ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/1 巨人 13-2 広島 → 8月最初のゲームを快勝で!明後日からの阪神戦に弾みとなるか!?

巨人 13-2 広島 8月1日(日) マツダスタジアム

対 広島:12勝2敗0分

勝利投手:福 田 14試合 2勝 2敗 0S

敗戦投手:ジ オ 11試合 3勝 6敗 0S

投手リレー

 巨人:福田→星野→久保→山口→越智(C:阿部→鶴岡)

 広島:ジオ→小島→中田→上野→チューク→林(C:石原)

ホームラン:

 巨人:ラミレス34号ソロ、エドガー8号ソロ、小笠原21号ソロ

 広島:天谷4号2ラン

巨人は、ラミレスの本塁打で先制すると、五回に3連打で追加点を挙げる。投げては先発・福田が好投。八回に山口が2ランを被弾したものの、九回に打者一巡の猛攻で6点を追加し、広島東洋カープに13対2で勝利した。この日阪神タイガースが勝利したため、ゲーム差は変わらず0.5。

Yomiuri Giants Official Web より

「弱きに強く、強きに弱いでは、戦う集団とはいえない」

マエケンに勝利した日の原監督のコメントだけど、今シーズンは中日と阪神に負け越している状態。たとえペナントを制したとしても、この2チームに負け越した状態では、胸を張って優勝したとは言い難い。そのためにも、火曜日からの阪神戦には絶対に勝たなくてはいけない。そういった意味では、勢いをつけるためにも大事な試合だったが、結果は上記を見てのとおり、圧勝だった。

この広島3連戦はどちらかというと裏ローテの投手起用で、本来なら藤井で勝って、あとの2日間は苦労しても仕方ないという予想だったが、結果はトオルオビスポ)と福ちゃん(福田)が見事に先発の役割を果たし、2日連続で先発に勝ちがついた試合となった。

二人に共通したコメントは「ランナーを出しても丁寧に投げることを心がけた」という言葉。これは決して逃げの投球ではなく、かといって慎重になることでもない。

力強く、そして丁寧に。

結果の出ていなかった先発投手に聞かせたい言葉だ・・・・・

そして、この3連戦でなんといっても光っていたのが、エドガー、脇谷の下位打線コンビだろう。脇谷はガッツの次に球場に来て、練習に練習を重ね、常に危機感を持ってプレーしているらしく、エドガーは調子が悪くなったときにラミレスのアドバイスで、これまでなかなか言うことを聞かなかった(らしい)篠塚コーチに教えを乞い、バッティングの調子が上がってきたという。

現在、亀井のリハビリを原監督が1軍の試合の中で行っているために、長野と松本が2番を争うような変則的なライバル争いが起きており、そこに由伸が割って入るような形になっている。

この争いが、二人の中での危機感となっているかどうかは定かではないが、結果を残さなくてはという緊張の中でゲームに向かっているのは間違いないだろう。この上位打線、下位打線のライバル争いがいい意味で打線の繋がりになっている。特に8番の脇谷が出ると投手で送り、坂本からの上位へ繋げるという流れができ、それが切れ目の無い打線を生んでいる。

しかし、広島ファンには申し訳ないが、主軸、押さえのエース、磐石のローテ投手が抜けている今の状態の広島に連勝したとしても、その結果がそのまま阪神、中日に繋がるかというとそこは難しいだろう。昨日、今日の先発投手のピッチングを見て、阪神戦に登板するであろう内海、東野、そして復活のグライシンガーがどれだけ魂のピッチングをしてくれるかにかかってくれるといってもいい。クルーンの復帰が微妙な今の状態にあっては、久保、越智、山口を早い段階で使うような事態にならないよう目いっぱい投げて欲しいなと。

そして実は来週末も広島との3連戦が控えている。おそらく今回と同じローテでゆくと思われるので、今回の勝利がたまたまだったといわれないように、気を引き締めてもらいたい。

今月の山場は17日からの中日3連戦、阪神3連戦、中日3連戦という連チャンの9試合。できればここまでに首位を奪回し、この9試合で差をつけられるような、そして終わった時には両チーム相手に勝ち越しができているような状態にしたいところ。