ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/4 巨人 10-2 阪神 → おまけつきで昨日のリベンジ!今年のエース東野が止めた

巨人 10-2 阪神 7月4日(日) 東京ドーム

阪神:4勝8敗0分

勝利投手:東 野 15試合 11勝 2敗 0S

敗戦投手:フォッサム 12試合 2勝 5敗 0S

投手リレー

 巨人:東野→山口→久保→福田(C:阿部)

 阪神:フォッサム→上園→渡辺→藤原→若竹(C:城島→小宮山)

ホームラン:

 巨人:阿部28号ソロ、高橋由8号2ラン、高橋由9号3ラン、ラミレス27号ソロ

 阪神

巨人は初回に小笠原の犠牲フライで先制するとその後は打線が爆発。二回に阿部、高橋由のホームランで3点を奪うと、三回にも高橋由の2打席連続となる3ランホームランで試合を決定付けた。一発攻勢で圧倒した巨人が10対2で阪神タイガースを下し、この対戦の連敗は5でストップ。先発の東野はリーグ単独トップの11勝目を挙げた。

Yomiuri Giants Official Web より

朝、1軍選手の登録情報を見たら福ちゃん(福田)が、加藤と入れ替わりで上がってくるとなっていた。昨夜の記事の締めで今日の先発は誰になるかわからないと書いたが、まさか福ちゃんか!?と思ったが、さすがにそれはなかったか・・・・原監督は中4日で東野を登板させた。普通に考えたら勝ち頭の東野を中4日で持ってくるなんてまるでペナント終盤のような起用だが、対阪神5連敗、今日負けたら1ゲーム差になるという、ある意味、中盤の剣が峰。ここを取るか取らないかで、今後の流れに影響してくると思ったのかもしれない。

東野といえば2008年の9月。この年の東野はまだ敗戦処理に近い立場の投手だったが、横浜戦でプロ初勝利して信頼を勝ち取って、カープ戦への先発を勝ち取ったが、先発予定の前日に延長戦となり急遽12回に登板。無失点で切り抜けると翌日に完投勝利をするというスタミナを見せたことが鮮明に記憶に残っている。

どうしても勝たなくてはいけない今日の試合。こういう試合をビシっと締めてこそエースと呼ばれる資格がある。そういう意味では東野にとっても重い意味のある試合であるといえる。

結果的には6回を投げきることは出来なかったが、それでも試合を作り、ハーラー単独トップとなる11勝目をマークした。今日のこの登板で私は彼を今年のエースと呼んでもいいと確信した。この経験がシーズン終盤のしんどいところで生きてくると信じているし、とにかく怪我無く日々を過ごして欲しいと思う。

さて、昨夜は巨人がやりたかったゲームを阪神にされて悔しい思いを味わった選手たち(とわれわれファン)。今日はなんとしても打ち勝ちたいと思っていたに違いない。そんな中、光っていたのが松本。復帰後、一昨日、昨日とノーヒットだった松っちゃんだが、今日は第1打席にヒットを飛ばし、それがきっかけになったか4安打の猛攻だった。これでチームの雰囲気がぐっとよくなると、阿部のホームラン、由伸のホームランと追加点をいれ、由伸はさらに2打席連続となるホームランで5打点を稼ぎ出す。昨夜まで悔しい思いをしたラミちゃんにも2安打1ホームランが生まれ、終わってみれば10-2と昨夜の阪神より2点多い得点で解快勝するとともに、ブラゼル本塁打を阻止、マートンの連続試合安打も18試合でとめるというおまけもついた。

残念ながらガッツには初回の犠牲フライ以外快音が無かったが、松本が2番に入ることでガッツ、ラミちゃん、阿部と好調のクリーンアップに繋げることが出来る。もちろん相手はつなげたくないので、松本をなんとしても抑えたいと必死になり、結果的に後ろのバッターが楽になる。塁に出れば常に盗塁を意識せざるを得ないし、守っては守備範囲が広いので投手にとっても頼もしい。それだけ大きな存在となっている。

さて、火、水と広島戦。またマエケンがくる可能性は高い。今度は何としても打ち崩してしばらくの間、東野の単独トップを味合わせてあげて欲しい。それだけ価値のある1勝だった。