巨人 5-4 広島 6月30日(水) マツダスタジアム
対 広島：8勝0敗0分
勝利投手：豊 田 14試合 １勝 １敗 ０S
セーブ ：クルーン 24試合 １勝 １敗 14S
敗戦投手：ベイル 20試合 ０勝 ２敗 １S
投手リレー
巨人：西村健→星野→MICHEAL→久保→豊田→クルーン（Ｃ：阿部）
広島：ソリアーノ→上野→ベイル（Ｃ：倉）
ホームラン：
巨人：阿部26号２ラン
広島：
開幕から７連勝で迎えた広島東洋カープとの８回戦。巨人は阿部の２ランで先制するも、投手陣がリードを守りきれず１点を追う展開に。九回に坂本の犠牲フライで同点に追いつくと、相手守備の乱れもあり逆転。土壇場で勝利が転がり込んだ。
Yomiuri Giants Official Web より
昨日はアウェイなのにＧ＋で放送、今日はＢＳ朝日だけなのね・・・でも最後までやってくれるからいっか、って感じでＴＶ観戦。
横山、永川、シュルツを欠くカープの中継ぎ、抑えがいないという状況。必然的に戦い方はなるべく早く先発を下げさせるということになる。しかし、先に下がったのは西村のほうだった。
毎回走者を背負う苦しい投球ながら、３回まではなんとか粘り強く投げたが４回にバッテリーエラーで１点を失う。それでも１点勝っている５回を０できり抜ければ連敗を３でストップできるという状態だったが、昨夜つなぎの野球で９点をもぎ取った広島打線は甘くなかった。倉、東出、梵の安打で同点に追いつかれると、星野へスイッチ。その星野が赤松にタイムリーを許して２－４と２点のビハインドとなってしまった。
７回に由伸の打球が１塁ベースにあたりタイムリーヒットで１点を返すと、９回に抑えのベイルを攻めて逆転に成功した。ラストはクルーンが締めてゲームセットとなったが、巨人にとってはしっくりと来ない勝利、広島としては負けた気がしない負け、だったのはないかと想像する（っていうか、もったいなかった・・・と悔いが残る試合って感じか？）。
しかし、先発のソリアーノは７回８安打３失点と先発投手としてのゲームは作った。巨人も阿部の２６号ツーランで先制し、長野がソリアーノから２安打と攻めるが、なかなか得点には結びつかない投球をされてしまった。なかでもラミちゃんは徹底マーク。まぁ３度も先頭打者で打席に立つような状況ではラミちゃんの役割とは違うわけでそういう意味では、ガッツのところで打線をとめた広島バッテリーの勝利だったということだろうか。昨夜の大爆発で今日はどれだけ打ってくれるんだろうかと期待したが、やはり打線は水モノ。なかなか思うようにはゆかないものだと改めて感じた。
さて、西村についても語らないわけには・・・・ゆかないだろうなぁ。
地元広島での登板ということで、監督も今日をきっかけにまた調子を上げて欲しいと送り出したと思う。私もそう思いながら見ていたが、なかなかうまく行かないもんだ。
以前にも西村のどこをどうしたら階段を１つあがれるか？と記事にしたことがあったが、正直なところ今の西村がどうするべきか、私にも全くわからない。
もともとは１５０ｋｍ近いストレートに右打者の内角をえぐるシュートを武器に、三振ではなく打たせて取るピッチングで球数少なくロングリリーフをするという印象が強い。昨年に右ひじの手術をしてからストレートに関しては若干スピードが落ちたが、シュートのキレはまだまだ充分通用すると思う。ネックは左打者に対しての武器が少ないだけという状態で、それでもシーズン序盤はうまくいっていたと思うが、ここのところ右打者からも長打を浴びている。絶妙なコントロールではないが、それでも悪くはない方だし、欠点のないところが欠点なのか？ということを言う人も周りには多く。う～～ん、まぁ確かに・・・と納得させられることもある。
七色の変化球と制球力の良いストレートで勝負していた久保が、今年はストレートとフォークのキレに的を絞ってピッチングを立て直して抜群の信頼を獲得した。器用貧乏からの脱却を成し遂げた良いお手本がチーム内にいるわけで、西村も何か化けるきっかけをつかんでもらいたい。その可能性を感じているから監督も使い続けていると思うし・・・。
マー君や越智みたいに抑えたら「ウォ～～～」とか「ヨッシャァ～～～」って吼えたりするのは・・・ダメかな？見ている側としてはもっと気持ちを前面に出して欲しいところなんだけどねぇ。
さて、明日はマエケンvs内海。
１０勝を東野に先を越されて、なにくそ！と向かってくるだろうし、何より巨人に対して９連敗はしたくないとチーム一丸となってきそうな感じ。こちらとしても交流戦あけ初の同一カード３連勝がかかっているし、金曜からの阪神３連戦のためにもスカっと勝利して望みたい。
