ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

10/05 巨人 4-0 横浜 → 長野の1番起用は大当たり!一方の坂本は・・・涙

巨人 4-0 横浜 10月05日(火) 横浜球場

対 横浜:16勝08敗0分

勝利投手:朝 井 10試合 4勝 1敗 0S

クルーンクルーン 50試合 4勝 2敗 25S

敗戦投手:田 中 5試合 1勝 2敗 0S

投手リレー

 巨人:朝井→ゴンザレス→山口→クルーン(C:阿部)

 横浜:田中→福田→桑原謙→阿斗里(C:武山→細山田)

ホームラン:

 巨人:長野19号ソロ、ラミレス48号ソロ

 横浜:

2位奪取のため負けられない戦いとなった横浜ベイスターズとの24回戦は、長野の先頭打者本塁打で先制すると中盤にもラミレスの48号ホームラン、阿部のタイムリーなどで追加点を奪い突き放した。先発の朝井は6回無失点の好投で4勝目を挙げた。

Yomiuri Giants Official Web より

二日ぶりの試合ということで試合前からTVの前に居座り、メモを取りながら見てましたが、試合が終わった時には気がつくとハガキサイズのメモ用紙にびっしりと5枚も色々と書き綴ってました。(いつもは2枚くらい)

さすがに、それを全て文章にすると大変な文字数になってしまうので、まぁその中から気になった点だけをつらつらと・・・

「ポップフライ病」を指摘され、アドバイス無しで自力で復調するという試練を与えられ、ラミちゃんから熱心に指導を受けたという坂本。今日は前日からの予想通り6番での起用。残念ながら懸案の病気は治らず、4打数ノーヒット(うち1四球、3フライ)。う~ん、この6番が機能してくれると、ガッツから4人の長打力のあるバッターが並び、しかも原監督の理想とするジグザグ打線となる。相手投手からしても、ガッツ終了、ラミちゃん終わった、阿部も何とかしのいだ・・・でホッとするまもなく「坂本かよ!」という打線となって、プレッシャーをかけられる。それはすなわち、クリーンアップが歩かされるケースが減って、長打を期待できるという場面が増えることを意味する。短期間で克服できるほどまだ引き出しが多い選手じゃないし、なかなか難しいかもしれないが、何かきっかけを掴む1打を残り2試合の中で手に入れて欲しいと思う。

そして、その坂本に代わり1番に起用された長野。どうかなぁ~~~と思っていたら、いきなりバックスクリーンへのホームラン、しかも2-3から。いったい、この新人は何者だ?と改めて思わされる1打だった。結果的に2安打1四球と復活後の打率はなんと5割。長打も魅力だけど1番に必要なのは何といっても出塁率と足の速さ。そういう意味では2安打目の内野安打のほうが個人的には価値ある内容だったと言ってもいいと思う。まぁ残り2試合の結果次第ということもあるだろうが、このままCSまで結果を出せるようなら来年の1番は長野で決まったと言っていいんじゃないだろうか(それはすなわち外野枠はあと1つしかないという事も意味するわけだけど・・・)。今日のホームランで新人賞は当確といっていいと思うが、あと1回猛打賞で長島さんの記録に並べば、完璧だろう。

さて、課題の2番であるが・・・・・原監督!私は何度も「脇谷は2番には向かない」といったはずですよ!(って聞いてるわけ無いか)

脇谷のバッティングは8番でこそ意味があると何度言えば・・・・(涙)8番からのクリーンアップへのつなぎであったり、クリーンアップが終わって投手が一息ついたところへガツンと一撃を食らわすという、そういう役目が彼なんですよ。案の定、バントミスに内野ゴロゲッツーと2番打者として一番やってはいけないことをやっちゃうわけです。その一方で2安打してしまうというところは、やはり8番でしょう。ワタシが投手でも脇谷の8番は非常に嫌ですよ、もう2番はやめましょ。下位打線で脇谷が出塁し、盗塁で2塁へ、投手のバントで3塁へ・・・で、さぁ1番からの打線につないで1点をもぎ取る。コレが理想じゃないでしょうか。

投手陣の方はCS以降については内海、東野は当確で残りをどうするかということで、現在候補NO1の朝井を最終テストしようということだったと思う(個人的には藤井よりは調子の波は少なく安定していると思う)。そういう意味では合格点を与えられる内容だったんじゃないだろうか。まぁ阪神打線と比べるのは現実的じゃないので、阪神、中日相手に同じ成績が残せるかといえば、そう簡単には行かないだろうが少なくともゲームを作ってくれるという役目は果たしてくれそうだ。そしてゴンザレスの中継ぎ起用もほぼ決定的だろう。調子を取り戻してからのゴンちゃんは失点少なく安定しているが、先発としては勝ち運に恵まれていないという今年後半の運の無さと中盤に失点をくらってしまうという特性を加味すれば、ロングリリーフの出来る中継ぎという起用は今のゴンちゃんがもっとも生きる部署かもしれない。(ローテーション投手としては多少の不満もあるだろうか、今季に関しては不満を言えるほど成績は残していないというのは本人が一番わかっているだろうし)

残りの2試合で、高木、越智、マイケル、久保あたりを調整がてら必勝パターンとして使ってくると思うが、短期決戦では彼らをフル回転で使うことだろう。幸いなことに巨人の中継ぎ、ストッパーは全てが勝ちパターン投手ばかりというのが他球団に比べて若干のアドバンテージだと思うので、これを利用しない手はない。

ラミちゃんに早々にホームランが出て、ブラゼルもここ数試合不調だし、これでキングは確定か?と思ったらいきなりブラゼルの2ホーマー。差を広げるどころか1本差まで追い上げられてしまった。普通に考えれば2試合で2本(ブラゼルが逆転する場合ね)というのは非常に難しいが、阪神の残りは横浜球場でのベイスターズ戦ということで、甲子園でやるよりは、はるかに本塁打の確率はあがる。ラミちゃんは最低でも残り2試合で1本は打っておきたいところかなぁ。

そして最後に気になる2位争いだが、阪神は前述したように明日からの横浜との2連戦で終了。相性から言っても横浜がよほど意地を見せてくれないと2つのうち1つ勝つのは難しいかもしれない。巨人としては2位の条件が阪神が1敗で巨人が連勝という厳しい状態。明日は全力で横浜の応援をさせていただきます。一方の巨人は明後日から、広島、ヤクルトの連戦で終了となる。広島は沢村賞を狙うマエケンが来るだろう。ヤクルトも中6日で館山あたりが来ると予想しているが、そういう意味では阪神に比べると連勝のハードルは相当高い。個人的には阪神が1勝1敗で終了し、巨人は最後のヤクルト戦に快勝して10.8の感動(感動の大きさは大違いだが)を味合わせてもらえれば、まだ今季の悔しさも少しだけ晴れるというもの。

天国で応援しているであろうキムタクのためにも何としても2位は奪って欲しいと心から願う。