ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/11 巨 3-1 阪 → 田口ぃ~ナイスピッチ!そして坂本ぉ~惚れるわぁ(笑)

巨人 3-1 阪神 → 対 阪神:4勝2敗1分 甲子園

勝利投手:田 口 7試合 2勝 1敗 0S

セーブ :澤 村 17試合 3勝 0敗 9S

敗戦投手:メッセンジャー 8試合 4勝 2敗 0S

投手リレー

巨人:田口→マシソン→澤村 捕手:小林

阪神メッセンジャー→ドリス 捕手:原口

本塁打

巨人:坂本9号ソロ

阪神

解説:湯舟 敏郎 実況:中井 雅之

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甲子園球場で行われた阪神タイガースとの7回戦。巨人は初回、坂本の9号ソロホームランで先制すると、三回には脇谷とギャレットのタイムリーヒットで2点を加え、そのまま逃げ切った。先発の田口は7回途中まで1失点で2勝目、澤村はリーグトップタイの9セーブ目。チームは連敗を3で止め、5月6日以来の首位に浮上した

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まず、10日のゲームが雨で順延となったこと、楽しみにしていたファンの方には本当に申し訳ないが、巨人にとっては恵みの雨となった

先発のコマが足りない巨人としては週5日の試合でも、ぶっちゃけ多すぎるくらいの状態(涙)で、現在、勝ちを計算できる投手が菅野と田口しかいない台所事情では、週4試合となるのはありがたい

しかしながら、菅野と田口には「良いピッチングをしたけど不運にも勝てなかったね」では済まされないわけで、両投手には内容よりも遥かに結果が求められるというプレッシャーがのしかかる。もちろん打線にも、この2人が投げる試合では”絶対に”負けてはいけないという重圧がのしかかるわけで、特に田口が投げる今日のゲームは攻撃陣にとってもプレッシャーになったに違いない

その意味でも、移動即試合ではなく、一日空いたことの意味は大きく、ほんの一日でも心と身体を休ませ、整理させることが出来たのは良かった

さて、ゲームだけど、いやぁ坂本は好調を維持してくれて頼もしい

本塁打王争いをするようなプレースタイルではないけれど、このままゆけば3割30本はイケるかも!?という期待を抱かせてくれるほど、攻撃面ではチームを引っ張っていってくれている(逆に言えば、もし、坂本まで不調だったら…なんて想像したくないほど)

いくらニ日空いたとはいえ、東京ドーム3連敗後の甲子園での阪神戦、どうしても先制して主導権を握りたい中でのホームランはチームに勇気を与えたと思う。

(そして、それこそがキャプテンの仕事!)

ただ、6回の2ベースの場面では、福留が打球処理を誤る可能性もあるわけだし、セカンドにゆっくり到達という走塁ではなく、隙あれば3塁まで行くような走塁をして欲しかった…恐らく気持ちの上では、次の塁を!というのは持っているのだと思う、それがその後のギャレットのピーゴロでの3塁アウトにつながっていたと思う

(あれはセカンドが処理するんじゃないかと予想しての走塁だよね!?ね!?(笑))

キャプテンは言葉だけではなく、背中でナインを引っ張らなくてはいけないので、あとほんの少しだけ慎重さと大胆のメリハリの付いたプレーを要求したい

立岡、長野はまだトンネルの中にいる感じだけど、5回の立岡のサードライナーには「そうそう、それなんだよ!」という立岡らしさを感じることが出来たし、長野も三振は無かったので、まだまだちょっとしたきっかけで浮上してくれる可能性は感じた

田口は7回裏の踏ん張りだけだったね、ただ2回から6回までのノーヒットピッチングは本当にお見事でした。ピッチャーはコントールが第一だということをまざまざと見せつけてくれたし、珍しい2つの四死球は甲子園という異様な空間と連敗を止めたいという気持ちが出したモノだと大目に見てあげたいほど、安定感のある内容だったと思う

本人が先頭打者を抑えることを重視したとコメントしている通り、やはり最初の打者でアウトを取れれば、単に投手が優位にたつということだけではなく、そのイニングの攻撃において精神的に有利な立場で攻めることが出来るという意味でも重要。

とにかく先頭バッターに慎重に入って、おさえれたことが今日の好投につながっていると思う。7回は大和、福留に粘られたのもあって、根負けしてしまった感じか?決して球種が豊富なわけではないので、どうしても3回り目くらいになると、相手にも慣れられてしまうのはある意味、仕方ない。疲れもあったのか、ボールも僅かに上付いていたし…

