ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

個の能力…上がってる?打に関してはまだ課題は多いなぁ

オープン戦も始まり、練習試合も含めて実戦が多くなってきた

今日の起亜、その前のLGには勝利し、国内球団もDeNAには勝って、広島には負けて…という結果だけど、まぁこの時期の勝ち負けはどうでもイイ。問題は内容なんだけど

去年との違いが「今の段階」では、まだ見いだせないなぁ

という感じかな。

阪神や広島が昨年のヤクルトを見習って、力強いスイングを目指しているのに対し、巨人の選手は相変わらずスイングが鈍い(涙)

とにかくアピールが大事な若手、岡本、立岡、重信あたりはしっかり振れているけど、主力組に関しては、まだ当てに行ってる感が強いような気がする

仕上がり的には6~7分くらいだと思うので、焦る必要はないし、変身の最中にいるだろうから、今の姿が目指している所とは程遠いのだと思うが、逆に失敗の許される今だからこそ「うりゃ~~~!」って感じのバッティングが見てみたいのも事実

せめて変身の片鱗でも見えると少しはホッと出来るのだが…

しいて言えば、坂本がフォームを改造してバットの出がスムースになったかな?ってところか。山田や筒香のような力強いスイングを目指し、自主トレで鍛えてキャンプインしてきた坂本だけに、3月に入ったあたりくらいからは少しでも甘いとスタンドに放り込むよ!ってバッティングをしてくれるようになると、「おぉ~今シーズンは違うな」って期待感もあがる。ってか、そうなってくれないと困る

特にカープとの試合は残念だったね

ゲッツーのオンパレードに、差し込まれるバッティングだらけ。テーマを持って投げていたんだろうけど、不用意な変化球をスタンドに放り込まれた菅野、宮國は地元ってことでリキんだか舞い上がってしまって…と去年の悪いところを見せられているかのような負けだった。

別にイイんだけどねぇ~と言えばそれまでなんだけど、由伸監督も平然とはしながら、心の中では「ペナントじゃなくて良かった」って思ってるんじゃないかと(笑)

さて、今日は期待のドラ1ルーキー桜井の登板

本人も初の対外試合登板ということで、緊張してるだろうし、色々と差っ引いて見てあげなきゃなって感じで中継を見てた。

ふんふん、なるほど、前評判通りコントロールはいいな、ストレートも球速こそ速いわけではないけれど、キレは悪く無い。表情にも堅さは見られないし、イイネ!

って思いながら見てたんだけど、コントロールが悪くない分、逆に微妙に甘いところに行ってしまうボールがあったのが気になったのと、チャンジアップ(スライダー?)の時に若干腕が緩んでいる感じなのは弱点だなと思った。力でねじ伏せるタイプでは無いので、その2点はこれから少しずつ修正していかないと肝心なところでポカンとやられるかもしれない

1年目だし、今の時期は課題は多ければ多いほど伸びしろがあるってことで、リキんで四球を連発するようなピッチャーではないので、実はそれほど心配はしていない。スタミナがあるのは入団前からわかっているし、今日も低めを投げようと意識しているのは画面からも伝わった。球速はこれから上がるだろうし、実戦を繰り返してプロの打者との駆け引きを覚えれば初年度からある程度の成績は残してくれるだろうという片鱗は、今日見せてくれたんじゃないかと思う

(いきなり相手を圧倒するピッチングで周囲を驚かせて欲しいという気持ちもあるけど、最初から「俺、通用しちゃうかも!」って思ってもらっても困るしね)

去年入団したハヤトゥー、戸根、マイコラス、ポレダに比べたら、第一印象は遥かにイイ!その彼らだって、1年目に自らの武器を全面に出して巨人の2位に大きく貢献したわけで、桜井は今の優等生な感じのピッチングに、もう1つ何かが加われば、前述の4人以上の成績をいきなり残せる可能性は高いなと思わせてくれる実戦デビューだったと思う

