巨人 3-7 阪神
対 阪神:2勝2敗0分
勝利投手:能 見 4試合 2勝 1敗 0S
敗戦投手:東 野 4試合 1勝 2敗 0S
投手リレー
巨人:東野→高木→アルバラデホ 捕手:鶴岡
阪神:能見 捕手:城島
巨人:東野1号ソロ、坂本3号ソロ
阪神:金本1号ソロ、鳥谷1号2ラン、新井貴4号ソロ、ブラゼル1号ソロ
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東京ドームでの開幕戦を迎えた巨人。先発の東野は三回までに4本のホームランを浴び、阪神タイガース打線を食い止めることができない。好調だった打線も能見の前に沈黙。九回に2点を奪い意地を見せるが、反撃もここまで。3対7で本拠地初戦を白星で飾ることはできなかった。
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年に何度か、今日は負けちゃいけないという試合がある。
それぞれ人によって、”今日!”っていうのは違いがあるかもしれないが、少なくとも今日の試合に関しては、全員一致で「今日だけは負けられない!」と思っていただろう。
開幕前のゴタゴタを乗り越え、宇部で迎えた開幕戦から移動すること3週間強。
やっとという思いで迎えた東京ドーム開幕戦。
今日気持ちよく勝てば、これまでの不穏な空気を一掃し、新たな気持ちで波に乗ることが出来る!と期待してみていた・・・・・・・・
が!!!!!!
危ない・・・9回に意地を見せなかったら、得点は東野の1点だけということでトラウマになりそうなゲームになるところだった・・・・
いや、もう十分にトラウマになっただろう。
苦手の能見に対して屈辱の8連敗を喫してしまった。
もちろん、各球団のエースクラスが出てくれば、そう簡単に得点することが出来ないのは十分承知している。それでも、打撃が売りのチームならば、たとえ相手がチームの柱投手であっても打ち崩す力強さが無ければペナントを制すのは難しい。
だからこそ、今日は東野が意地を見せ、攻撃陣はこれまでの悔しさを晴らすと思っていたのだが、結果、決して調子が良いとは思えなかった能見にさらなる自信をあたえ、阪神のクリーンアップに爆発するきっかけを与えてしまった。
っていうか、クリーンアップのホームランは阪神優勝を期待させるに十分で、阪神ベンチのみならずファンをもその気にさせてしまいそうで、本当に怖い。
低めに構えたミットとは裏腹に全て高めに浮いてしまった。
何というか、東野はもっと攻撃的というか、相手に向かってゆくピッチングが売りのはずだが、少しでも長い回を投げようと意識したのか、どちらかというと大人しい感じで、良い意味で力を抜こうとしていたのかもしれない。が、結果的にはそれが裏目にでてしまったような気がする。
攻撃に関しては、とにかく低めの見極めをしっかりするという方針で臨んだようだったが、結果的には低めのボールを振らされてしまうあたり、研究・対策の結果が出ていないように思える。
特にガッツは何としても2000本安打を東京ドームで迎えたいと思っていたのか、あきらかにリキんでいたし、ボールの見極めも普通ではなかった。左投手対策としては、もっとしつこいくらいレフト方向を意識したバッティングでタイミングをとるなど工夫をして欲しかった・・・・
とはいえ、負けは負け。
もう仕方ない。
明日は澤村が投げるという情報が入っている。
いよいよ本拠地でゴールデンルーキーがデビューするということで、ここで気持ちの良い勝ちを得ることが出来れば、今日の負けを忘れることが出来る。金曜日からのナゴヤドーム3連戦でさらなる落ち込みを見せないためにも、明日、明後日と勝ってあらためて勢いをつけて乗り込みたいところだ。
東京ドーム3連戦を負け越しで名古屋に乗り込むようなことになれば、去年の悪夢よもう一度ということにもなりかねない。