対 DeNA 7勝4敗0分 東京ドーム
勝利投手:大勢 (1勝1敗10S)
セーブ :
敗戦投手:京山 (1勝1敗0S)
・投手リレー
巨人:戸郷、中川、船迫、大勢 捕手:大城
DeNA:ジャクソン、中川虎、坂本、京山 捕手:山本
・本塁打
巨人:岡本和 16号(2回裏ソロ)、丸 8号(8回裏ソロ)
DeNA:
日テレG+ にて観戦 解説:阿波野秀幸 実況:辻岡義堂
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20240712_8003_1/)
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グラウンドでの坂本はいつもキラキラしてなきゃいけない!
っていうか、キラキラして欲しいというのが、ファンの総意だと思う。ルーキーイヤー以降、ケガ、体調不良以外でファーム調整したことないってのもスゴいけど、かつて若き坂本を自主トレに連れて行き、球界屈指の選手に育てた阿部だからこそ、新たな輝きを手に入れるためにファーム調整させるという苦渋の決断をしたのだと思う。
そんな坂本のファームでの実戦復帰、オイシックスとの3連戦は全て中継あったので、じっくり見たけれど・・・正直、状態が上がっているようには思えなかった。
桑田2軍監督からのアドバイス、高橋由伸元監督も駆けつけて声をかけたようで、本人も相当身体をいじめていたようだ、だからこそ体力的にも技術的にも納得するまで上がってこないのだろうと思っていたし、個人的にも今はチーム状態も悪くないので、オールスター明けからの復帰ぐらいで全然いいと思ってた。
12日からの1軍復帰というニュースを聞いた時、え?マジ?って思って、いきなりスタメンでどういう状態なのかを注目しながらこのゲームの観戦をスタート。
まぁ、思えば、ヘルナンデスもファームでの実戦そこそこで早めに1軍に合流させたし、自分が納得するまで・・・と言っていた大城も結果が伴わない中、1軍復帰させて、今、この二人は大事な攻撃のピースになっているから、坂本も同じような見切りで昇格させたのかもしれない。
とはいえ・・・1打席目は完璧なアウトローだったから手が出ないのは仕方ないにしても、その後の打席も、身体のキレが戻っているとは言い難いなと思いながら見てた。
守備の安定感というか、グラブのハンドリングは相変わらずで貢献しているから、まぁいっかと思いながら見ていた最終回、なかなかタイミングの合わない中、インコースの球を強引に引っ張るのではなく、とにかくランナーを進塁させるために逆方向へゴロを打つ技術には感服したし、あの姿勢が続く若林の闘志に火をつけたと思えば、ベテランの献身的なプレーが若手のお手本となるというような、バッティングで間違いなく、サヨナラ勝利に貢献した一打でした。
本音を言えば、野手陣ももっと早く援護して、戸郷を勝利投手にしてあげてくれよぉ~と言いたいところではあるのだが、ジャクソンのピッチングが素晴らしかったので、しゃーないなと思いつつ、戸郷の負けを帳消しにしたということで、ナイン全員に拍手を送りたい。
その戸郷だけど、やはりDeNA打線はパワーだけでなく、しつこさもあって、いきなりファールで粘られるという洗礼を浴びる形になり、ちからでねじ伏せるというより交わすピッチングよりになってしまうスタートとなったところで、リズムを作り切れなかったような感じ。ブンブン振り回してくれるバッティングなら、また攻め方も違ったんだろうけど、硬軟織り交ぜて攻略してくる相手に苦労しました。
それでも、四死球2個というのは立派だし、打線の援護があったなら、6回2失点は充分仕事をしたと言えるので、しつこくくる相手に根負けしなかったという意味では、素晴らしいピッチングだったと思う。
(本人は先制点を守り切れなかったことを悔いてるだろうけど)
ただ、後を受けた中川、船迫、大勢は完璧でした。プロ野球ニュースでも、左右の変則ピッチャーのリレーは強烈だと言ってましたが、まぁ確かに戸郷のピッチングを散々見たあとの、この3人はなかなかタイミングを合わせるのは難しいだろうなと思わせてくれます。
良い時はなるべくいじらない・・・というのが定説ですが、坂本の復帰に伴い、阿部監督は大城をキャッチャーに戻し、坂本サード、岡本ファーストという開幕時に近いオーダーにしました。
何とか機能して欲しい想いと、出来れば連勝の流れのオーダーをいじって欲しくなった想いの両方が入り交じりましたが、結果的に勝利したので、一番ホッとしているのは監督自身かもしれません。
岡本は2試合連発となる16号を放ち、ホームラン、打点で単独トップへ。このゲームでも逆方向への一発を期待してましたが、阿部監督が言うように今は打席で集中できているので、自分の反応で打つ感じでもいいのかなと。
これがボール球に手をだして強引になるなら話は別ですが、そういう素振りは見えないので、しばらく静観です。
ジャクソンは初対戦だし、しかも内容が素晴らしかったので、打てないのは仕方ないにしても、門脇のバッティングが少し良くなってきたと思っていた中での、2打席連続三振はちょっと悲しい。しつこいようだが、彼には近藤健介のような「絶対に三振しないマン」を目指して欲しいし、去年、原監督に「彼はレフトに土地でも買っているのか?」と言わしめた時のようなバッティングを期待しているのだが、なかなかそこを極めるには至っていない。まぁ、昨年も7月から状態を上げて、シーズン後半は目に見えて変わってきたので、今季も同じように、ここからの巻き返しに期待したいとは思うが・・・
そんな中での丸の一発は、お立ち台に上がってもいいくらいの一打で、チームと戸郷を救ったし、良い状態をキープし続けてくれているのは本当に頼もしい。
まだまだ順位どうのこうの言っても意味がない時期ではあるが、それでも上にいることはチームを元気にさせる活力の源だし、7月に入ったばかりの時点では、貯金を使いつぶす可能性もあって、広島とのマツダ決戦までに、少しでも貯金を作れれば・・・とぼやいていたことを考えれば、そこからの連勝は、半分予想外だったし、それだけに嬉しい限り。
消化数が多いので、広島との差は、実質無いものと思った方がいいし、この先も順位は日替わりになるだろうから、注目すべきはそこではなく、ずっと貯金5以上が壁だった巨人にとって、この勝利で6になったことが大きいかなと思っている。
2カード連続でスイープされても、まだ借金にはならないというのは大きく、今の先発投手陣とブルペンを考えれば、さすがにそこまでの大型連敗はしないだろうという安心感もあいまって、しばらくは平静に見てられるような気がする(笑)
(野手陣の状態が上がっていることもある)
DeNAは攻撃特化型のチームと見られがちだが、今は投手の状態もよく、チーム防御率の指数も高いので、同じく、チーム状態が良いと思うし、そういうチーム同士の争いだから、今日、明日の結果も全く読めないが、巨人の週末ローテも安定しているから、良い勝負になりそうだ。
両チームの違いを言えば、守備力だと思うので、守りの部分で隙を見せた方が流れが悪くなるだろうから、そこだけ気を付けて欲しいし、今日のグリフィンは、むしろ巨人の先発陣の中で、いま最も安定していると言ってもイイピッチングを続けているから、そのパフォーマンスを今日も存分に出して欲しいと思います。
管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/
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