ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/20 巨 2-0 中→ 祝・延長負けなし伝説!ただねぇ…そうじゃないんだよなぁ

巨人 2-0 中日 → 対 中日:2勝4敗1分 ナゴヤドーム

勝利投手:マシソン 21試合 4勝 0敗 1S

セーブ :澤 村 20試合 3勝 0敗 11S

敗戦投手:福 谷 23試合 1勝 1敗 8S

投手リレー

巨人:菅野→マシソン→澤村 捕手:小林

中日:バルデス→田島→福谷:杉山

本塁打

巨人:

中日:

解説:木俣達彦 実況:角上清司(CBC

TBSチャンネル1にて観戦

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ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの7回戦。巨人先発の菅野は、安定した投球で、8回6安打無失点の好投。一方の打線は、中日先発・バルデスの前に再三の好機を作るが、あと1本が出ず、先制点を挙げられない。試合は息詰まる投手戦となり、両軍無得点のまま延長戦へと突入した。均衡が破れたのは十一回。巨人は中日3番手福谷を攻め、一死二、三塁とすると、代打・亀井の打席で福谷が暴投。思わぬ形で先制点を挙げると、二死後、大田のタイムリーが飛び出し、この回2点を奪った。その裏を澤村が締め、2-0で試合終了。2回無失点の好リリーフを見せたマシソンが勝利投手となった。投手戦を制した巨人は連敗を「2」で止め、首位を堅持した

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11イニングだったとはいえ、久々の2桁安打、3、4、5、6、7番打者のマルチヒット、35イニングぶり(だったかな?)のタイムリーヒットなど、一見すると明るい材料の多い勝利のように見えるけれど…

いやいや、菅野が可哀想すぎるでしょ!

という不満の方が大きなゲームだった

前回、3タテされている中日相手ということもあったんだろうけど、今日の菅野はこれまでの好調さに比べると若干苦労していたように思う、初回、いきなり1番の大島に四球を出すとか今までの菅野には見られなかった事だし、今日はたまたまタイミングがあっていたのかもしれないが、同じ打者(荒木)に3打席連続でヒットを打たれるとかもありえなかった。

相手にチャンスを作られても、そこからが下位打線だったというめぐり合わせもあって、何とか0行進を続けられたけれど、今日に関しては失投とかではなく、リアルに2~3点取られてもおかしくなかったんじゃないかと(あくまでも個人的にね)思えるほど、首をかしげる場面が見られたようなピッチングだった

谷繁監督らしいといえばらしいけれど、チャンスを広げる場面で、攻守に好調な堂上を3打席連続で送りバントさせたこと、両投手の投げ合いを見れば1点が重い展開なので、気持ちはわかるんだけど、こちらからみると、アレは非常に助かった・・・今季の堂上の成長を考えたら、この3打席連続バントを全て強行策で来られていたとしたら、1打席くらいは綺麗にやられて失点していたかもしれない

(あくまでも結果論だけどね)

正直なところ、点が取れるイメージが全く湧かなかったので、出来れば9回までは菅野に投げさせて欲しかった…特に9回表が小林で終わったので、9回裏まで投げてもらい、10回の菅野からの打順で代打を出して、菅野に勝利を付けさせる1チャンスを残してダメなら「まぁしょうがないね」という流れを演出出来なかったものかと悔いが残る

(結果的に10回は三者凡退だったので、9回裏を投げたとしても勝ちはつかなかったけど)

それにしても…11安打も放ったのに、「全然打てない」というイメージが全く払拭されないのはどういうことか?

今日、バルデスにタイミングがあっていたのは坂本と村田だけだったような気がするが、そこでチャンスを作っても、結局下位打線でチャンスを潰すという形の繰り返しで「あと一本が出ない」という今の巨人の攻撃が如実に現れたゲームだったと思う

(ま、チャンスを下位で潰すというのは中日も同じだったけど)

特に今日のガッカリ賞をあげるとしたら、小林か・・・

5回、ノーアウト満塁で犠牲フライもボテボテの内野ゴロも打てないのは、ちょっと悲しすぎる…キャッチャーだから打撃に関しては期待されていないけど、得点圏打率2割7分のバッターなんだから、もう少し何とか工夫する打席が見たかった

相手からもらったチャンスで得点できないと、流れは相手に行ってしまうものなので、本来はこの回で最低1点は取らなければイケなかった

そしてもう一人は大田

あんなに強引に引っ張らなくても、ゆったり構えて逆方向を意識してボールをしっかり見れば、ノーアウト1、3塁でしかも3塁ランナーが鈴木だという絶好の場面なら、いくらでも得点できるパターンはあったはず。さらにいえば勝手にライナーだと勘違いして全力疾走を怠りゲッツーになってしまうという意識の低さ…最終打席でタイムリーを打ったから本人は多少良い気分で終わってるのかもしれないけど、あれも半ば強引に打ちにいったのがうまい具合にセンター前になっただけで、結果オーライのバッティングでは、明日以降も期待しづらい

チームとしても同じ、バルデスには前回も6イニングで7奪三振とやられているわけで、しっかりと対策を練っているのかと思いきや、完全に翻弄されている感じで、ちゃんと復習と予習が出来ていたのか疑問だった

昨日、ジャイアンツ球場に来ていた由伸監督の目に止まった重信

録画してたゲームを私もしっかり見ていたけど、バットを変えてから好調という話の通り、スイングがシャープになっていたし、3安打の猛打賞に盗塁2つのオマケつきで、私も絶対にあげるべき!って思ってた

立岡の状態が悪いし、上げて即スタメンってのは由伸監督らしいけど、その相手が独特の間で投げる左のバルデスってのも、ちと可哀想だったか…期待に応えたい気持ちが強かったんだろうと思うけど、球速が速いわけではないバルデスだけに、余計に強引なバッティングになっちゃってた。昨日見た感じでは相手のピッチングに合わせて、右に左に柔軟に打ち返していたのに、今日はその片鱗も見ることが出来なかった

キャンプから開幕まで「三振の少ない当てるのが上手いバッターだな」ってのが私の個人的な評価だったので、出来れば再昇格した今日のゲームでもそういうところを見せて欲しかったんだけどなぁ。ちょっと今日の重信はファームで見たのとは別人でした(涙)

まぁ、結果的には勝てたので、愚痴はこれくらいにしておきたいところだけど、問題は明日の今村だな

7日の中日戦で炎上した後遺症は、その後のゲームで払拭されたと思っているけれど、中日打線としては組みやすい相手として見ている可能性が高いので、今村があれから成長しているかどうかを見せられる真価が問われるゲームになると思う

平田、ビシエドインコースにズバっと投げられるかどうか、明日のジョーダンが初対決で攻撃陣が攻略できるかどうか全く未知数なだけに、今村のピッチングがどれだけ通用するのか、そこが一番の注目ポイントになりそうだ

追記

立岡とギャレットの不振に隠れているけれど、実はなにげに長野がおとなしいのが気になっている。打率は.287と一見悪くないように見えるけれど、ここ5試合で見れば21打数4安打と当たっていない、さらに直近の3試合に絞れば13打数2安打と更に悪い。明日も今日と同じオーダーでゆくのではないかと勝手に予想しているけれど、坂本と村田の状態が良いだけに長野が先頭で元気を出してくれないと、今日のようになかなか点に結びつかないので、何とか明日は良い結果を期待したい

管理人:みんぐ

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