ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/19 巨人 8-0 阪神 → 気持ちいぃ、チョー気持ちいぃ!エースの完封

巨人 8-0 阪神 → 対 阪神:7勝2敗0分 甲子園球場

勝利投手:菅 野 9試合 5勝 4敗 0S

セーブ :

敗戦投手:岩 田 8試合 3勝 2敗 0S

投手リレー

巨人:菅野 捕手:阿部

阪神:岩田→桑原→小嶋→榎田 捕手:梅野

本塁打

巨人:阿部1号2ラン、長野2号ソロ

阪神

フジテレビTWO にて観戦

解説:野茂英雄 片岡篤史 実況:山田恭弘

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甲子園球場で行われた阪神タイガースとの9回戦。巨人打線が序盤から主導権を握る。二回に阿部の今季第1号2ランホームランで先制すると、三回には押し出し四球と井端の2点タイムリ二塁打、四回には長野の本塁打も飛び出し、序盤で6点のリードを奪った。六回にはアンダーソンのタイムリーヒットでダメ押し。投げては先発の菅野が被安打4、三塁も踏ませない圧巻の投球でプロ入り初完封。投打ががっちりかみ合い8対0で勝利し、首位DeNAとのゲーム差を2に縮めた

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大差でエースが完封、クリーンアップがノーヒットで終わらず、阿部にホームラン

しかも相手がライバル阪神で、ビジターとなれば、普通に考えても手放しで喜びたいゲーム(当ブログのコメンテーター makuraさん家の家庭事情が心配になるけど…)

まぁ、相手が阪神だからということは置いといて、9安打ながら先発全員安打で8得点の今日のゲームにケチをつけては選手に失礼というもの。今シーズン初めてといってもいいくらいの、完封大差ゲームを素直に喜びたい。

まずは阿部、17日のヤクルト戦の記事のコメントに「阿部の打球もあと5cm前で捉えていればスタンドに入ってましたね」と回答したのですが、今日のホームランを打った球も球種こそ違えども、高さ的には同じようなボール。17日と同じタイミングで打っていたらセンターフライで終わっていたと思う。スタンドまで行ったのはオマケにしても、今は引きつけて反対方向へ!というよりも、なるべく前で捌いて力強いスイングを!という意識で打席に立ったほうが良いと思うので、明日以降もガンガン前寄りで打って欲しいと思う

それにしても、今日のオーダーはスゴいな、何がスゴイって6番井端、7番阿部、8番長野という下位打線。今シーズンの状態抜きで普通に考えたら3番井端、4番阿部、5番長野ってクリーンアップでおかしくないでしょ?(笑)

それが下位にいるんだから、投げる方としてはピッチャー以外、ひと息つくところが無い打線。岩田からしてみれば、打ててないからその打順なんだ、って心では思ってても、いざ打席に立たれれば意識せざるを得ないわけで、巨人ならではの「2段構えのクリーンアップ」というオーダーだったと思う

(本来なら、そこに村田の名前もなければいけないのだが…)

それにしても、脇腹を痛めているとはいえ、鳥谷のエラーや岩田の押し出しとか、去年までならありえないミスの連発で、相手球団ながら「どうしちゃったの?阪神!」というゲームだった。その中でキーになったのが片岡の走塁だったんだが、アレは完全に鈴木効果だったと思う。2アウト1塁だったので最悪盗塁失敗でアウトになっても、次のイニングに繋がるという思い切った事が出来る場面ではあったけど、あそこで積極的に僅かなミスの中で思い切れた事がその後の鳥谷のエラーに繋がり、坂本、アンダーソンの連続四球につながった。特にアンダーソンの押し出しのところは、最後、普通なら振ってもおかしくない球をギリギリで見切ったアンダーソンが良かった。

井端のタイムリーも2アウト満塁、しかも押し出しの後だけに変化球が投げづらい中で、高いボールに目付けして、それを流し打つのではなくしっかりと引っ張ったのは、さすがといえる見事な読み勝ちだった。

(さすが、対岩田の通算打率 .368)

先発の菅野は今日は徹底的に低めをつこうというのが露骨に見えてたけど、それをしっかり最後まで投げ切ったことを評価してあげたい。先制点をもらって楽に投げれたというのもあるけれど、9回投げ切って奪三振は3個しかなく、外野フライでのアウトも5個しか無いというのが低めを丁寧について内野ゴロで仕留めたという事実を物語ってる。

