巨人 5-0 中日 6月18日(金) 東京ドーム
対 中日：5勝2敗0分
勝利投手：内 海 11試合 ６勝 ２敗 ０S
敗戦投手：チェン 13試合 ４勝 ６敗 ０S
投手リレー
巨人：内海（Ｃ：阿部）
中日：チェン→清水昭→ネルソン（Ｃ：谷繁→小山）
ホームラン：
巨人：阿部18号ソロ、小笠原15号３ラン
中日：
リーグ戦再開となる３位・中日との７回戦は阿部、小笠原のホームランなどで５点のリードをもらった先発の内海が、２安打完封。５対０で快勝し、チームの連敗を３で止めた。
Yomiuri Giants Official Web より
交流戦が終了し、リーグ戦へ戻っての初戦。原監督はここを第２の開幕と言い切り、今季の開幕投手である内海を送り出した。前回の楽天戦ではいいピッチングをしながらも勝ちがつかなかったが、確実に復調への階段を上っている。ミニキャンプを実施して下半身をじっくりといじめての登板で期待は大きく膨らんでいる。
対する中日はチェン。今日はメジャーのスカウトが見に来ているという話だが、恐らく彼を見に来たのだろう。今年はなかなか結果が出ず、対巨人も２敗と今ひとつ調子があがらないが、強敵には違いない。
内海は予想通りの投球で５回までに８三振、結果９回を投げきって２安打９三振と全く文句のつけようのない出来で、６連敗中の中日を相手に完封で６勝目をマークした。
とにかく下半身をいじめまくったという内海の談にあるように、どっしりと安定した土台からキレの良いストレートが生きていた。横のアングルから見るとわかるが腕の振りのスピードがあきらかに不調時と違っており、悪いときは横振りになりがちだった腕がキッチリと縦振りになっているために、ストレートはキレが良いだけでなくシュート回転もしなくなり、それはチェンジアップの精度へも繋がっていた。
苦手としている和田、ブランコの右の強打者に対してはキャンプで練習していたカットボールをインコースへ投げきってことごとく内野ゴロにしとめられた。
打線も死球を出してインコースが攻めずらくなってきた（と思われる）チェンをキッチリと攻略した。今日のチェンはストライクとボールがはっきりしているだけでなく、内側をズバズバついてくる制球力もなかったので、これまでに比べれば怖さはなく、何度もチャンスを作ったが、要所要所では締められていた。
しかし交流戦の調子の良さをそのまま維持している阿部が特大のホームランを打うと、７回にはチェンに代わった清水を攻めて、ガッツのスリーランで試合を決めた。
３連勝で一気に巨人との差を詰めようとしていた中日との初戦を制したのは大きく、これで今後のリーグ戦も落ち着いて戦える。
明日はゴンちゃんだと思うが、一時帰国して復帰してくるまでに５Ｋｇの減量をして体のキレを増すことに重点を置いて再調整したという。気持ち的にはもう少し絞ったほうが良いと思うが、軽くなった体で投げるボールがどの程度良くなっているかに注目して観戦したいと思う。
