしばらくは先発がなかなかゲームを作れない時期に入っていると思うしかない。杉内、内海がいま一つピリっとしないことで、ローテから外して休ませろ、なんて言う人もいるが、休ませたからといって状態が上がる保証はないし、エースクラスの投手であればローテの中で、状態をあげていってくれなければ、あれだけの年棒をもらっている意味がない。

また、中5日、6日の違いを重視する人もいるが、あらかじめ中5日でいついつまで行くと首脳陣から伝わっているはずだし、それを受け入れているわけだから、いいわけは許されないし、若手じゃないんだから、その中で調整するのがプロというものだと(私は)思う。

良いピッチングをしても援護に恵まれないこともあれば、ポカスカ打たれても勝ちに繋がる時もある。そんなバイオリズムを繰り返しながらシーズンを戦うわけで、交流戦終盤あたりから先発がピリっとせず、中継ぎに頼るという体制に不満を漏らす気持もわからなくはないが、その流れが変わる時期もきっと来ると思う。

(確か内海は去年も7月は1勝くらいだったような気もするし)

それでも、中継ぎ以降の踏ん張りもあって、これだけ勝ちを重ねてる。去年はそれがなかなかできなくて、優勝を逃してしまったけど、ここまで少し余裕ができていれば、ブルペンの使い方もそろそろ変わってくるだろう。とりあえず、今はこの状況をすんなりと受け入れるしかないんじゃなかろうか?

グッさんにしても、本当にアップアップになってきそうになれば、目の前で調整を見ている首脳陣やトレーナーがクールダウンさせるだろう。ここで騒いだところで、ローテが変わるわけではなし、言いたいことは言わせてもらうけど、決定権は監督にあるわけだから、我々はその決断を信じて、応援するしかないと思う。

澤村はベスト体重に戻ったみたいだし、両左腕が少し苦しんでいる状況だからこそ「そんな時はオレが!」というようなピッチングを見せてくれれば、ファンの溜飲も少しは下がる・・・かな?

(管理人:みんぐ)