巨人 5-2 阪神 4月15日(木)
対 阪神：3勝3敗0分
勝利投手：内 海 ４試合 ４勝 ０敗 ０S
セーブ ：越 智 ８試合 １勝 ０敗 ２S
敗戦投手：筒 井 10試合 ０勝 ２敗 ０S
・投手リレー
巨人：内海→山口→越智（Ｃ：阿部）
阪神：フォッサム→西村→筒井→メッセンジャー→小嶋（Ｃ：城島）
ホームラン：
巨人：坂本４号満塁、ラミレス７号ソロ
先発の内海は初回、先頭のマートンにソロホームランで先制され、前日の悪夢がよみがえる。初登板のフォッサムを前に手も足も出ない巨人打線だったが、７回１失点の好投を見せた内海を援護すべく、終盤は打線が奮起。七回に坂本の満塁ホームランで逆転に成功すると、八回にもラミレスが７号ソロで追加点を挙げ、５対２で勝利。連敗をストップし、内海が開幕４連勝を果たした。
Yomiuri Giants Official Web より
生きていれば３８才になるはずだった、木村拓也の誕生日だった今日。巨人としては同一カード３連敗はなんとしても避けたい試合で、エースの内海。
初回、いきなりマートンにホームランを打たれ、いやな予感が胸をよぎったが、初回だったのが結果的には幸いし、以後の打者に対して隙を見せることなく、エースらしいピッチングで抑える。
一方の阪神は来日初登板のフォッサム。巨人が初物に弱いというのは、一昨年までのこと！と思っていたので心配していなかったが、このフォッサムそーと～にクセもの。左投手なのに左バッターに投げにくそうにしていて、松本、小笠原に四球を出すかと思いきや、でも松本、小笠原、亀井から三振も奪う。スコアラーからのデータと違うのか、データ以上だったにか終わってみれば６回３安打５三振で無失点に抑えられる。
巨人も坂本が２本のヒットで出塁するが、得点に結びつけることが出来ず、あれよあれよという間に回は７回まで進む。この回に最低でも同点に追いつかなければ、久保田→藤川のリレーになることは明らかで、とにかくこの回が勝負。
阪神は２番手・西村を投入するが先頭打者の阿部がツーベース（送球がもう少しよければ危ない２塁打だった・・・）。長野が倒れ、亀井が四球で出塁するとメッセンジャーにスイッチ。ヨシノブが倒れツーアウト２，３塁でバターは脇谷。ここで粘って四球を奪う、これが大きかった！
ツーアウト満塁で、四球のあとの初球を狙っていたであろう、今日２安打の坂本が勝ちをもぎ取る逆転満塁ホームラン。体勢も崩れ気味だったし、ギリギリフェンスに当たるか、取られるか？とTVを見ていて感じた打球はスタンドに吸い込まれていった。
こうなると逆に巨人の勝ちパターンに逆転となる。８回を山口、９回を越智が締め３連敗を逃れるだけでなく、対阪神を３勝３敗の五分に戻す貴重な勝利となった。
尚、勝利投手の内海は桑田以来２１年ぶりとなる開幕４連勝を飾った。試合後、内海から原監督に渡った勝利ボールはキムタクの墓前に供えられるという。
という感じなんだが、何といっても内海の頑張りが勝利を呼び込んだといえるでしょう。スリーボールになってもあわてることなく、逃げないピッチングと崩れなかったコントロールは素晴らしく、何としても内海を勝たせたいという想いが、７回の攻撃に繋がったのはブラウン管越しにも伝わってきた。
ただ、反省点もある。難しい体勢からとはいえ、坂本は２つの守備エラーをした。点に結びつかなかったから良かったものの、エラーや守備の乱れからの出塁、進塁は点に結びつきやすく、僅差のゲームではそういうミスが勝敗を分けることを考えれば、捕球は素晴らしいだけに送球の練習を頑張ってもらいたいと思う。また、９回レフトに入った長野。葛城のフライを松本と取り合いになり結果的にエラー。画面で見る限りは松本の方が先に到達していたように見える。お互いの声が聞こえていたかどうか判断は難しいがあそこはセンターの松本が処理するのがセオリー。これまた得点に結びつかなかったから良かったものの、その後のマートンにタイムリーでも打たれていたら、悪夢再び・・・という可能性もあった。
あと・・・昨夜の続きにはなってしまうが、連夜の山口の投入には勝ちパターンで勝利を！というのもあったかもしれないが、やはり心配になる。明日ゲームが無いということを考慮をしてのものだと思うが、１点を返されたあとのツーアウトランナーなしでの新井の打席はマジで怖かった。ホールドもつかない場面だったので、ワンポイントで土本（右投げ）でもよかったんじゃないのかなぁ～～～～って思うのは、しつこすぎ？
まぁラミちゃんにもホームランダービートップとなる７号ソロも出たことだし、勝った日はスカっと飲みに行こうかな。
