ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

9/22 巨人 6-2 横浜 → 2年ぶりの10勝も完封目前でアタフタするあたり内海らしいか

巨人 6-2 横浜 9月22日(水) 東京ドーム

対 横浜:14勝06敗0分

勝利投手:内 海 25試合 10勝 8敗 0S

セーブ :クルーン 47試合 4勝 2敗 22S

敗戦投手:加 賀 25試合 3勝 10敗 0S

投手リレー

 巨人:内海→クルーン(C:阿部)

 横浜:加賀→江尻→高宮→弥太郎→加藤→福田(C:武山)

ホームラン:

 巨人:坂本31号ソロ、高橋由13号ソロ

 横浜:

逆転優勝のために負けられない巨人は四回に2点を先制すると、坂本、高橋由のソロ本塁打などで着実に加点。先発・内海は完封目前の九回に2点を失ったが、一発同点のピンチで最後はクルーンが締め、6対2で勝利した。内海は2年ぶりに2桁勝利となる10勝目を挙げた。

Yomiuri Giants Official Web より

「論ずるに値しない」(これ、巨人ファンの間で流行語大賞になりそうな言葉だな)と言われてからの内海は確実に変わった。初心にかえったというか、変に緊張した表情をしなくなり、落ちるところまで落ちた開き直りに近い表情になったと思う。

帽子のつばに書いた「やるしかない」という文字もそういった割り切りから来た言葉なのだろう。

ストレートのスピード自体はここ数年の中では上がらないシーズンではあるが、変化球を腕を振って低めに集めることで、緩急を使って抑えられるようになった。朝井、高木のスタイルが影響しているのでは?と思うが、今日も非常に安定感のある内容で安心してみていられた。

最後にツーアウトまで行って連打を食らうあたり、内海らしいといえば内海らしいが、6点差あっての9回だったから良かったものの、これが4回とか5回だったら

「全然かわってねーじゃん!」

と罵倒されるところだった。

そういう意味では、今後の信頼回復のためにも9回はせめて1失点の段階で抑えるべきだった。

打線は前夜のヒーロー坂本が、サヨナラホームランのいきおいをそのまま今日に持ち込んで爆発した。監督的にはうれしい爆発だったろうが、むしろ注目は4回の左打者による4連打。阿部、由伸、古城、脇谷の連打は前日守備のミスでスタメンを外れたエドガーに変えた監督の采配がズバリということで、かなり気持ちよかったのではないだろうか?

ガッツにヒットが出ていれば、またまた先発野手全員安打となるところだったが、まぁラミちゃんがタイムリーを打ってクリーンアップが打点を稼いだという意味では、満足できる内容だったと思う。

相変わらずの中日の付き合いの良さのおかげで、全く差が縮まらない状態だが、下位チーム相手に負けられない試合をキッチリと連勝するのも難しいことで、まだまだ土俵際で踏ん張っている選手たちには頭が下がる。これで明日負けてしまうとそれこそ連勝の意味がなくなってしまう。内川が「順位は抜きにして巨人との試合は観客も多く、気合が入る」と言っているように、チーム順位が思わしくない横浜といえど巨人戦ではテンションをあげてくる。甘く考えていると簡単にやられてしまう(まぁ考えちゃいないだろうけど)ので、また気を引き締めなおして頑張ってもらいたい。