ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

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7/18 巨人 7-8 横浜 → 原監督!いつまで耐えたらいいですか!?

巨人 7-8 横浜 7月18日(日) 横浜スタジアム

対 横浜:9勝4敗0分

勝利投手:秦 1試合 1勝 0敗 0S

敗戦投手:クルーン 29試合 2勝 2敗 16S

投手リレー

 巨人:オビスポ→星野→福田→山口→越智→クルーン(C:阿部)

 横浜:大家→篠原→藤江→弥太郎→秦(C:橋本)

ホームラン:

 巨人:阿部30号2ラン、長野14号ソロ

 横浜:スレッジ19号ソロ、ハーパー5号満塁

このカードの勝ち越しをかけて臨んだ横浜ベイスターズとの13回戦。巨人は四回に2点を先制されるものの、六回に打者一巡の猛攻をみせ逆転。勝利をほぼ手中にし最終回を迎えたが、守護神クルーンがハーパーに逆転サヨナラ満塁ホームランを被弾。7対8で破れた。

Yomiuri Giants Official Web より

普通なら9回裏クルーンが四球を出しても「まぁいつものこと」とハラハラドキドキしながらも、負けることなど思いもせずに見ている自分だが、今日は何故か嫌な予感がした。いっそのこと、押し出しでもしてしまえば、久保にたくせたのかも知れない。四球を2度出したら交代するという原監督との約束も、今日に限っては反故にされたようだ。フォークが落ちていなかったので嫌な予感がしたが、案の定それを狙い打たれたかのようなサヨナラ逆転満塁ホームラン。

まぁ私もまさかホームランになるとまでは思わなかったし、試合後の原監督のコメントも「最後はウチのパターンの中でクローザーが打たれてしまったということです。それ以上はないですね。」と言っているとおり、岩瀬、藤川だって打たれることはあるわけで、仕方ないといえば仕方ない。

それにしても、原監督ぅ~~~ここ何試合も行き詰る投手戦ってのを見てないんですが、いつになったら見れますでしょうか?いや、耐えますよワタシも。物心ついてから、30数年以上も巨人を見つめ続けてますから。ただ・・・先発投手が5回持たずうなだれて行く姿を毎回見るのも、さすがにツライっす。いっそのこと、一度2位に落ちて、追う立場になったほうが緊張感も危機感も高まるんじゃないかな?って好からぬ考えも頭に浮かんでくるんですよ。後半戦に向けてそのほうがチームも締まるのではないかと。

幸いにも、シーズンの中盤でこういう辛さを味わえているのが、救いといえば救いのような気がしてるんですが・・・ダメですか?

・・・ねぇ。昨日と違い、完全な勝ちゲームを落とすのはやっぱり精神的にツライ。特に今の状態での負け越しはダメージも倍になる。阪神が勝って0.5差にまで再び詰められ、マツダスタジアムでは中日が3試合連続完封勝利なんて”うらやましすぎる”勝ち方をしている。

閑話休題

最近、中継ぎがしっかりしているからこそ、先発投手に甘えがあるんじゃないか?なんてのが頭をよぎるんですが、皆さんどう思います?

交流戦が始まったとき、パリーグの選手が「セ・リーグには中継ぎ以降に良い投手がたくさんいる」というコメントをしていた。評論家の人達も「パリーグの先発、特にエース球の投手の数は圧倒的に多いが、中継ぎ以降はセリーグのほうが力がある」と口をそろえていた。それはつまり、

中継ぎ以降に不安があるから先発投手が頑張る(パ・リーグ

中継ぎ以降がしっかりしているから何とか6回くらいまで頑張る(セ・リーグ

という固定観念が選手の頭の中にインプットされているのはないかということ。最初から最後まで投げきるだけの気持ちや準備がないから、普段の練習も必然的に6~7回までを想定した練習になり、スタミナ(体力だけでなく、精神的なスタミナも含めて)がなくなってくるのではないだろうか?6回まで投げるつもりで早い回に粘られたり打たれたりすると、ペース配分が狂って精神的にも「何か」が壊れてしまうということはないだろうか?

9回まで投げきるつもりで準備していれば、早い回で球数を投げさせられてしまったとしても、6~7回までは投げる心の体力はあるが、もともとが6~7回を目処に考えていれば終わりも早く来てしまうのではないだろうか。そうなれば普段の練習もスタミナはパリーグの投手に比べてベース(基礎体力)が無いということになる。事実、セリーグで140球以上なげる先発投手は本当にまれにしか見ることが出来ないが、パリーグでは日常茶飯事だ。球数にうるさかったブラン監督ですら、岩隈、マー君には100球をゆうに超える球数を投げさせている。

もちろん、それが正解だというつもりは無いし、どちらが正解ということも無いと思う。

でも、、、、それでも、巨人の先発投手をはじめ、セリーグの先発投手にはたくましさを感じる投手が少ないと感じているのは、私だけではないと思う。選手も基本的には投げる以上は9回を投げきるつもりでマウンドに上がっていることと思う。それでも、自分でも意識していないところで身体は6回、7回までの身体になってしまっている(はずだ)。先日、内海が3回で降板させられたとき、少しでも「まだ投げさせて欲しい」という空気を出していれば見かたも変わったが、次の投手が出てくる前にそうそうと引き上げてしまう姿を見て、「根性が足りねぇよ!」と心の中で思ってしまった。

何かチーム内の空気を変える、大きなブレイクスルーでもない限り、今の被安打2ケタ病は当分治らないような気がすることを改めて感じた今日の試合でした。

予断だが、今日のファームの試合は見ごたえがあった。2番亀井、3番大田、4番田中なんて豪華なクリーンアップも見れたし、相手の西武は先発が西口でGG佐藤がいたりして、見ていた子供たちも満足だったのではないだろうか?今日は用事があって行けなかったが、30、31日はG球場で日ハム戦があるので、時間を見つけてちょっと見に行きたいなと思う。(出来ればそのときには亀井とグライシンガー、スンちゃん達は復調して1軍へ戻っていてもらいたいが・・・)