ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/2 巨人 8-10 阪神 → 乗せると阪神打線は恐ろしい・・・

巨人 8-10 阪神 7月2日(金) 東京ドーム

阪神:3勝7敗0分

勝利投手:久保田 31試合 4勝 2敗 0S

セーブ :藤川球 29試合 3勝 1敗 14S

敗戦投手:越 智 29試合 2勝 3敗 4S

投手リレー

 巨人:ゴンザレス→久保→山口→越智→星野→MICHEAL(C:鶴岡→阿部)

 阪神:久保→上園→藤原→西村→久保田→藤川球(C:城島)

ホームラン:

 巨人:阿部27号ソロ、坂本16号2ラン、長野11号ソロ

 阪神ブラゼル27号2ラン、鳥谷8号2ラン

4月25日以来の一軍登録となった松本がスタメン出場し、迎えた阪神タイガースとの首位攻防戦。巨人は阿部、坂本の本塁打などで4点を先制するが、七回に阪神打線の猛攻を浴び6点を奪われてしまう。逆転し迎えた八回にもブラゼルに一発を打たれると、その後は追いつくことができず8対10で敗れた。

Yomiuri Giants Official Web より

両チーム合わせて28安打の乱打戦を制したのは阪神だった・・・。

6回裏終了時点で阿部、坂本のホームランなどで4-0でリード。普通なら山口→越智→クルーンのリレーもしくは7回までゴンちゃんに頑張ってもらって、山口、越智で終了といってもいいパターン。これでまた3連戦の初戦を取ったと誰もが思った・・・・はずだった。

7回ノーアウト1,3塁の場面で登場した久保。あそこは4点差あったのでゴンちゃん続投でもよかったと思うが、阪神相手に少しの隙も見せたくなかったのだと思う。抜群の信頼感で久保を投入。これには私も異論はない。

久保の球も決して悪くなかったと思う(原監督は終了後インタビューで悪かったと言っていたが)。鶴岡とのコンビネーションも違和感はなかった(ように思う)・・・ただマートンの研究熱心さにやられたか?もし、今日の敗因を私なりに分析するとしたらあそこで後ろにそらしてしまった長野の守備にあったかもしれないと思う。取れないまでもせめて前に落とせていれば1失点。それが1塁ランナーまで帰還する2失点で3塁打となってしまった。しかもノーアウトで新井、ブラゼルを迎えるという場面で一気にピンチになりまだ2点勝っているにも関わらず、すでに同点に追い込まれたような状態を思わせる空気になった。場の雰囲気が変わると一気にノッってくるのがタイガース。城島への球なんか難しいボールだったが三遊間を抜けるヒットになってしまう・・・結果久保はノーアウト満塁とアウトを1つも取れない状態で山口にスイッチすることに。

金本の登場でタイガースの応援がさらにヒートアップするなか、三振にとったのもつかの間、続く関本を押し出しでさらに失点。

それでも今日復帰の松本が素晴らしい粘りで4球を選び、それをきっかけとして7-6と逆転に成功する。さて、仕切りなおしで越智→クルーンと行くかと思いきや、ブラゼルにツーランを浴びてしまう。いや、越智は悪くない、今日はストレートが走っていた、ファールで粘られながらもしつこくストレートを見せたことで最悪でも内野ゴロ、普通なら三振をとれるフォークをバックスリーンに運ばれてしまう。欲をいえばあとボール1つ、いや2つくらい低ければ完璧だったが、普通ならあれだけストレートをファールした後のフォークにタイミングがあうことは考えにくい・・・調子のいい打者ってのはホントに怖いと思わされた瞬間だった。

8回の時点で同点に出来なければ藤川相手に逆転をしなくてはならなくなる・・・あせりが淡白な攻撃となったか、それでもラミちゃんと阿部の打球は一瞬「行ったか?」と思わせるスイングだった。しかし今日の空気がボールを押し戻し両者とも外野フライトなってしまう。3点のビハインドで藤川では逆転の可能性はほとんどないといってイイ。せめてもの救いは長野が藤川からホームランを打ち、一太刀を浴びせたことだろうか。

これだけの乱打線なのにラミちゃんがノーヒットだったことが大きかったかなぁ?なんか今日は強引なスイングが目に付いた気がするが、それもこれも対阪神という試合の異様な空気のなせる業なのか。

7,8,9回で10点を取られるという屈辱を味わうこととなり、今日勝てば5ゲーム差と広げ、残りを連敗しても3ゲームで終われるという状況を期待していたが、一転、残りを連敗すると一気に1ゲーム差になるというプレッシャーがかかる初戦となってしまった。