ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/13 巨人 7-6 阪神 → 雨中の死闘!制したのは長野の一発だった

巨人 7-6 阪神 7月13日(火) 甲子園球場

阪神:5勝8敗0分

勝利投手:クルーン 27試合 2勝 1敗 15S

敗戦投手:西 村 42試合 6勝 2敗 0S

投手リレー

 巨人:東野→山口→久保→越智→クルーン(C:阿部)

 阪神スタンリッジ→藤川球→久保田→西村(C:城島)

ホームラン:

 巨人:長野13号3ラン

 阪神:鳥谷10号2ラン

負けたら首位陥落となる阪神タイガースとの首位攻防第1ラウンド。巨人は三回に松本のタイムリーで幸先良く先制。しかし、東野が四回に阪神打線に捕まり、打者一巡の猛攻を受け、逆転を許す。粘る巨人は七回に敵失で同点に追いつくと試合は延長戦へ。両チーム救援陣が踏ん張り迎えた12回、長野が3ランを放ち、勝ち越し。その裏に鳥谷に2ランを浴びたものの、7対6で前半戦最大のヤマ場のカード初戦を取った。

Yomiuri Giants Official Web より

今日はフジテレビONEにて観戦(達川さんの解説が聞きたかったので)

まぁ、何というか・・・・疲れた。

3回までの東野は文句のないくらいの出来で、これは5~6回くらいまでは安心して見ていられるかと思ったが、さすが猛虎打線。ちょっとでも隙を見せると打つは打つわの連打であっという間に逆転。

「こりゃ、東野でも止められないのか?」

と不安になったが、その後はなんとか持ち直して6回を投げきった。2失点くらいまでだったら先発の役割は果たしたといえるだろうが、4失点では・・・・それでも、あの場面はどこまで打ち続けるのかわからないほどの攻撃だったので、4点で耐えたというべきか。むしろ、その後、失点を許さなかったことを褒めるべきかもしれない。

7回にブラゼルのエラーで2点を返し、同点になってからは両チームとも一歩も引かない死闘となった。山口、久保、越智がしのいで無失点に抑え、ここまできたら負けられないという空気がどちらにも流れる中、試合を決めたのは12回表の長野のスリーランだった。インコースに構えた城島のミットの逆の外側に来たボールを長野がうまく合わせた。彼の握力はチョコンと合わせたような打球でも飛ぶ。ライトスタンドギリギリに入ったホームランだったが、その前のガッツのヒットのあと、寺内がキッチリと送ったことで阿部を敬遠したが、これがあったからこそのスリーラン。その裏、鳥谷がツーランホームランを打っているだけに、寺内の送りバントを密かなナイスプレーとして評価してあげたい。

(もちろん打った長野が素晴らしいのは言うまでもない)

昨日、原監督の指令で坂本、松本、長野の若手三人衆が特打ちを行ったようだが、3回の攻撃時には「早速効果が出たか!!!」と喜んだものの、サカ・マツコンビには、その後、快音は聞かれなかった。それでも、一昨日までよりはボールの捉え方は良くなっているように見えたので、相手ピッチャーに隙が出来れば、明日以降は期待できるかもしれない。何より、ヒットが1本出るだけで気持ちは変わっただろうし。

むしろ、重症はラミちゃん。前試合の中日戦では4安打で、さすがベテランは復調が早い!と思ったが、阪神戦での低打率ぶりは相変わらずだった。ラミちゃんがおかしいのか、城島がうまく抑えてるのか・・・それでも今日は甘い球も数球あった。普段ならスタンドインしているような球がレフトスタンドへ切れてゆくのを見ると「あぁ打ちいそいでるんだな」ということが良くわかる。追い込まれるまではボール球には手を出さない選球眼の良さも見れなかった・・・。

今日に限っていえば、クリーンアップは 阿部、エドガー、長野 の5,6,7番だった。これに1~4番の当たりが出てくれれば開幕当初に宣言していた2段構えのクリーンアップが完成(予想では亀井がいたけど)するんだが・・・ま、1~4番に当たりが戻れば後ろが止まるなんてことになるんだろうな、現実は。

ぶっちゃけ、今日は引き分けだったとしても甲子園で首位を明け渡さなかった時点で、勝ちに等しい引き分けだと思いながら見ていただけに、この3連戦(そしてオールスター前の8連戦)の初戦をとったことは非常に大きい。明日勝つことが出来れば、直接対決での首位の入れ替えはなくなるため、3戦目をより楽な気持ちでのぞむことができ、3連勝まで見えてくる展開となる。が、あの打線を見ているとそう簡単には勝たせてくれそうに無いな。今日勝ったことで明日はより大事な戦いとなった。

それにしても・・・・空中戦が12回の1イニングだけというのは、予想外だった。