ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

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7/10 巨人 3-0 広島 → ヨシノブおめでとう!今季初の同一カード3連勝!

巨人 3-0 広島

対 広島:5勝3敗1分

勝利投手:西 村 23試合 1勝 0敗 0S

セーブ :久 保 30試合 2勝 1敗 2S

敗戦投手:バリントン 14試合 8勝 4敗 0S

投手リレー

巨人:西村→山口→久保 捕手:鶴岡

広島:バリントン→青木→岸本→サファテ 捕手:石原

本塁打

巨人:

広島:

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今季初の同一カード3連勝を懸けた広島東洋カープとの第3戦目。打線は、一回にラミレスのタイムリーヒットで先制すると追加点を内野ゴロ二つで奪うなど、そつのない攻撃を見せた。先発の西村は7回無失点と好投し、高橋由の通算1500本安打達成を勝利で飾った。西村は今季初勝利

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バリントンはメジャーなみの登板間隔で行くのが常なのか、前回が中5日、その前が中4日、そして今回も中4日と非常に短い間隔で投げてくる。登板疲れを期待して打ち込めるのでは?と思ったが、相変わらず小気味良いテンポで早いカウントからドンドン勝負してくる。立ち上がりに1点を取ったものの、このままゆかれたら結構ヤバイか?というピッチングで、こうなると西村がどれだけ踏ん張れるかにかかってくる。

その西村だが・・・・イイね!とてもイイ!

元々の重いストレートと達川氏がフランケンシュートと名づけた右打者のインコースを攻めるシュートボール。そして今日はスライダーとカーブが冴えていた。まぁ、この3連戦は巨人と同じく打線が思わしくない広島の攻撃に助けられた感もあるが、そこはまぁお互い様と言うことで・・・・体が開く悪い癖を川口コーチと二人三脚で修正し、その結果がしっかり出ていて安定感が感じられる。先発として今季初勝利をマークし、一層の磨きがかかってくれれば昨夜の澤村と同様、「真の男」に近づくことが出来るかもしれない。

途中、東野がブルペンで投げ始めて「おや?」と思ったが、今日のところは登板なし。

開幕後、内海に1度中継ぎで投げさせてギアを切り替えさせたのと同じように、結果が出ていない東野に中継ぎ(もしくは抑え?)を経験させて、全力投球の感覚を蘇らせようという事なのか?まぁ、期間限定のことだと思うし、ゴンちゃんの調子が悪くなかったので、オールスターまでの間の暫定措置という形で先発を入れ替える可能はあると思う。

攻撃に関しては、広島の守備のエラー(特に天谷にはこの3連戦、お世話になりました)に助けられ、気持ちよい点の取り方では無かったが、これまではそういった点の取り方すら出来なかったので、相手のミスに乗じて点を取るという形で得点できたことは良い傾向だと考えるようにしたい。7回、1アウト1,3塁でバッター坂本、フルカウントの打席でランナーを走らせ、ショートゴロの間にゲッツー崩れで1点を取ったのは大きい。岸本の難しいフォークをバットに当てた坂本も良かったし、走らせた采配もピタリとハマッた。こういうプレーも今までは失敗に終わるケースが多かったので、取りたい時に1点を取れたと言う結果は今後に繋がってゆくと思う。

そして何といっても猛打賞で1500本安打を達成した高橋ヨシノブ!!!そういや1000本を打った2004年も広島戦だったな。1000本まで7年、500本を7年とプロ14年のうちの後半がどれだけ大変だったかわかる。1000本打った時は2000本まで順調に行き、名球界なんて簡単に入るものだと思っていた・・・・ケガは自分のせいとはいえ、こんなに苦しいシーズンを重ねるとは想像もしておらず、今日、お立ち台に上がった姿を見た時は、ちょっと胸が熱くなった。

今季初の同一カード3連勝、しかもおめでたいヨシノブの1500本安打達成とチームとしては波に乗れる材料があったカードで終わることが出来た。あさってからは、阪神→ヤクルト→中日と9連戦が待っている。その後はオールスターということで5日間の空きが出来るため、どのチームもこの9連戦は変則ローテーションかつ、多少の無理をしてくる可能性がある。もっとも負担がかかるのは中継ぎになりそうなので、先発投手には出来るだけ長く投げることを意識して欲しいと思うが、そうなると信頼できるのが山口、久保の二人という状況は若干の不安が残るところ。金刃、越智、高木がもっと自信を持ってつぎ込めるようならいいのだが・・・・東野の明後日以降の使い方がひょっとするとキーになるかもしれない9連戦になりそうだ。