特に不調とは言いながら、マートン、ゴメスに安打を許さなかったことは、明日へ良いバトンを渡せたと思う

(再三言うように対阪神はこの二人の両外国人をいかにして封じるかが、勝敗の最大のキーになるから)

アンダーソンのファーストでの守備が日に日に安定感を増しているので、セカンド、ショート、サードも含めて内野守備は完璧に近いから、内野ゴロさえ打たせることが出来ればたいがいはアウトに出来るという投手からの信頼感が厚くなってると思う

開幕から今ひとつ波に乗れない阪神としては、交流戦前最後の巨人、DeNAという上位2チームとの2カードを最低でも両チームに勝ち越し、出来ればどちらかを3タテして交流戦に入りたいと思っていただろう。その流れをつかむための大事な初戦をまさかの負け方をしてちょっとショックだったと思う。巨人ファンとしてはこれ以上ない週のスタートを切って最高の気持ちだけれど、いち野球ファンとしては、本来ならAクラスの中でDeNAと三つ巴で首位争いをしていなければならない阪神の今の状態は寂しい限り

(とか言いながら、明日、明後日と負ければ、その寂しさも悔しさに変わるのだけれど)

それにしても、今日はNHK BS1フジテレビTWOで放送していたのだけれど、野茂の解説があるってことで、フジテレビTWOで見てた。プロではパ・リーグだったし、メジャーに行ってる時は当然日本の野球なんか見てもいなかっただろうし、戻ってきてからもセ・リーグのゲームを頻繁に見ていたわけではないだろう野茂がどんな解説をするのか興味津々で聞いてたんだけど…

ボソボソしゃべるから、聞き取りづらいわ!(笑)

って感じ(涙)特に思い入れも無いだろうから、これといった選手との思い出話もきけず、正直なところちょっと残念な解説でした

(でも、フォローを入れれば、菅野、岩田のピッチングに関しての所々のするどいツッコミは面白かった・・・けど、せっかく調子良いですねと言っていた岩田が押出とかしてるのを聞くと、「うわ、現場の空気が…」ってちょっと心配になった(汗))

話は変わり、昨夜の徳さんの「週刊ジャイアンツ」でのひとコマ

DeNA戦での鈴木の盗塁に関してのインタビューで本人が「キャッチャーが黒羽根に代わったことで、自分の中の男にスイッチが入り、何が何でも初球で走ってやろうという気持ちになりました」と言ってた。

いつも冷静に見える鈴木が、ちょっと熱くなって半ば強引に走ったんだぁ~というのが意外だったし、その中で盗塁を成功させる鈴木に素直にスゲー!って感動した

もひとつオマケに

同じく週刊ジャイアンツで大田の起用に関して原監督が「良い悪いは抜きにして、もう少しダマされて見ようと思う」と言っていたという話が出て、大田も、そこまで思ってもらえるところまでは階段を上がったんだなと感慨深かった。そう思われている中で、何とか結果を出し続けているところが、去年とは明らかに違っている成長した部分だろう。今日もアンダーソンのタイムリーを呼びこむ貴重なヒットを打ったし、何より「あれ?そうだっけ?」と思ったのが、1軍に上がってからノーヒットの試合が1試合しか無いという事実。中には「あぁ今日の大田はダメかなぁ」と思ったところでポンと出るという勝敗には関係ないヒットもあるんだけど、ノーヒットゲームが1試合しか無いってことは、それだけ毎試合、集中できているということだし、安定感が増しているという証明で、そういう成績を出されたら、そりゃ監督だってケガしてなけりゃ出さない理由は無いだろうと思う

あとは大事な場面での長打や、僅差での先頭バッターでの出塁など、勝敗に大きく関わるところでの勝負強さを印象付けることが出来れば、シーズン終盤までスタメンを外れるような事はないだろうし、改めてクリーンアップを任される日も来るだろうと、期待が膨らむ

追記

今日は体調不良ということで出場のなかった村田。ちゃんと数えてないし、数も多くはないんだけど、何気に村田が先発を外れた日って「無敗じゃね?」って思ってしまうのは・・・・・・私だけ?(笑)

管理人:みんぐ

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