ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/28 巨人 7-4 中日 → やっぱ、何か持ってるのか?坂本は

巨人 7-4 中日 7月28日(水) 東京ドーム

対 中日:7勝7敗0分

勝利投手:山 口 42試合 5勝 2敗 2S

敗戦投手:三 瀬 5試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

 巨人:内海→久保→越智→クルーン→山口(C:阿部)

 中日:山井→高橋→浅尾→清水昭→小林正→鈴木→三瀬→平井(C:谷繁)

ホームラン:

 巨人:小笠原20号ソロ、坂本18号3ラン

 中日:ブランコ22号ソロ、森野13号ソロ、和田26号ソロ

後半戦初戦を落とし、首位から陥落した巨人。首位返り咲きのためには負けが許されない中日ドラゴンズとの一戦。初回に小笠原の一発で先制するが、その後は両チームが白熱した戦いを繰り広げ、同点のまま延長戦へ突入する。そして延長十一回、坂本が3ランホームランを放ち、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

Yomiuri Giants Official Web より

昨日、散々愚痴ったので今日は吹っ切れた状態で試合を見ることができた。

ゴンちゃんがファームに行き、予定通りに内海が登録→即先発という形での登板となったが、フォームを調整したという結果を期待して注目してた。

立ち上がり、ちょっと制球に難ありか?とも思ったが、腕の振りは打ち込まれた3試合よりもキチンと縦振りで振れていたので、尻上がりによくなりそうな感じはしていた。

結果だけ見ると5回1/3で3失点ということになるが、4安打(まぁそのうち3本がホームランな訳だが)で抑えたのはまずまずと言っていいと思う。打たれたホームランがすべてソロだったのは幸いだった。(でも、森野に2年連続のバースデーアーチをプレゼントしたのはまずかった、明日も気持ちよく打席に立たれそうだし)

勝ちはつかなかったが、次はもっとやれるんじゃないか?と期待を抱かせるには充分な出来だったと言っていいと思う。(内海の場合は続かないのが問題なんで・・・・)

しかし、7月のガッツは本当にスゴイ。普通の打者なら振らないような球を当たり前のように振って、ホームランにしてしまう。もう少しで地面についちゃうかと思うような低目をすくい上げてスタンドまで持ってゆくかと思えば、高めのボール球を苦もなく運んでしまう。

相手投手の持ち球やキャッチャーの配球を気にしない体の反応で打ってしまうあの集中力はすさまじいと改めて思わされた。ラミちゃんのような研究型とタッグを組んだクリーンアップは心強い。この二人にはとにかくケガなく最後までクリーンアップでいつづけてほしいもんだ。

今日負けていれば中日と1ゲーム差、阪神とは1.5ゲーム差となるだけでなく、中日は連勝を伸ばし、巨人は連敗を伸ばすという最悪の結果になってしまっただけに、引き分けではなく勝ったというのは大きかった。あの場面で坂本にホームランが飛び出すとは正直ま~~~ったく予想してなかった、ゴメン>坂本。昨年から魔の7月となった今月、苦しんだ週もあったし腰の心配もしていたようだけど、昨日、今日のバッティングを見る限りは軸のブレはなくなってきたと思っていいんじゃないかと思う。阿部のお株を奪う今季2本目のサヨナラ打は、本当に何か持っているんじゃないと思わせる頼もしさを感じるまでになった。

気になるのは松本に積極性が少し失せたようなバッティングが見られた(特に5回の三振ね)ことだが、その辺は本人もわかっているだろうし、篠塚コーチも指摘すると思うので、明日に期待したい。何気にいい仕事をしている脇谷だが、今の打順が彼にもあっているのだろう。彼が出塁することで上位に回すことができるだけに、チャンスメーカーとして今は非常にいい状態にあるので、地味な役回りだが、このまま定着して欲しい。

ん?亀井?今日は2安打だったけど、今日のバッティングはとにかくヒットがほしいという意識が生んだバッティングだったと思う。逆方向をかなり意識してたし。亀井の本来のバッティングは今日の森野のホームランのような鋭い体の回転が生み出すライナー性の当たりだと思っているので、それが見れないうちはまだまだかなぁ。でも今日2本出たことで少し楽な気持ちで明日を迎えられるんじゃないだろうか?とにかく続かないことには、ただのマグレってことになってしまうわけで、まだまだというより、まったく安心はしてません。