ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/18 巨人 6-4 楽天 → 大田、プロ初ヒットが勝ち越し2点タイムリー!でも阿部は一体何もんだ!?

巨人 6-4 楽天

楽天:2勝0敗0分

勝利投手:越 智 12試合 3勝 0敗 0S

セーブ :ロメロ 14試合 0勝 1敗 9S

敗戦投手:サンチェス 7試合 0勝 2敗 0S

投手リレー

巨人:金刃→山口→久保→越智→ロメロ 捕手:阿部→加藤

楽天:永井→美馬→サンチェス→スパイアー 捕手:中谷→嶋

本塁打

巨人:

楽天

NHK BS1にてTV観戦

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

東北楽天ゴールデンイーグルスとの2回戦は、二回に阿部のソロホームランなどで2点を先制したが、六回に本塁打を浴び、同点とされた。七回には阿部の通算250本塁打で、この日の2本目となるソロホームランで1点を返したが、その裏に再び追いつかれるなどし、延長戦に突入したが、十回に大田のプロ初ヒットで勝ち越しに成功。6対4と楽天に2連勝した。

Yomiuri Giants Official Web Site

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

相性のいい楽天に澤村、金刃をぶつけ、次の日ハム戦に東野、内海を持ってゆくつもりなのか、昨日の澤村に続いて私の予想を超え、金刃の先発。

開始前まで7試合に登板で防御率 1.76と抜群の安定感でチームに貢献している金刃だが、今日は危ない場面を何度か迎えるも、粘り強く投げて6回を2失点と好投した。個人的には7回くらいまで投げきれると思ったが、原監督は磐石のリレーを強いた。

おそらく、恐らくだけど

病み上がりの山口(ぐっさん)には8回はまだ荷が重いので7回を投げさせたのではないかと思うが、中谷にまさかのホームラン。決して悪い球ではなかったので、打った中谷を褒めるべきなんだろうけど、希望をいわせてもらえれば、越智→山口→ロメロという継投で行って欲しかった。でも、ぐっさんも150km/hを越えるストレートが出ていたし、基本的にはもう心配ないレベルで戻ってきてくれていると思う。ぐっさんが戻ってきたことで、完全に金刃はローテーションの一員としての地位を手に入れた。3度の先発、いずれも5回は投げきれる状態にも関わらずまだ1勝という結果だが、今の状態を続けてくれれば必ず結果はついてくる。こうなると、藤井のポジションがなくなってしまうが、金刃だって1年通じて好調を維持できる保障はないので、金刃に疲れが出てくる頃を目処に藤井には戻ってきて欲しい。

そして今日の殊勲は大田でしょう。

上に上がってきて、昨日、今日と代走での起用でひょっとしたら今日も打席に立つことは出来ないかもしれないなと思っていたら、まさかの満塁の場面で打席が回ってきた。ここで打つことが出来れば自信になるし、それをきっかけに爆発するかもしれない・・・と思っていたら初球のクソボールを派手な空振り。こりゃ今日もダメか?と思っていたら、初球と同じ変化球が今度は少し高めに来たことで、バットに当てることが出来た。蓋を開けてみればプロ初ヒットが貴重な勝ち越し2点タイムリーと出来すぎな結果となり、初安打がいきなりのお立ち台となった。

これで次回からもう少し楽に打席に立てるだろう。前夜の円谷に続いてヤングジャイアンツの連日の活躍は主力の抜けた今の状態にあっては非常に心強いし、ファンが待ち望んでいた姿だと思う。ま、そうそううまくはゆかないだろうが、今は若手の中が良い雰囲気になっていると思うので、少しでもこれを維持できるように頑張って欲しい。

ただ、大田も頑張ったが、実はあの場面、古城の四球が大きかった。

鈴木があっさりと倒れたことで、今日は良くて引き分けか?という雰囲気になりかけたチームを奮い立たせ、同時にサンチェスに動揺をあたえることになった。そして3番に入ってなお威力を発揮した坂本のあたりで活気づき、今日ノーヒットで少し打撃下降気味か?と思わせたラミレスにも当たりが戻った。欲を言えば長野、矢野のどちらかにヒットが出て、止めをさすことが出来ればよかったが、まぁそれは贅沢というものか。

しかし、阿部は一体何者なんだ?

正直なところ病み上がりの阿部には、投手陣をまとめて守りを固めることは期待して、バッティングに関しては徐々に上げていってもらえばいいやくらいに思っていたが、投手の失投を逃さないあの集中力と打った瞬簡にソレをわかる当たりを放つ腰の回転は、やっぱり並じゃない。帰ってきていきなりの5番起用は難しいかな?と思った私の心配をよそに好調の長野が6番に入ることで、1,2番さえ出ることが出来れば一気にビックイニングを作れる打線になった。こうなれば7,8番は若手にチャンスを与えることが出来るし、これでガッツとヨシノブが帰ってきたら一体どうなる?という期待を抱かせてくれるほどになった。交流戦に入って、先発ローテーションが組みやすくなり、阿部も帰ってきたことで、まずは5回まで(出来れば6回まで)試合を作り、安定した中継ぎ陣が相手の反撃を食い止め、ストッパーがキッチリと締める試合が出来れば去年のような悔しい交流戦とはならずに済むのではなかろうか?