ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/5 巨人 9-1 阪神 → こういうのが真のエース!見事なり東野

巨人 9-1 阪神 8月5日(木) 東京ドーム

阪神:7勝9敗0分

勝利投手:東 野 19試合 12勝 3敗 0S

敗戦投手:久 保 19試合 9勝 5敗 0S

投手リレー

 巨人:東野→久保→越智(C:阿部)

 阪神:久保→安藤→若竹→藤原(C:城島→清水)

ホームラン:

 巨人:高橋由11号3ラン、長野16号ソロ

 阪神

1勝1敗で迎えた阪神タイガースとの首位攻防戦第3ラウンド。巨人は二回、高橋由の3ランなどで5点を先行すると、四回にも長野のソロ本塁打で1点を加え、阪神先発の久保をノックアウト。終盤にも3点を奪い11安打9得点。投手陣も東野が7回途中までを1失点に抑えると、中継ぎも無失点の好投を見せ、投打に阪神を圧倒。昨夜奪われた首位の座を奪い返した。脇谷は二回に松本のヒットでホームを踏み、リーグ新記録となる15試合連続得点となった。

Yomiuri Giants Official Web より

久保 vs 東野ということになれば、1点を争う投手戦になるのでは?と思われた。

事実、初回の立ち上がりという点では東野は昨日の殊勲選手の鳥谷、平野をキッチリと押さえ、久保投手は3者三振というお互いに譲らないスタートをきった

「立ち上がりが良すぎてちょっと久保投手が心配です」と解説の赤星氏が言った通り、ラミちゃんへの死球、阿部の四球のあとに由伸の3ランホームランで一気に主導権を引き寄せて、1点を争う投手戦・・・という目論見は良い意味ではずれ、先制、中押し、ダメ押しと効果的に点を取り、失点も1点でしのぐ展開で昨日の鬱憤を晴らした試合となった。

それにしても、その3ランホームラン。

久保のフォークに空振りすることなく、外角のストレートはカットし、粘る姿に今日にかける意気込みを感じていたが、あの配球だと最後にインコースのストレートを決められたら、手が出ずに三振になっちゃうパターンだなぁ~~~と見ていた。しかし!若干、中に入ったとはいえ、速いストレートをジャストミートでスタンドに持っていったバッティングはすばらしかった。ここ数試合、ストレートに力ないスイングで空振りしたり、詰まって外野フライだったりして、また腰が悪くなってきたかな?と心配していたが、少し安心した。

(でも、その後にベンチへ下がり、再び心配になる・・・・)

東野のピッチングには文句のつけようが無い。6回2/3を5安打1失点、11奪三振阪神相手にやったということが大きいし、本人にも自信になるだろう。あえて苦言を呈するとすればツーアウトまで取りながら(しかも三振で)、あと一人というところでもたついて満塁というピンチを作ってしまったことだろうか。あと一人でこのイニングを終了して、お役御免になるという場面で監督がマウンドに行く場面を今季何度見たことだろうか・・・あそこはピシャっと抑えて、気持ちよく残りのイニングを観戦するくらいの流れを作れるようになれば、もう私の中では完全に「エース」と言ってもいいのだが。

エースといえば、今朝の読売新聞の津崎氏の記事に

'内海自身が語るエース論(↓)を引き合いに出し、

「こいつが投げたら勝てるとみんなに思わせられる投手」

「自分の投球で、流れをかえられてこそエース」

「勝敗の責任を全部背負うのがエース」

”一日天下”に終わった責任をどっぷりと背負ってもらう'

というのを読んだ。

その言葉をそのまま当てはめるなら、今シーズンの東野はまさに「エース」と呼んでいい投球をしている。あとはこれをシーズン最終戦まで続けて欲しいと願うだけだ。

内海に意地があるのなら、残りの試合は自分の言った↑のエース論をグッと飲み込んで、もう黙って結果を出し続けるしかないだろう。

さて、連日お伝えしている世界大学野球だが、今日は巨人戦と平行して2台のテレビで一緒に見ていた。初回に1点を取り、投手力に自信のある日本は、この1点をどれだけ守れるかが勝負になるなと見ていたが、ハンカチ王子(斉藤投手)の立ち上がりが悪く、あっさりと満塁ホームランを打たれて3点を追いかける展開となる。1点は返すものの、以降は予想通りの投手戦で、最終回に大石が奪三振ショーで攻撃に勢いを作ろうとしたが、出塁することすら叶わず負けてしまった・・・・。

アメリカにはこれまでの大会全てにおいて負けており、今年は投手力が充実しているので雪辱のチャンスだと思っていただけに、非常に残念な敗戦。これで金、銀メダルを獲得することはできなくなり、キューバに負けた韓国と銅メダルをかけて戦うことになる。昨夜WBCの夢よもう一度なんていった手前、非常に悔しい思いはあるが、キューバアメリカの決勝戦は、それはそれで非常に見ごたえがあるなと、楽しみにしている自分もいたりして、複雑な感じ。