ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/23 巨人 1-4 オリックス → 頼む!澤村に援護を与えてやってくれぇ~~~~!

巨人 1-4 オリックス

オリックス:0勝2敗0分

勝利投手:寺 原 7試合 3勝 4敗 0S

敗戦投手:越 智 13試合 3勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:澤村→久保→越智→高木 捕手:阿部

オリックス:寺原 捕手:伊藤

本塁打

巨人:

オリックス山崎浩1号3ラン

ラジオニッポン→日テレG+にて観戦

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オリックスバッファローズとの東京ドームでの2回戦は、一回に先制したが、四回にタイムリーヒット、九回に3ランを許してしまい、2日連続の黒星を喫した

Yomiuri Giants Official Web Site

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投手たるものクールであれ、好不調、喜怒哀楽を表に出すな!

よく言われることだが、個人的にはマー君や東野のように、気迫を前面に出してマウンドで吼える投手が大好きだ。見ているだけでこちらが熱くなるのだから、ベンチ内だって熱くなるに違いない!なんて思ったりもする。

一方、ルーキー澤村の良いところはポーカーフェイスで顔色変えず、闘志を内に秘めて黙々と投げるところ。

言ってる事が正反対のような気がするが、澤村は表情ではなく、球威に闘志が宿るタイプなので、これでいいだろう。ノッているときはトンでもないストレートがビシっと決まる。前回登板時に阿部にもっとストレートを前面に!とお願いしたが、今日はそのストレートを武器にビシビシと気持ち良いように投げていた。時々、変化球が中途半端な高さに行ってしまうのが課題だと思うが、それでもストレートが走っていれば問題ない。7イニングスで自己最多の11奪三振(1失点)はさすがだ、やはり只者ではない・・・・

が、試合を作りながら、どうにも味方の援護に恵まれない・・・

あの桑田真澄がひところ出ると援護に恵まれない、という不運な時期を迎えていた頃のことを思い出してしまった。先発7試合で防御率2.47であれば3~4勝していてもおかしくない成績なのに未だ1勝。もちろん打線は援護してやりたい気持ちマンマンだろうが、それがかえって悪循環を生んでしまっているのであろうか?自分に厳しい澤村だけに打線のせいにすることなんて皆無だろうし、むしろ打つ方に良いリズムを与えていないのではないか?なんて自己反省しているくらいでは無いかと思うが、経験の浅いルーキーだけに、このまま似たような試合が続くようであれば、気持ちが折れてしまうのでは?という心配もある。現在、同じような境遇にある日ハムの武田勝の場合は、これまでの経験の中で「こういう時もある、今は我慢だ」と思っているだろうし、昨年のヤクルト石川も序盤に苦労したが、それを乗り越えて中盤から快進撃を迎えた。

経験の浅い澤村が同じように我慢し続けられるかどうか・・・・ルーキーといえど大卒なら最低でも2ケタ勝利、出来れば15勝を!とシーズン前に言っていただけに、7試合で1勝という今の状態がプレッシャーにならなければいいなと切に願う。

原監督が試合後に3,4,5,6番が何とかしないと・・・と言っているように、昨日に続き、今日も中軸に連打が見れなかった。ベストメンバーでは無いにもかかわらず、ここまで何とか5割前後でこれているのはひとえに、坂本、ラミレス、長野がココゾという所で力を発揮していたから。特に得点圏打率の高い坂本が、開幕からここまでチームを引っ張ってきた。その坂本が前夜からちょっとおかしい。本来なら一番力を発揮する5回のチャンスの場面で三振は昨日の守備に続いて”らしくない”様だったと思う。今日はそれに加えて、ラミちゃんがストップ。追い込まれてからは決してボール球に手を出さないラミちゃんが、らしくない感じでボール球に手を出し、最終打席は三振(粘ったけど)。達川氏は「息子が見に来てたから力みすぎたんじゃあ」なんて言っていたが、そう見えてしまうほど今日のラミちゃんはいつもの冷静さを欠いていたような・・・・・紺田、藤村、大二郎といった脇役が頑張っていたので、そういう時こそ中軸が頑張らなければ!というのが原監督の思いだったのだろう。

でもまぁ、中軸だって連打できる日もあれば出来ない時もある。今日に限っては寺原がキチンと低めに集めて、ボール球を振らせる投球をしたということなんじゃないかと思う。

さて、冒頭の話に戻るが、今日の寺原は気持ちを前面に出しての気迫の投球だった。

しかし、圧巻だったのはその投球ではなく、勝ち越しホームランを演出した四球をもぎ取った場面。「絶対に負けたくない、2アウトからでも諦めずにチャンスメークする」という気持ちがあふれていた。G打線も、横浜時代はそれほど苦にしていなかったはずの寺原に対して、責め切れなかったのは彼の気迫に押されたからだろう。相手の気迫に対するにはより強い気迫が必要でゆかなければ・・・そういう意味では澤村に高橋(信)を代打で出した場面では、本当はできれば続投させて欲しかった。球数も大事だし、チャンスの場面で代打を出すのはセオリーだと思うが、仮に負けを味わうことになったとしても、相手が一歩も引かない状態で向かっている時は、こちらの先発投手も一歩も引かずに真っ向勝負して欲しかった。そんな経験をルーキーイヤーにさせることもエースへの道のりを進ませる事に繋がるんじゃないかと思う。巨人の将来を背負う逸材だけに、球数に気を配りながら、無理をさせず、大事に育ててゆくことも必要なのかもしれないが、早い段階で苦しさや試練を与えることも経験させて欲しい。澤村は叩けば叩くほど伸びてゆくタイプじゃないかと思っているので、ぬるい経験よりも厳しさで接することも必要なんじゃないかと思うが、皆さんはどう思うだろうか?

今日の寺原の気迫を目の当たりにした澤村が、次にどういったピッチングをしてくれるのか、次はそこに期待したい。

明後日からは現在パリーグ首位のソフトバンク戦。

交流戦での対ソフトバンク戦はいつも激しい試合になるが、次もそんな取ったり取られたりの激しい試合をしつつ、最後には勝利するという場面を見れることを信じている。