ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/25 巨人 1-2 ソフトバンク → 和田相手に堂々の大田、藤村が良かったが、中軸が・・・

巨人 1-2 ソフトバンク

ソフトバンク:0勝1敗0分

勝利投手:和 田 7試合 3勝 1敗 0S

セーブ :馬 原 6試合 1勝 1敗 1S

敗戦投手:金 刃 9試合 1勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:金刃→西村→山口→アルバラデホ 捕手:阿部

ソフトバンク:和田→森福→ファルケンボーグ→馬原 捕手:山崎

本塁打

巨人:

ソフトバンク

日テレG+にて観戦

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福岡ソフトバンクホークスとの1回戦は、巨人がソフトバンクを上回る計8安打を放つも8残塁と打線がつながらず1対2で敗れた。しかし、藤村がプロ入り初のタイムリーヒットと猛打賞を記録するなど、次につながる好材料も見られた

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大田、藤村が打てば、坂本、長野が沈黙・・・・なんて変なジンクスがつかなければいいんだけど。

初回、いきなり大田が出塁して藤村が送りバントが出来なくて、やむなくのヒッティングが功を奏してノーアウト1,2塁になった場面。個人的には藤村が犠打を成功させて、1アウト2塁で坂本を迎えたかった。一見すると棚ボタに見える1,2塁で、坂本に送りバントをさせたところが、実はシナリオと違う結末を迎える序章になったのではないかと個人的には初回に何となく嫌な予感を感じた試合だった。

(もちろんあの場面はあれでセオリーなんだが、3番がガッツだったらバントなんかさせないでしょ?坂本だからさせたんでしょ?確かにうまく決めてたけど、坂本を信頼するなら、ヒッティングでも良かったのでは?とも思ってしまった)

続く2回には1アウト1,3塁という場面までこぎつけながら、金刃の犠打失敗でこれまた無失点。

相手が和田であるということ、試合開始前交流戦防御率 0.87という考えられない守りを誇るソフトバンク相手ということを考えると、投手が立て直す中盤以降に点を重ねるのは難しい。そういう意味では、1,2回のチャンスで点を取れなかったことは敗戦の確立が濃厚となる・・・・そう、確率では。

となると、取れそうで取れなかったことで金刃のリズムが崩れても良さそうなもんだが、今年の金刃はちょっと違う。スライダー、パームが非常にコントロールよく決まっていて、初球からドンドンストライクを取っていた。早めに追い込むそのリズムが見ていて非常に小気味良く、おぃおぃ、ひょっとして今シーズンに限っては内海よりも上なんじゃね?と思わせるほど。しかも、試合を重ねるごとに安定感が増してゆく。左の先発が1枚でも増えることはチームにとって喜ばしいことなので、前回登板時も同じ事を言ったが、つかれて調子が落ちてくれば、それまでには藤井が戻ってくると思うので、後先考えずに、ますます飛ばしていって欲しいなと思う。

戦前の予想では正直なところ厳しいかな?と思っていたが、序盤までは互角以上。2点を取られてからも一歩も引かない好ゲームを続けていた。誤算だったのは、坂本、長野がノーヒットだったことと、2009年パリーグ覇者の4番だった高橋(信)が結果を残せなかったこと。まぁ、1,2番が出塁して、中軸も調子が良ければそりゃもう打線は止まらないわけで、両方が調子いいなんてことはシーズンのうち、そうそうあることでは無いとわかっているつもり。つもりなんだけど・・・・なかなか上手くゆかないもんだな、野球って。

阿部が2安打放ったものの、松田の三盗を許した場面と、8回に鈴木が盗塁を仕掛けた時に空振りなどの援護がなかったところがちょっと気になった。いつだったかどの試合だったかも忘れたが、2~3年前(だったと思う)にランナーが盗塁を仕掛けた時に「タイミング的にアウトになる?」と思ったので、思わずファールでカットした。なんて神業的な話を阿部のコメントで聞いたことがある。打者は集中できていれば、そこまで出来るもんだと感心したのだが、それならばあの場面。カットは必要なかったけど、空振りするくらいのフォローは欲しかった。さらに言えば、初回の三振の場面も、アウトコースに構えたキャッチャーミットとは逆球でインローのストレートに手が出ずに三振となったが、それでも集中力MAXの阿部だったらカットしてたんじゃないかな?と思う。

ひょっとしたら、交流戦から復活してきた疲れとかある?と少し心配になった。(2安打している打者に心配とか必要ない!とも言われそうだが)

打線は水物なので明日突然爆発するかもしれないが、そうなると投手陣が大崩・・・なんて悪循環がめぐってこないことを切に願う。開幕当初のグダグダなチーム防御率が日に日に良くなっている状況なので、打線の援護があと少し!あと少しだけでもあれば、一気に連勝街道を走れるところまで来ていると思う。

主力がケガで欠けていることを追い風に若手が力を発揮している。もう少し活躍すれば、相手球団もさすがに軽視できずに徹底的に弱点を探ってくるだろうけど、今は勢いで行っちゃってイイ。和田という名前に負けること無しに向かっていけた今日を大事に、明日も大暴れして欲しい。