そういえば、ネットニュース見てたら小林が配球について聞いてこないと阿部が文句言ってるとか、澤村がスロー調整すぎるって阿部が怒ってるとか書かれてたな…

個人的な意見を言わせてもらえれば、實松やカトケンをすっ飛ばして、いきなり阿部にキャッチングや配球について質問攻めにしようって思うのは、なかなか難しいと思う。まぁプロにはそのずうずうしさも必要かもしれないけど、3年目の平社員が係長、課長をすっ飛ばして部長に教えを乞うわけでしょ?いやぁ~~~俺には、なかなかその勇気はないわ(笑)

去年、2軍に落ちた時に、自分が出したサインに首を振られた時、あっさりと投手の投げたい球に変えたことを「自分で考えて出したサインに首を振られたからって変えるな」と岡崎2軍監督に言われたってインタビューで答えてたね。2軍に落ちて少し自信を失いかけていた事も影響してるんだろうけど、失敗してもその責任を受け止めるくらい、しっかりと考えて強気にリードしろっていうメッセージを受け取ったんだと思う。確かに1軍に復帰してからは投手と会話しているシーンは増えたし、離脱前よりも強気に行こうという何かは感じてた。今シーズンは阿部が捕手復帰するので、去年よりは出番は減るかもしれないが、今までとは違った目線でベンチから阿部の姿を見ることが出来ると思う。それを日々感じながら、いざ自分の出番が来た時に結果を出してくれればそれでイイ。

(ただ、インタビューの端々で阿部さんには敵わないというニュアンスの事を口に出してたのはいただけない。阿部さんは大きな壁だけど、今シーズン中に乗り越える!くらいの大口は叩いてもらわないと(汗)…って、それが言えるなら、もっとずうずうしく、阿部に食らいついてアレコレ質問してるか(笑))

澤村は・・・ねぇ、なんせ完全マイペースな人ですから(爆)

ただ、澤村は自分なりに真摯に、ストイックに野球に取り組んでて、自分でもスゴイ考えて色々とやってる選手なので、これでイイんじゃないかと…昨年1年、ストッパーを任されて、見えてきたものもあるだろうし、今年も同じ立場を死守するために何をどうしたら良いのかしっかりと研究して(もちろんコーチとも相談して)の今の調整なんだろうから、あまりやいのやいの言わなくてもいいかなと思ってる

まぁ、阿部も前述のようなことは同じ大学の先輩として、ジョーク交じりに言ったのでは無いかと思う(活字にするとキツイ言い方に見えちゃうけど)。

個人的に澤村が入団した時に「ストッパーになれば、藤川球児のような投手になれる」って言った者としては、今日のインタビューで澤村が言っていた「制球力が大事って言いますけど、真ん中を狙って真ん中に投げたストレートは早々打たれるものではない」って言葉にグッと来た。もちろん1点も許されない場面で投げるケースが多いわけで、そこでど真ん中を投げるってのは勇気のいることだけど、ヘタにかわしにいったり、四球を恐れてボールを置きにゆくくらいなら、自分の一番良いボールを強気に投げるというメンタルと球威はストッパーに最も大事なことなわけで、失敗することもあるだろうけど、自分の良さを全面に出して戦う姿勢は持ち続けて欲しいと思う

さらに言えば、極端な話、開幕戦から最終戦まで全てに投げる可能性のある立場だから、今の段階で身体をいじめて故障したり、スタミナを消耗したりする必要は無い。残り約1ヶ月のなかで気持ちと身体を徐々に高めていってくれればいいし、それを計算しての今の調整だと信じている

(今のペースだと3月5,6日の台湾代表との強化試合は状態として微妙だけど(汗))

就任1年目って事で、かなりハイペースとキツイ練習でチームを奮い立たせるって思ってたけど、どちらかと言うと由伸監督は、どっしり構えてじっくりチーム作りをするタイプなんだなって思った。去年までは選手だったわけで、今の時期には身体はどういう状況なのがベストなのかとか、開幕までにどういう感じで仕上げるのが最もいいのかってのが、染み付いてる状態だからなんだろうけど、見ているこちらの焦りをよそに、余裕すら感じさせるその佇まいを今は信じてついて行こうって思ってます

管理人:みんぐ

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