ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/1 巨人 8-7 広島 → 息詰まる空中戦(笑)首位攻防戦らしいゲームだった

巨人 8-7 広島 →  対 広島:5勝5敗0分 マツダスタジアム

勝利投手:山 口 28試合 3勝 2敗 1S

セーブ :マシソン 32試合 4勝 2敗 12S

敗戦投手:中 田 30試合 4勝 3敗 0S

投手リレー

巨人:菅野→山口→マシソン 捕手:阿部

広島:大瀬良→今村→中田→河内→永川勝 捕手:倉→會澤

本塁打

巨人:村田10号2ラン、坂本5号ソロ、坂本6号3ラン

広島:エルドレッド26号ソロ、丸10号2ラン

フジテレビONE にて観戦

解説:平松政次 金本知憲 実況:矢野寛樹

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首位攻防3連戦の初戦となった広島東洋カープとの10回戦。巨人は初回、村田の2ランホームランで先制する。四回に同点に追いつかれるものの、五回に片岡、亀井の連続タイムリーヒットで勝ち越しに成功。しかし先発・菅野が七回に捕まり、逆転を許す。試合を決めたのは八回、坂本が左中間へこの日2本目の本塁打を放ち巨人が2点差を逆転。粘る広島を守護神・マシソンが守りきり、巨人が8対7で勝利した

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ゲーム後の原監督のインタビュー

Q:広島の粘り感じましたね

A:それはお互いが思っているんじゃない。俺たちだけが思っているわけじゃない

に今日のゲームが集約されていそうだ

1点取られたら1点返し、2点取られたら2点返す、最後は3点取られて逆転されたけど、3点取り返しての逃げ切り。

結局、初回の2点がゲームを決するという、珍しい試合になった

しかし、まさかマツダスタジアムで空中戦になるとは思わんかったわ(笑)

先発の菅野は2点リードもらって悠々と投げるかとおもいきや、今日はストレートもスライダーも要所で甘いところに行く感じで、久々にみる「らしくないピッチング」だった

間が空きすぎたこともあるだろうし、首位攻防戦ということで気負った部分もあるだろうが、今日のピッチングに関しては、交代後に放心状態だった表情からもわかるように、頭の中で「????」が連呼していることだろう

だからといって、炎上するほど悪かったわけではない、7回、丸へのあの一球・・・あれがなければ、すんなり終わっていたゲームで、悪いなりに何とかゲームは作った粘りのピッチングだったで済んでいたはずなんだが(涙)

打たれても逆転まではされずにすんでいただけに、7回の3点目は余計だった

原監督もココまで頑張ったので、何とか菅野に勝ち投手の権利が残る状態で終わらせたかったのだろうが、球数120球であの状況では仕方ないか

結果的に負け投手にならなかったという運の強さは際立っていたけれど、反省の多いゲームだったと思う

しかし、交流戦最後から調子を上げてきた広島もまたさすがだった

このゲーム、好調エルドレッドの前にいかにランナーを貯めないかというのがキーだと思っていたけれど、終わってみればその前を打つ丸をどう押さえるかがキーになったゲームだったと思う。特に同級生で常に意識していると公言している菅野にとって、今日のゲームまではわりと相性のよいバッターだったが、今日は完全にしてやられた

ま、相手から見ると巨人打線では状態の上がっている村田の前にランナーを貯めないようにと気をつけながら、初回にホームランを打たれ、実はキーマンだった坂本にホームランx2を含む3安打を打たれるなど、両チームともが似たような打たれ方をしているので、お互い様という感じではあるが・・・

見ている側(巨人サイド)にとっては、先制して、追いつかれては突き放し、逆転されては再逆転するなど見てるだけで体力の削られるゲームだったけど、とにかく勝ててよかった。

この3連戦は3連敗さえしなければイイというゲームだったので、初戦で1つ取れたことは大きいし、対戦成績も五分に戻せたので明日は少し気持ちも楽に戦えそうなのは重要。

ゲーム前は交流戦後、1戦しかしてないことでのゲーム感や、疲労の抜き具合など良い方にゆくのか悪い方に行ってしまうのか心配して見ていたけれど、打線全体としてはまぁ悪くなかったと思う。

阿部と長野が残念だったけれど、二人もが今シーズンは良いと思ったら翌日は悪く・・・を繰り返していたので、ぶっちゃけ想定内。それでも内容を見れば全く打ててない頃に比べれば凡打の内容は段違いなので、たまたま今日がダメだっただけで、明日はやってくれるだろうという期待は残されたと思う

ほぼ固定メンバーとなりそうな1~4番は元気だったし、アンダーソンは内容が偏り過ぎているのが気にはなるが、猛打賞となれば気分も上がるだろう。7、8番は普通なら1ゲームに二人でヒット2本なら上出来なので4本出た今日のゲームで文句を言うのは筋違いだし・・・

何より良かったのは、初回、坂本がいきなり2ベースで出て、絶好の先制点のチャンスの中、亀井が犠牲フライにならないフライでアウトになって、空気が悪くなったところでの村田の先制2ランと5回、チャンスで坂本が三振に倒れた後の片岡のタイムリー。

誰かのミスを誰かがカバーするという、去年の良かった時の野球が出来ていたところは、凡打を嫌なイメージとして記憶に留めなくて済むという意味で、今後に繋がるバッティングだった

何よりこういうのはチームがまとまる

(アンダーソンの走塁は見なかったことにする(笑))

グッさん、マシソンの回跨ぎに関しては賛否分かれそうなところだし、特に8回はマシソンじゃなくて香月や久保で良かったんじゃないの?という気持ちも若干あるが、かといってそれで打たれると「やっぱりマシソンで良かったかぁ」という後悔が強くなる。

休養も十分のはずだし、投球リズムの問題はあるけれど、色んなパターンを模索した中、消去法でゆくとアレしか無かったというのが現実だったんだろう

これが続くと厳しくなるが、首位攻防戦の初戦をどうしても取りたかったという気持ちの現われだとしたら、全くもって反論する余地は無い

明日は小山 vs 九里の若武者対決

数字だけで言えば、小山が有利だが、あくまでも小山が良かったのは交流戦で、ペナントに戻って同じピッチングが出来るかどうかというのが、見どころの一つになると思う

今日のゲームを見ても分かる通り、交流戦で9連敗した広島の面影は何処にもなく、交流戦前に強かったイメージのままの勢いがあるので、その打線を相手に小山がどういうピッチングをするか、後半戦のローテを守れる信頼度を勝ち取れるかどうか、小山の今後を占う上で大事なゲームになりそうだ

昼間、鎌ヶ谷でのファームのゲームを見ていたが、ついに内海が実戦復活となった。80球投げて失点は2ランホームランという結果になったが、投げているボールそのものは離脱前と変わらないように見えた。1軍と同じ緊張感で投げているわけではないと勝手に考えれば、上に上がればギアも上がって内海らしいピッチングを見せてくれるのではないかという期待が高まる

澤村も昇格後の東京ドームで投げることが予想されているようだし、いよいよ夏に向けて投手陣の陣容が揃ってきたというワクワク感はいやが上にも高まりそうだ

管理人:みんぐ