ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

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9/19 巨人 6-4 阪神 → 初回の貯金が最後まで効いた。阿部の殊勲打

巨人 6-4 阪神 9月19日(日) 甲子園球場

阪神:11勝10敗0分

勝利投手:山 口 65試合 7勝 3敗 4S

セーブ :クルーン 45試合 4勝 2敗 21S

敗戦投手:メッセンジャー 23試合 4勝 6敗 0S

投手リレー

 巨人:藤井→山口→久保→クルーン(C:阿部)

 阪神メッセンジャー→福原→渡辺→西村→筒井(C:城島)

ホームラン:

 巨人:

 阪神マートン16号ソロ、ブラゼル45号ソロ

阪神タイガースとの21回戦は前日とは一転、序盤から試合が動く。初回に打者9人の猛攻で5点を奪った巨人は二回にもラミレスの犠飛で1点を加える。投手リレーも早めの継投でつなぎ、先発の藤井から山口、久保、クルーンが1点ずつに抑え、終盤粘る阪神を6対4で振り切った。この試合で四回にヒットを放ったラミレスが、通算3000塁打を達成した。

Yomiuri Giants Official Web より

久しぶり、ほんと~~~に久しぶりに先発野手全員安打が出た。

初回、メッセンジャーの立ち上がりが悪く、球が浮ついているところに坂本、松本の安打でノーアウト1,2塁のチャンス。クリーンアップがきっと返してくれると信じていたが、ガッツ、ラミレスは凡退。ここが0で終わってしまうと、昨日のような重い空気になりかねないところだが、阿部がキッチリと返してくれた。ツーアウトだったことでファーストランナーの松本まで帰ってくるタイムリー2点安打となる。

すると、矢野、エドガー、脇谷にもタイムリーが出て一挙5得点のビックイニングになった。

藤井も決して万全とはいえなかったが、持ち前の粘り強さで失点をマートンのソロホームランにとどめてくれ、5回も投げさせてあげたかった。抜群の安定感で阪神打線を抑えていてくれれば行ったのだろうが、正直なところ危なっかしいところもあったので、昨日なげなかった山口で流れを向こうにやらないという意図だったと思う。打ち込まれての4回降板ではないので胸を張っていい降板だと考えてもらいたい。

打線は昨日の巨人と阪神もそうだったが、送りバントの失敗が非常に目立つ試合となってしまった。本来なら中押し、駄目押しが出来る場面もあっただけに、次の塁へ進めるバッティングが少なかったのは問題だが、その辺は原監督も試合後のコメントで言っているので、皆も反省しているでしょう。

マートンブラゼルにホームランを浴び、この両外人を調子に乗せてしまったか?という心配が無くも無い(特にブラゼルは昨日、黙らせていただけに今日も大人しくさせておかなければいけなかった)。

明日はグライシンガー vs 秋山・・・かな?秋山は前回登板時に疲れの見えたところで捕まえることが出来たが、それまでは非常に苦労した投手。あれから日に日に成長している阪神一押しの新人ピッチャーだけに、楽には打たせてくれそうに無い。ぶっちゃけ、どちらかというと苦手なタイプのピッチャーだと思う。大一番で緊張してくれることを願うが、ホームグラウンドということもあり、立ち上がりで捕まえきれないと一気に乗ってしまう可能性もあるので、初回の坂本、松本がキーポイントになりそうだ。

また、そろそろガッツの爆発とラミちゃんのホームランも見たいところ。ラミちゃんはブラゼルに差をつけられてあせりはあるのかな?ホームランを狙いたくても局面や相手投手によってはチームバッティングに徹することもあるだろう、今日もそういうバッティングが見られたし・・・チームの勝利が第1だがラミちゃんのホームランがチームの勢いを生むのだから思い切って振り回すバッティングをしてもいいと思う。前半戦のような阪神戦への苦手意識はもう無いと思うので、明日はガッツとラミちゃんで秋山がビビってしまうようなフルスイングをしてくれることを期待したい。

しかし、中日は何というか、、、、付き合いがいいというか何というか・・・・

今日は真剣にヤクルトの応援をしていたが、やっぱり和田はスゴイね。いつだったか、1週間だか10日くらい前に落合監督が「オレが投手だったら和田は全球敬遠するね」といっていたように、半端な球で勝負するのは危険な打者になってしまい、落合打法を確実に継承している怖いバッターだと、今日改めて思った。

最後に勝利インタビューで阿部が「明日はまた切り替えて頑張ります」と言っていたんだが、負けたときはともかく、勝った時は切り替えることなく今日のテンションやイメージをそのまま明日に持ち込んでもいいんじゃないか?とふと思ってしまった。

いや、明日はまた違う投手が来るし、一度リセットして改めて冷静に・・・という意味なんだろうけど、勝った時はそのいきおいを体の奥に溜め込んで、そのテンションで次の試合に挑んでもいいのではないかと。