ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/12 巨人 1-2 阪神 → グラがかわいそすぎる!9回の阿部三振が敗因か・・・?

巨人 1-2 阪神

阪神:4勝6敗0分

勝利投手:スタンリッジ 12試合 6勝 2敗 0S

セーブ :藤 川 24試合 2勝 0敗 18S

敗戦投手:グライシンガー 8試合 1勝 4敗 0S

投手リレー

巨人:グライシンガー→高木→久保 捕手:阿部

阪神スタンリッジ→藤川 捕手:藤井彰

本塁打

巨人:長野10号ソロ

阪神

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同一カード3連勝の勢いに乗り、阪神タイガースとの対戦で甲子園へ。初回に長野のホームランで先制するも、六回に2本のタイムリーヒットを浴び逆転を許し、そのまま逃げ切られて逆転負けを喫した。追加点を奪えない展開で今季初の4連勝を逃した

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広島に3連勝して乗り込んだ甲子園。今日からオールスター前の9連戦だが、上位3チームとの3連戦づつというヘビーな戦い。気持ちの上では9連勝、最低でも3カード連続で勝ち越すくらいでないと、上位に食い込むことなんて出来やしない。

ということは、一番大事なのは9連戦の初戦。

今季、阪神で安定した内容のスタンリッジ(とメッセンジャー)。

坂本、ヨシノブがあっけなく倒れ、出だし好調か?というところで長野の10号ホームラン。これで主導権は取った!!!!と喜んでいたのだが、そこから息のつまる投手戦。

こりゃ画面比べだなぁ~~~と思っていたが、我慢比べに負けたのはグライシンガーの方だった・・・・(涙)

球威も落ちていなかったし、コントロールも大きく乱れるほどでは無かったと思うが、解説の桑田氏が言うように、ピンチにストライクゾーンで勝負をしてしまった。

しかしながら、1打負け越しの場面でボールを先行させるのは勇気のいること。

悔やまれる一球ではあったが、グライシンガーを責めることは出来ない。

2アウト1,3塁で新井という状況を考えれば、確率論からゆけば久保を出すのが最も抑えられる可能性はあったと思うが、6回2アウトのタイミングでは出しづらい。

山口、久保並に信頼がおけるセットアッパー(もしくはワンポイント)がいない状況もあって、グライシンガー続投で勝負してしまった結果が悪い方向へ出てしまった。ボールゾーンで勝負して、最悪満塁になったら次の金本で勝負という流れもあったかもしれないなぁ・・・・ま、結果論だけど。

でもまぁ、毎試合同じことの繰り返しになるけど、敗因はやっぱり打線でしょう。

スタンリッジが良いピッチングをしたとはいえ、いくらなんでもやられ方が悪すぎる。ヒットが長野(2本)、ラミレス(2本)、藤村(1本)じゃ点なんか入りっこない。

個人的には今日初先発のフィールズが、あの呂明賜(ろめいし)のように初安打をホームランで飾り、彼のようにその後、10試合で7本塁打なんて活躍をしてくれれば、チームも一気に勢いに乗るんだが・・・と期待したけど、まぁやっぱ無理か。

最終打席にいたっては初見で藤川のボールを打つのは難しいと判断しなかったんだろうか?それとも、皮肉にも2アウト2,3塁の場面で新加入のフィールズに回ったことで、ココで彼が打つことが出来れば、一気に盛り上がると考えたのだろうか?確かに打てばチームに勢いは出るだろうが、普通に考えればいきなり藤川の球を打つのは難しいだろう。

大村、谷、松本と残っていたし、取り合えずバットに当てて何かを期待することを考えれば、器用なサブローに託すと言う手もあったんじゃないかと思う。まぁその前の阿部が三振した時点で、ほぼ終了に近い雰囲気になってしまったわけだが・・・・フォークが引っかかってワイルドピッチでランナーを進めたのに、再度、フォークで勝負、しかも抜群の高さへ投げるあたり阿部も予想してなかったかもしれないし、投げきった藤川が良かったといえばそれまでか。俊足の長野の代走に鈴木を出し、ラミレスの代走に松本を出したわけで、阿部にしてみれば三振と内野フライ以外なら少なくとも同点にはできる場面だったわけで、そういった意味では、フィールズではなく阿部が勝負に負けたのが敗因だったといえるゲームだったか。

しかし、今日の解説、桑田氏と川藤氏はオモロかった。

理論派の桑田氏と根性論の川藤氏という両極端な二人の解説だけに、桑田氏が理屈で解説をすると川藤氏には返す言葉が出ないという場面が度々。実況アナも振り方がいぢわるだったが、フィールズが1回空振りしただけで「どうですか?」なんて振られても、答えようなんかあるわけが無い。「こういうところで打つのが男ですよ!」とか、俺でも言えそうな解説しか引き出せなかった実況アナが悪いんだが・・・・ゲームのシビアさに対して、3人のコントか漫才を聞いているような、そんなほんわかした実況&解説は久々に(良い意味でも悪い意味でも)楽しませてもらいました。

でも、桑田氏の投手目線での配球論や普段の心構えなどは本当に参考になるし、現役の選手たちに是非ともアドバイスして欲しいと心底思った。原政権のうちは桑田氏の入閣はありえないと、あきらめてはいるが、チーム状況が状況だし、来期からでもいいんで、どうですかね?>清武代表

さて、9連戦9連勝構想が早くも終了し、3カード連続勝ち越し構想もいきなりイエローフラッグが出てしまった状況だが、とにかく明日の勝利にまずは全力投球して欲しい。3戦目はこれまた苦手の岩田が出てくる可能性が高いわけで、明日勝てないと3連敗なんて絶叫してしまいそうな状況になりかねない。1試合だけ良い可能性をみせて、結局そのあと何打席もダメなガッツはそろそろスタメンをあきらめて、ココぞという時の代打で使ったほうが、あれこれ打席で考えることも無く、良い方向に行くんじゃないかと思うんですけど、どうでしょ?

今夜は悔しいので、少しだけ毒舌気味ですみません。

追記

6回阪神の攻撃で、鳥谷が走るそぶりを見せつつ、マートンが打席に立った場面。鳥谷が走ってから打たせるかと思いきや、走ると同時にヒットで結果、エンドランみたいな形になった。

9回の巨人の攻撃でも同じような局面があって、1塁に鈴木の場面で、走らせて得点圏に送ってからラミレスを打たせるかと思いきや、こちらも鈴木1塁の状態でヒット。ピッチャーが藤川ということでそうそうヒットが出ないと考えれば、鈴木を走らせてから・・・・という事もよぎったが、どうだったろう?

どちらも結果論だけど、そうしてみると野球って面白いし、難しいなとつくづく思う。