ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/9 巨人 3-1 広島 → 2時間半の澤村劇場だった・・・真の男に近づいた?

巨人 3-1 広島

対 広島:4勝3敗1分

勝利投手:澤 村 14試合 5勝 6敗 0S

敗戦投手:ソリアーノ 6試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:澤村 捕手:阿部→加藤

広島:ソリアーノ→今村→岸本→豊田 捕手:石原

本塁打

巨人:阿部6号2ラン

広島:

日テレG+ にて観戦

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広島東洋カープソリアーノと澤村の両先発による投手戦が続く中、六回にラミレスの犠牲フライと阿部の2ランホームランで3点を奪い均衡を破る。澤村はプロ初完封こそ逃したものの、9回3安打1失点の好投で5勝目を挙げた。広島と順位が入れ替わり、巨人は4位に浮上した

Yomiuri Giants Official Web Site

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完封こそ次回の宿題となったが、終わってみれば2時間半の澤村劇場だった。

数字だけおっかければ、巨人、広島とも安打は僅か3本。

坂本のラッキーヒット、ラミちゃんの犠牲フライ、阿部のツーランと1イニングに効果的に続けることが出来た巨人に軍パイがあがった。

6回のチャンスの場面。好投していたソリアーノを交代したところで、解説の堀内氏は球数でしょうと言っていたが、正直なところ交代してくれてホッとした。今村も良いピッチャーだが、恐らくソリアーノの方が打ちにくさという意味では上だったのではないかと思う。全身バネっていう感じで良い投手だなぁというのが去年、最初に見た印象。澤村にとってはデビュー戦の4月15日の広島戦で投げ合って、もう少しで勝利投手に!!!!というところまで漕ぎ着けた相手。

そんな事を意識しているかどうかはわからないが、お互いに一歩も引かない投手戦は非常に見ごたえがあった。

澤村は前回初めてノックアウトをくらったあとの中5日での登板。これまで、投げるごとに成長し、プロ選手としての階段を確実に昇ってきた。前回の中日戦も階段を一気に2つ上がるための一歩後退だと思えば、出た試合で経験したことを全て吸収していっていて末恐ろしくなるほどの成長振りだと思う。普通に考えれば打ち込まれたあとの試合ということで、気負って余計に悪くなる事だってあろうというものだが、前回と同じミスはしないと堅く心に誓い、そのとおり結果を出すあたりはやはり並ではない。反省はしても後悔はしないとでも言うようなそのメンタルは、開幕投手だった右のエース(候補)にお手本にして欲しいくらい(苦笑)。

新人での完封勝利は木佐貫以来8年ぶり・・・ということで期待したが、まぁそれは次回以降の楽しみに取っておくとしよう。これで5勝6敗と次の1勝で自身の借金を返すことが出来る。早く5分に戻し、その上で貯金を積み重ねてゆくことが出来れば、それこそ原監督の言う「真の男」に限りなく近づくことが出来るだろう。大人(クレバー)すぎて可愛げがないと他球団のファンに飲み屋で揶揄されたことがあるが、巨人ファンから見ればその姿が非常に頼もしい。

次回登板は首位ヤクルトとになるだろうが、まずはひとつずつとは言いながら、首位との差を詰める意味では大事な戦いとなる。この勢いで明日も勝利し、とりあえずは今季初の同一カード3連勝で勢いをつけ、甲子園に乗り込んで暴れ、この間とは違うぞ!というオーラをまとった状態でヤクルトと戦って欲しい。

欲を言うなら、ヤクルトと戦うときには3位に浮上してると・・・ってのは期待しすぎか?(でも、連勝したときくらい夢見させて!)

打線にまだ不安はあるけどね・・・・・(涙)

そうそう、最後の丸のセンターフライなんだが、セカンドに中継しないでダイレクトにホームに投げていたとしたら、どうだったろう?捕球位置次第だが、タイミング的には間に合ってたんじゃないかと思うけど、どう?1アウト2,3塁とファーストにランナーがいない場面だったので、ランナーをけん制する事も必要なかったし・・・それとも1点はあきらめつつ、セカンドランナーをサードに行かせないため?折角の完封のチャンスだったので、一か八か、ホームでドラマを見せて欲しかった。

(それより勝利のほうが大事か・・・今はね)