ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/3 巨人 6-2 阪神 → 緊急登板王子となるか!野間口2年ぶりの勝ち星!

巨人 6-2 阪神 8月3日(火) 東京ドーム

阪神:6勝8敗0分

勝利投手:野間口 4試合 1勝 0敗 0S

敗戦投手:スタンリッジ 16試合 7勝 2敗 0S

投手リレー

 巨人:グライシンガー→野間口→久保→MICHEAL→山口→越智(C:鶴岡→阿部)

 阪神スタンリッジ→藤原→安藤(C:城島)

ホームラン:

 巨人:小笠原22号ソロ、阿部32号3ラン

 阪神:天谷4号2ラン

0.5ゲーム差で迎えた阪神タイガースとの首位攻防第一ラウンド。巨人先発のグライシンガーが序盤でマウンドを降りるアクシデントがあったが、後を受けた野間口が五回まで無失点に抑えると、その後は4投手をつぎ込み、強力阪神打線を2点に抑える。打線も小笠原の本塁打を含む2打点、阿部の3ランなどで6点を奪い勝利。阪神に代わり首位に立った。この試合、脇谷が13試合連続得点の球団新記録を達成した。

Yomiuri Giants Official Web より

阪神11安打で2得点、巨人は8安打で6得点。

という記録を見てもわかるように、試合全体としては阪神の方が押していた、5,7,9回以外は全て先頭打者を出すという展開だったし、3回のバント処理での併殺、5回の野間口のピッチャーライナーからの併殺がなかったとしたら、立場は逆になっていたかもしれない。

でも、押しているほうがゲームに勝つとは限らないのが野球というスポーツ。

復活のグライシンガ-が2回にピッチャー強襲打をあびて降板するというアクシデントがあったが、登録即登板のチャンスをもらった野間口がゲームを作ったことが、今日の勝ちに結びついたのは間違いない。試合中に山本浩二氏も言っていたように、突然の登板で何も考えず、ただ必死に投げるだけだったのが幸いしたかもしれない。予定通りの先発であったら、ダメだったかも・・・・

再三、毎年チャンスをもらいながら1軍に定着できないコンビとして、福田、野間口の名前をあげてきたが、前試合の福ちゃんに続き、今日は野間口に勝ちがついたのは、藤井、ゴンザレスをファームで再調整させている台所事情を考えると、非常に大きな勝ちとなった。グライシンガーも予期せぬ降板となったが、1回の投球を見る限りは制球の良さは相変わらずで、本調子とはいえないまでも、十分に戦力として通用する可能性を見せてくれた復活登板だったので、次の登板に改めて期待したいと思わせてくれた。

阿部のホームランは執拗にインコースをついてくる城島のリードに、根負けせずについていった阿部の勝利。あの場面は少しでもアウトコースにいつ来るか?と考えてしまったら負けの場面(考えたが最後、インコースのストレートに反応できず、見逃し三振・・・という結果になっていたと思う)。お互いの意地と意地がぶつかった見ごたえのある打席だった。

2アウトからの少ないチャンスを広げた工藤や鈴木の「走るぞ、走るぞぉ~~」というプレッシャーも効果的だったし、間違いなくチーム全員で奪い取った勝利だった。

今日負けていたら、残り2試合をなんとしても連勝で!とプレッシャーがかかるところだっただけに、本当に大きな1勝だった。明日以降は内海、東野だと思うが、今日勝てたことで少し楽に投げられることだろう。一方の阪神は悔しいは悔しいだろうが、そこまで堪えていないような気はする。試合的には今日は「運悪く負けた」くらいに考えているだろう(真弓監督のコメントもそんな感じだったし)。最悪この3連戦は1勝2敗でもイイくらいに考えているかもしれない。その後は名古屋に行っての中日3連戦とこれまたヘビーだし。ヘタに点差が詰まった試合で一昨日まで連投だった藤川を休ませられたことを考えれば、まぁヨシとするかと・・・(と、阪神ファンの飲み仲間は言っていた)。

あとは、ラミちゃんかな。城島のリードに押さえ込まれているとはいえ、そろそろ反撃ののろしを上げてくれないと、さらに厳しくなる終盤で期待を出来なくなってしまう。配球を大事にする打者だけに、もう阪神相手の時はガッツのように来た球に反応することだけを心がけるバッティングを試すとか、ヤマを張ったところに来たときだけ反応するといったバッティングを試してもいいんじゃないかと・・・。何故か人が変わったようにボール球に手を出しちゃってるし。

予断だが、明日は世界大学野球の準々決勝。チャイニーズタイペイとの戦いだが、サクっと勝って今日試合があったアメリカにも勝って、決勝でキューバ(が来るかどうかはわからないけど)にリベンジし、世界一を勝ち取って欲しい。