ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/11 巨人 11-2 阪神 これはヤバイ、これで一気に行かなきゃダメだ!でも明日反動が…(汗)

巨人 11-2 阪神 → 対 阪神:9勝4敗0分 東京ドーム

勝利投手:マイコラス 12試合 5勝 3敗 0S

セーブ :

敗戦投手:藤 浪 16試合 7勝 5敗 0S

投手リレー

巨人:マイコラス→宮國→矢貫→香月 捕手:相川→小林

阪神:藤浪→高宮→松田→筒井 捕手:鶴岡→小宮山

本塁打

巨人:坂本6号ソロ、井端1号2ラン

阪神:福留15号ソロ

日テレG+ にて観戦

解説:川藤幸三 実況:河村 亮

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東京ドームで行われた阪神タイガースとの13回戦。巨人は初回に坂本のソロホームランで先制すると、その後も打線がつながり三回から五回まで小刻みに1点ずつ加点した。巨人先発のマイコラスは6回5安打2失点と試合を作ると、打線が終盤に爆発。六回に3点を加え、七回には井端の今季第1号2ランホームランでなど4点を挙げて試合を決めた。リリーフ陣も危なげなく阪神打線を抑えて、11対2で大勝。巨人は先発全員安打で3か月ぶり、今季2度目の5連勝を飾った

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夏のセンバツ予選が始まり、リトル時代に教えてた子が高校生になったので、気になりつつ、高校の後輩を応援しにゆこうかと思いつつ、余りの暑さに耐えかねて、結局、真っ昼間からビール片手に家で巨人戦を見るという土曜の昼間(笑)

やっぱり原監督のマンツーマン指導は早い段階で結果を出すよなぁ~という坂本の先制ホームランから始まり、あれよあれよで今シーズン初の先発全員安打で11得点、守ってはなんだかんだと危ないところもありつつ、マイコラスが6イニングを2失点でまとめ、5連勝という快勝だった

今日のゲームは見どころと言いたいところだらけで、まともにレポートしたらとんでも無い量の文章量になってしまいそうなので、なるべく簡潔にしたいと思う

6月の月間MVPを取り、いま絶好調といっても差し支えないマイコラスと6連勝中の藤浪ってことで、当然選手たちも見ている私達も1点が重い投手戦になると確信してた・・・はずだった

昨日のメッセ攻略もそうだけど、個人に完全に任せっきりだった投手攻略を、チーム状態が上がってきたところで、テーマを持って攻めさせる形に切り替えた事が大ハマリしたゲームだったと思う。ストレートの速い藤浪に対して、あえてストレートを狙わせる、いや、ストレートを狙っていると思わせる作戦が結局、藤浪へ心理的なストレスを与え、制球を乱すことに繋がったんじゅないかと

その口火を切ったのが坂本のホームランなんだけど、チームとして状態が悪い状況だったら、同じ作戦を取ったとしてもことごとく差し込まれて、凡打の山を築いただけで終わっていたと思う。テーマは与えつつも、その実践は各自に任せることで、各々がストレートに振りまけないための準備がしっかり出来ていた事と昨日までの4連勝と阿部の復調、村田の男泣きがベンチのムードを一変させた影響が大きかったのではないかと考える

どの選手も狙い球、コースをしっかりと胸にしまい、力強いスイングを重ねた事が今日の結果に繋がった。打ち過ぎで、明日に反動が来ないか心配になってしまうけれど、それ以上に雰囲気は最高に盛り上がっているはずなので、この勢いを何とかオールスターまで持続したい

この5連勝は5日(日)の菅野の勝利がもたらせたと言っても過言ではない。マイコラス以外勝てないという苦しい6月から40日ぶりのエースの勝利がチームに勇気をもたらせ、勝てないながらもハヤトゥーが頑張り、杉内に久々の勝ちがつき、ポレダも勝利したという先発投手に勝ちがつくバイオリズムに変わってきた。やはり重苦しい雰囲気を一掃するのがエースなんだと今日のゲームを見ていてつくづく感じた