それでも、好投しながら勝ちがつかないゲームを続けながら2つの勝利はいずれも阪神と、ひょっとすると去年のポレダのような阪神キラーになってくれるんじゃないかという運命めいたものは感じる(しかもどちらも甲子園)。あと1回くらい阪神戦で勝利すると、こっち以上に相手のほうが意識してくれる可能性が高いし、得意先を作るのは1軍に生き残るための大きなファクターなので、前回、今回の阪神戦での勝利がたまたまでは無いことを次の登板で証明して、対阪神は田口に投げさせれば大丈夫!というジンクス的なものを手に入れてくれると、より頼もしくなる

ただ、6回、7回の攻撃で2点、いや最低でも1点取れていれば、阪神打線の心も折れかけたかもしれないし、よりリラックスして田口が投げられたかもしれないと思うと、あの2イニングで0点だったのは実はかなり痛い(特に6回)。

(7回は田口自身がバントを失敗してのゲッツーでイニング終了だったので、それも裏のピッチングに多少は影響したかもしれないな)

だからこそ、7回裏にノーアウト満塁というピンチを作り、マシソンがいきなり押し出しをした時には、マジで「あぁ~ヘタしたら逆転まであるかも」とビクビクしたのは事実。巨人と同じく、ちょっと湿りがちが阪神打線に救われた部分もあって、あれが先週の中日打線やヤクルト、広島打線であったら、完全に逆転される雰囲気だったのは否定出来ない

(マシソン、澤村と劇場型が2人いると、ホント見ていてドキドキするわ(笑))

プロ野球ニュースフジテレビONE)では、脇谷のタイムリーによるコリジョンルールでの得点が話題にあがっていた。このプレーに関しては、最終的な審判の判断を指示したいところで、ラッキー!という気持ちが全く無いわけでは無いけれど、これをきっかけに今年から導入のコリジョンルールに対する私の考えは、より明確になった

これまではどちらかというと「3塁走者のコース上にキャチャーがいてはいけない、ただしボールが線上に飛んできてやむなくという場合を除く」的な認識をしていたのだが、今日のプレーはまさに送球が線上に飛んできたので、キャッチャーはベースの上で捕球せざるを得なかった形で故意ではないと判断するならアウトと言われもおかしくない、ただボールを取る前及び取る直前に左膝が折れて、走者の妨害をしたという観点でセーフになったのでは無いかと思っているが、そうなると判断は本当に難しくなる

(私なりの)結論を言うと、キャッチャーはボールが飛んでくる位置にかかわらず、身体もしくは膝はホームベースから3塁を結ぶラインの上には居てはいけなくて、今日のプレーもホームベースの前に居て、ボールを左手でキャッチしつつ背面タッチのような感じでタッチするか、膝をつかずに両膝を軽く曲げるくらいで中腰のような感じでキャッチして、タッチしなければいけないという形ではないと、アウトには出来ないんじゃないかという事になる…今日は巨人にとって良い方向の判定になったけれど、立場がいつ逆転してもおかしくないので、そのあたりの線引は明確にしてもらいたい

これから先、同じようなプレーでゲームを決する場面が何度なくあるかもしれないことを考えると、今日のようなブロックの仕方では走者がセーフになるんだということが明らかになったということが大きな意味があったと思う

(もちろん、明確な判定基準はまだ無いに近いので、こういった判例を重ねながら徐々に熟成されるものだと思うけど…)

中日、広島が敗れたことでゲーム差無しで3チームが並び、僅かな勝率の差で巨人が首位に返り咲いた。東京ドームで巨人に3連勝したのに、中日は今日は完封負けなのかよ!ってなツッコミを入れたくなるけれど、今日の阪神を見ても、若手が活躍して元気があるように見えて、なんだかんだ悩みも持ってるなってのを実感できるし、リーグのゲーム差に現れているように、どのチームもぬけ出す決定打にかけているということがわかった。

取り敢えず、今週は田口が勝ってくれたので、あとは菅野でもう1勝で5割を死守、出来れば内海が勝ったりなんかして勝ち越して今週を終れれば最高!ってところは見えた

菅野で落とすと厳しいけれど、少なくとも4連敗は阻止できたということを素直に喜んで、金曜からの東京ドーム3連戦に備えてもらいたい

追記

先日のネットニュースで阿部がG球場で塾を開き、ハヤトゥーにお説教なんてのが出てた。1軍の状況が気になる阿部としては、ハヤトゥーの表情やピッチング内容に不満があって一言言いたくなったというのがわかるのだが…個人的には、それはコーチの仕事なので阿部の出る幕ではないのではないかと(汗)人の心配をするなら、まずは自分が1軍で力になれるくらい心身ともに復調することのほうが余程優先順位が高いんじゃないかと、複雑な気持ちになった

先代キャプテンとして黙っていられなかった気持ちは重々わかるし、阿部の一言がハヤトゥーにとって大きなきっかけになるかもしれない言葉になった可能性はあるが、ただ、今やるべきことはそうじゃないのでは?と思ってしまったので、追記として加えさせてください

(もちろん、異論、反論あることはわかってます)

管理人:みんぐ

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