ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/7 巨人 2-8 広島 → 福ちゃん・・・今日抑えてこそのローテ奪取だったが

巨人 2-8 広島 8月7日(土) 東京ドーム

対 広島:12勝4敗0分

勝利投手:ジ オ 12試合 4勝 6敗 0S

敗戦投手:福 田 15試合 2勝 3敗 0S

投手リレー

 巨人:福田→野間口→星野→リン・イーハウ(C:阿部→鶴岡)

 広島:ジオ→岸本(C:石原)

ホームラン:

 巨人:

 広島:栗原8号2ラン

先発の福田が序盤に7連続安打を許し、一挙に5点を失う。巨人も4連打で2点を返すも、2番手の野間口が栗原に2ランを浴び、再び5点差に突き放される。最終回にもこの日初登板のリン・イーハウがダメ押しの1点を献上。巨人打線は反撃できないまま、2対8で敗れ、広島に連敗を喫した。

Yomiuri Giants Official Web より

何度目かなぁ~~~~福ちゃんと野間口の話題を口にするのは。

前回、まずまずの投球をして久々の先発勝利を手にした福ちゃん。大事なのは今日の試合だった。今日、勝ち負けは別として先発としての役割を果たせれば、ローテ入りが確定してもおかしくない立場だったが、残念ながら2回に火だるまになってしまった。

ただ、ひとつだけ気になった点を言わせてもらうと、ちょっと変化球が多かったような気がする・・・・福ちゃんのいいところは、キレのあるストレートを軸にした上での変化球だが、今日の福ちゃんは追い込んでからの変化球が微妙な高さに行ってしまい、一見すると打ち取ったような打球がことごとくヒットになってしまうという状態になっていた。不運なあたりも多かったが、もっとストレートを多めに配球して前回のように緩急で勝負してもよかったのではないか?もちろん、前回はカーブでやられてるので、広島打線も研究してきてるだろう。だからこそ、決め球にストレートというのもアリだったのではないかと・・・・まぁ後の祭りだが。

んで、野間口。

球自体は悪くなかったと思うけど、ストレートのキレは福ちゃんの方があっただけに、ちょっと打ちやすく感じてしまったかなぁ。もっとボール球で勝負してもよかったと思うけど、微妙に甘かったかな。

まぁ二人に共通しているのはコントロール。特に決めに行ったときの球がどうしても甘いコースに行ってしまう。これはもう、入団したときからなんで持病だと言ってもいいかもしれない。追い込むまでは二人ともいい球を投げているので、決め球に自信を持てるようになれば、大きく化けそうな気がするんだが・・・・福ちゃんは前回、カーブを中心に組み立てして化けたような気がしたが、それを狙われると警戒したからか、裏をかいたつもりで捕まってしまったような、そんな気がした。

まぁ二人の愚痴を書いても気が重くなるだけなので、明るい話題も。

なんといっても、ギリギリで育成から這い上がってきたリン・イーハウ。15歳の時から目をつけて大事に育ててきた選手。スリークォーター気味のフォームなのに、最速157Kmを記録する本格派。フォームや球筋は現投手コーチの斉藤投手を思い出させるものがあるが、球の威力はリンの方がはるかに上で、どちらかというと、ヤクルトのイム・チャンヨンに近いかもしれない。今日も150Km近い速球をバシバシと決めていたが、さすがに初1軍で東京ドームの大歓声は緊張しているな、という印象だった。若さを武器にドンドン投げ込んで、文字通り救世主になってもらいたい。

(188cmの長身なので、ホントはオーバースローの本格派の方が似合ってると思うけど・・・・まぁ今の巨人にいないフォームの選手だし、いいかな)

さて、世界大学野球も今日で終了。これまた巨人戦と合わせてどちらもデーゲームということで、なかなかヘビーなテレビ観戦となったが、4回までに9点をとる展開で、こちらは安心して見ていられた。メダルがかかった時の韓国は怖いと感じていたが、相手も同様にプレッシャーを感じていたらしく、初回から主導権を握る戦いで、投手力の日本らしく失点も0で抑えて大会を終了した。彼らのほとんどが来季にはプロに入ってくるとなると、これまたペナントが面白くなるなと頼もしく感じると共に、今日から始まった夏の甲子園もこれまた目が離せない戦いになりそうで、やっぱり野球は夏が面白い。