そのエースが明日投げる

自分から始まった連勝をさらに伸ばすのか、それとも止めるのか、阪神に2勝して勝ち越しを決めたことで、本来なら楽に投げれるはずだけど、実は非常に大事なゲームとなったし意外にプレッシャーがかかる展開になったと思う

2勝1敗で終わるのも悪くないけれど、結果的に1ゲーム引き離して終わるのと、一気に3ゲーム引き離すのとでは重みが全く違う。去年、大事なところ広島、阪神をしりぞけた強い巨人を後半戦に向けて印象づけられるかどうかというキーポイントになる一戦になり、1勝1敗で迎えるよりも緊張感のあるゲームになると思う

3タテ出来るチャンス自体、そうそうなかったわけで、そういうチャンスにしっかりと3タテで終わらせる事ができるかどうか、その結果次第で「今シーズンの巨人は隙が多い印象だったけど、やっぱり強ぇ~わ」と思わせることができ、後半戦に向けて精神的に優位に立つことが出来るだろう

特に阪神は登板間隔を調整して、菅野に藤浪をぶつけるのをやめて、メッセ、藤浪で連勝して勢いをつけたい!という思惑(だったかどうかわかんないけど)が外れてしまっただけに、明日も巨人が勝つような事になれば、軽いトラウマを植え付けられる可能性がある。

だからこそ、明日は「絶対に負けない!」という強い意志を持って向かってくるだろうから、それを跳ねのけるだけの強さを見せられるかどうか、そこが注目ポイントになりそうだ

オールスター休みがあることもあって、先発投手は投げ終わったら次々に抹消し、若手や下で状態の良い選手を試す絶好の機会となる6連戦。入団後、ファームで無双中の矢貫を上げたけれど、僅差のゲームじゃ使いにくいし、ひょっとしたら登板チャンスの無いまま終わってしまうかなぁ~と心配している中での今日の大差。

ファームで投げているのを2試合ほど見たけれど、とにかく投げっぷりが良い攻撃的な投手だなという印象があったんだけど、運良く登板するチャンスが訪れ、その期待通りのピッチングをしてくれた。流れ的に大胆にゆける展開だったとはいえ、巨人に移籍して初の1軍での登板、しかも異様といえる雰囲気の巨人・阪神戦であれだけのピッチングが出来るのであれば、充分に合格点だと言える。ロングリリーフもこなせる宮國と共にまた新たな戦力が加わったことを実感させてくれる瞬間だったし、原監督も、また投げさせてみたいと思ったんじゃないだろうか

それにしても村田はツイてないな・・・デッドボールの影響が明日以降、どうなるのかわからないけど、前夜の男泣きから一夜明け、2打席目でヒット打った後の死球。左手なので軽ければ明日も出てくるかもしれないけれど、大事をとってオールスター明けまで休ませる可能性もある。やっと結果が出て、少し自信が取り戻せつつあるなかでのアクシデントは本人にとってもチームにとってもデカイ

かすったくらいなら出てくるかもしれないが、あの痛がりようを見ると、骨に異常が無かったとはいえ、無理させる理由はないので、休ませる方向でゆくかもしれない。せっかく掴みかけた良い感触が振り出しに戻ってしまわないか、それだけが今日のゲームで唯一の心配事だ

実は3回の亀井のゲッツーが非常に嫌な形だったので、あれをきっかけに逆転されるんじゃないかと心配していたけれど、それが杞憂だっただけでなく、ただ一人ヒットのなかった亀井に最終打席でタイムリーが生まれたことで、阿部、村田が上がってきたことと引き換えに3、4、5番が落ちるんじゃないかと恐れていたことを解消して終われたことが、明日に繋がるんじゃないかと思っている

最後に、明日、菅野で勝てれば、いよいよ強い巨人が戻ってくる、そんな期待を抱かせる試合になりそうだ

あ、一個忘れてた

マイコー!ピッチングではちょっと危ういところもあったけど、あの内野安打の激走、アレが打線に火をつけるきっかけのひとつになったのは間違いない、あの一生懸命な姿にはグッときたよ!

管理人:みんぐ

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