ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

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5/30 巨人 5-1 西武 → 岸を攻略!西武に3勝で勝ち越し決定

巨人 5-1 西武 5月30日(日) 西武ドーム

対 西武:3勝1敗0分

勝利投手:西村健 9試合 4勝 2敗 0S

敗戦投手:岸   11試合 7勝 3敗 0S

投手リレー

 巨人:西村健→久保→金刃→越智→クルーン(C:阿部)

 西武:岸→星野→大沼(C:細川→上本)

ホームラン:

 巨人:小笠原13号ソロ、ラミレス18号2ラン

 西武:

パ・リーグ首位を走る埼玉西武ライオンズとの4回戦。苦手の岸から序盤に小笠原の13号ソロやラミレスの18号2ランでリードを奪う。攻守のかみ合った巨人が5対1で西武に快勝。先発の西村健が4勝目を挙げ、小笠原がプロ通算350号を達成した。

Yomiuri Giants Official Web より

原監督が「特別な相手ですから」というほどやり込められてしまっている岸を相手に、どういう攻めができるか、岸を相手に西村がどこまで失点を抑えられるか、というのがポイントとなると思っていた(ってみんなそう思うか)。初回、坂本、脇谷が三振で倒れると「こりゃ今日もストレートがいいなぁ」と難しいということを再認識させられた直後、まだ右手は本調子ではないと思われる小笠原が不用意に入ってきた高めのストレートを見逃さず、レフトスタンドへ先制のホームランを打ち込んだ。

3回にはガッツへの四球のあと、ラミちゃんがツーランホームラン。

さらには7回には同じくラミちゃんが2点タイムリーと、天敵である岸から5得点を奪い、これまでの借りを返した。

一方の西村も初回こそ慎重になりすぎていた感じだったが、中島、中村と西武の右の3,4番に仕事をさせず(初回、中島に四球は出したが)、結果的には5回を4安打無失点と昨夜の東野に続いて先発としての役割を全うした(欲をいえば7回くらいまで投げてほしかったが・・・まぁそれは今後の課題ということで)。

さて、今日の岸だが、ストレートのキレは相変わらずよかったが、前回対戦した時のような、向かってくる気迫みたいなものは感じなかった。丁寧に投げようとしていたのだろうと思うが、G打線も今日は先制したこともあり、落ち着いていた。結果的に5つの四球を選んだことがこの得点に繋がったと思う。特にガッツは初回のホームランだけでなく、2つの四球を選ぶという出塁率の高さをみせ、ラミレスが3、7回とも四球を出した後の岸を捉えるというコンボが成功した。

ただ、2三振の脇谷に代わった古城もいいとこなく、バントミスや走塁の失敗などもあり、松本の早期復帰が望まれると同時に、固定できないセカンドエドガーも含めて)がどうしてもウィークポイントとなっている気がする。

また、そろそろ亀井を実戦の中で復調させようとするのはあきらめたほうがいいのではないだろうか?確かに甘い球が来た時に、ヒットが出たりするが、本来の亀井のスイングがすべての打席で出来てない。1軍を行ったり来たりしていた時の昔の亀井に戻ってしまっているような気がする・・・(積極性が見れないという意味で)。いざという時の走者で鈴木を取っておきたい気持ちはわかるが、DHの時は9番にスイッチヒッターの鈴木を入れることで、どんな投手が来ても対応でき、いざ出塁すればトップの坂本に回るという流れを作れるわけで、長野と由伸が出塁すれば、全く切れない打線が完成する。松本がいれば一番いいが、いない現状では鈴木にもっとチャンスをあげてもいいと思う。相手ピッチャーも今なら亀井よりも鈴木のほうが嫌なんじゃないだろうか?

(亀井の守備はもったいないので、後半の守備固めでいい・・・・か?)

西村も左打者への対策という大きな課題はあるものの、監督がいうように、まだまだ発展途上。もっと気持ちを前面に押し出して、打たれてもいいからグイグイと攻めてほしい。基本的に表情も攻め方もやさしすぎる・・・右打者にはえげつないシュートを持っているだけに、左打者に対しては、もっとギリギリまでインコースをまっすぐで攻めてもいいんじゃないかと・・・攻めきれないからシュート回転して、真ん中に入ってしまう。

さぁ今週はロッテ→日ハム→楽天 と続く。

坂本、ガッツ、ラミちゃんの集中力が増している状態なので、これを維持しつつ、広がったチャンスを阿部、長野がキッチリと返すという展開を期待したい。

しかし、パリーグ首位の西武から2連勝、それも帆足と岸からの勝利は、めちゃくちゃうれしい!!!!!!