ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/19 巨人 14-8 ヤクルト → やっぱ、先発はダメか・・・長野の5打点が救い

巨人 14-8 ヤクルト 7月19日(月) 東京ドーム

対 ヤクルト:8勝4敗0分

勝利投手:MICHEAL 9試合 1勝 0敗 0S

敗戦投手:渡 辺 8試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

 巨人:ゴンザレス→星野→MICHEAL→山口→久保→ロメロ(C:阿部)

 ヤクルト:バーネット→渡辺→押本→高市→橋本(C:相川)

ホームラン:

 巨人:長野15号3ラン、高橋由10号3ラン

 ヤクルト:ホワイトセル3号ソロ、ガイエル16号3ラン、ホワイトセル4号ソロ

2週間ぶりに東京ドームに戻り迎えた東京ヤクルトスワローズとのオールスター前最後のカード。長野の3ランで先制するもリードを許し迎えた六回、打者一巡の猛攻で逆転に成功。その後も追加点を加えた巨人が14対8で勝利を飾った。

Yomiuri Giants Official Web より

館山が離脱し、石川、由規の登板もこの3連戦ではなさそな状況では、例え小川監督代行になって調子があがってきたヤクルトとはいえ、この3連戦は巨人のほうが有利に進められると思ってた・・・・・・・

が、甘かった

久しぶりの阿部とのコンビでリズムが狂ったか、それとも単にダメだったのか。5Kg減量してから勝ちはつかないが試合は何とか作ってきたゴンちゃん。今日は全くダメだった。初回には4球、2回には死球と持ち前のコントロールが無いばかりか、ストレートが走らないために変化球が全く決め球になっていない状態。こりゃつかまるのも時間の問題か?と思ったらアッサリ3回につかまる。しかも長野がスリーランで3点を先制してくれた直後に・・・・

いや、もう先発投手の愚痴は言いたくない。勝利監督インタビューでも投手については口を濁してたし。しいていうなら、今日登録されていきなり締めをまかされたロメロ。ファームで3回ほどピッチングを見たが、とにかく身体がデカイ。その大きな身長から150Km近いストレートを投げる。スピードの感覚もクルーンなどとは違い、どちらかというとキレ重視な感じで、クルーンを剛球と称するならロメロはあくまでも速球。

身体が大きい分だけ、高めに行くことも多いが、キレがある時のストレートは高めのほうが威力があるので、気にするところはソコだけだなと見ていたが、今日はコントロールもそこそこにスピードが乗っていた。相手のヤクルトも初対戦ということもあってか、3者凡退で倒れて良いデビューを飾ることが出来た。恐らく明日にはゴンちゃんが登録を抹消されてまた誰かが上がってくるかもしれないが、グライシンガーの仕上がり次第では3人目の投手としてしばらく1軍にいることが出来るかもしれないなと、首脳陣にアピールできたのではないだろうか?

そして今日の殊勲はなんといってもお立ち台にあがった長野でしょう。

今日は6番にヨシノブが入ったが、阿部の出塁率が良いだけに塁上にランナーがいる状態で回ってくるケースが多く、その場面でスリーラン、2点タイムリーと結果を残すことが出来る今の長野はもうルーキーとはいえない。

ここ10試合の内容だけ見ても、打率:.385/打点:6/本塁打:3(今日を除く) と6番、7番を打つ選手の成績ではない(だからといって打順をあげると打てなくなりそうなんで、ココでいいけど)。通算も15本塁打と松井を超えていて(ま、松井とはデビューの年齢が違うけど)、原監督のデビューイヤーの21本も見えてきて、ケガさえなければ新人賞はもう当確といっていい成績。同い年の松本とのコンビも上々で、冗談じゃなく大田があがってくれば坂本→松本→長野→大田なんて若手生え抜きの打順が実現する日も遠くないんじゃないかと思えるほど。この先、スランプやケガなど壁にぶち当たることもあるだろうが、順調に育って欲しいと心から願ってます。

久々に打ち勝った大勝ではあるが、失点が8点あることも忘れてはいけない。なんといっても打線は水モノ。ちょっとでも相手投手のデキがいいと、簡単には打てなくなるわけで、やはり課題は投手力。順番からいけば中6日で東野だと思うが、ここはいっぱつビシっと締めてチーム内の雰囲気を変えて欲しいところだ。