巨人 7-6 日ハム 6月4日(金) 東京ドーム
対 ロッテ：2勝2敗0分
勝利投手：山 口 22試合 ３勝 ２敗 １S
敗戦投手：武田久 25試合 ０勝 ４敗 ０S
投手リレー
巨 人：藤井→久保→豊田→山口（Ｃ：阿部）
日ハム：金森→林→宮西→武田久（Ｃ：大野）
ホームラン：
巨 人：高橋由５号ソロ、阿部13号ソロ、小笠原14号ソロ、阿部14号ソロ、坂本13号２ラン
日ハム：稲葉７号ソロ、糸井４号２ラン
北海道日本ハムファイターズから序盤に３本のソロ本塁打で一時はリードを奪うも、五回に先発・藤井が一挙４点を失い突き放される。後半巨人打線が追い上げを見せ、１点を追う最終回、坂本の２ラン本塁打が飛び出し今季初のサヨナラ勝ち。前回カードで２連敗した日本ハムを7対6で下した。。
Yomiuri Giants Official Web より
思えば、前回の対日ハム戦は内海、ゴンザレスで連敗だった。今回はロッテ相手に両投手が連敗を喫してからの戦い。勝ち頭の藤井、東野の連戦になるということで、Ｇファンの頭は連勝して、対日ハムを五分に戻してからの次の楽天戦へ・・・という思いで見ていたと思う。
さらに、古巣相手の勝負に藤井も燃えてくれるだろうという期待もあった。
しかし、それは逆になってしまった・・・・試合後に藤井が語ったように「初回から力が入りすぎていた」投球だった。勝負どころで高めに浮いてしまい、稲葉のホームラン、５回にはタイムリーの後の糸井のツーランと粘りの投球が出来なかった。
しかし、今日は打線が違った。
昨日のオフに原監督は長野と亀井を９０分にわたり打撃指導した。長野には坂本のスイングをお手本として、イロハのイロを教え込み、亀井には軸回転で打つことを教え、百万回練習して体に覚えこませろというアドバイスを送ったという。その効果か長野は２安打、亀井も１安打と監督の教えを即実戦に生かすことができた・・・かも。
また、２番には脇谷ではなく、プロ入り初の二番となる由伸を入れてきた。監督いわく「出塁率の高い選手を起用した」というように、最近の由伸は軸がブレなくなり本来の引き付けて回転で打つというバッティングが戻ってきている状態を把握した上での起用だった。確かに、相手投手からしてみれば、ガッツ、ラミちゃんの前に脇谷ではなく由伸がいたほうが、怖いと思うだろう。クリーンアップが気になって、制球が乱れることもあるかもしれないという事を想定しての事だろうが、今日はソレがあたった。
初回にその由伸のホームランが飛び出して以降、ロッテ戦で結果をだせずイラついていたであろう、打線が本来の輝きを取り戻した。
阿部、ガッツ、阿部・・・とホームラン攻勢が続き、つないで繋いで・・・点をとってきた日ハム打線（初回に稲葉のホームランはあったが）に対し、取られたら取り返すという野球をやった。しかし、５回に藤井がつかまり４失点で降板となると一気に打線は沈黙を見せ嫌な空気が流れ始める。
しかし６回に阿部のホームランと小田嶋のタイムリーが出て、１点差まで詰め寄ると空気も一変。久保、豊田、山口が無失点リリーフを見せれば、９回裏にはイ・スンヨプの死球のあと、代走ででた鈴木が意識をランナーに釘付けて打者への意識を薄れさせたところで、走者を気にするあまり直球で押そうとした武田の配球を読み勝ちした坂本のサヨナラツーランで試合をひっくり返した。
ひとえに中継ぎが試合を繋いだことによって生まれたホームランだといえる。先発が試合を壊しても中継ぎが粘れば何とかなるということを改めて認識させてくれた試合だった。（ま、最初の３本のホームランのうち、１つでもランナーがいての本塁打であれば流れは最初からコチラだったかもしれない・・・という反省もあるが）
これで日ハムには１勝２敗。明日勝てば前夜のロッテ戦に続き、２カード連続の五分でのカード終了となる。交流戦は五分でいいと再三言っていたが、それが現実味を帯びてきた試合となってホッしているところ。
とはいえ、明日はダルvs東野となるだろう。昨日、仮想ダルを想定して打撃練習をしていたという打線が、その成果を発揮してくれれば決して恐れることは無いと信じられる。ガッツ、由伸、阿部の長打左打者トリオがダルを攻略してくれることを期待したい。
ゴンちゃんが、子供の看病のために登録を抹消されて帰国した。これがイイ意味でのりフレッシュになり、帰ってきてからまた調子を取り戻してくれれば・・・と祈りたい。また、ゴンちゃんが登録を外れたことで、今日登録されたファン・ツーロンに続き、外国人投手をあげられるという目処もついた。リンになるのか、ロメロになるのかはわからないが、若手のイキのいい投手を上げてくることで、チーム内が活気付けばいいなと思う。
