巨人 2-3 ロッテ
対 ロッテ:1勝2敗1分
勝利投手:成 瀬 10試合 5勝 4敗 0S
セーブ :薮 田 20試合 1勝 2敗 10S
敗戦投手:アルバラデホ 19試合 1勝 2敗 2S
投手リレー
巨人:東野→久保→山口→アルバラデホ 捕手:阿部
ロッテ:成瀬→薮田 捕手:的場→里崎→金澤
巨人:ラミレス11号ソロ、ラミレス12号ソロ
ロッテ:伊志嶺2号2ラン
日テレG+にて観戦(但し録画)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
千葉ロッテマリーンズとの交流戦の最終戦は、対戦成績を1勝1敗1分の五分で迎えた。ロッテの先発・成瀬からラミレスが2打席連続で本塁打を放つなど試合を優勢に進める。しかし、九回、アルバラデホが伊志嶺に逆転の2ランホームランを浴び、痛恨の逆転負けを喫した
Yomiuri Giants Official Web Site
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さ~て、今日はどんな愚痴が出てくるのか、ある意味、楽しみにしている方もいるかもしれないですけど、愚痴っても気持ちが滅入るだけなんで、出来れば少なめにしたいと思ってます。
今日で3連敗。その前が内海の勝利をはさんで4連敗なので、ここ10試合で3勝7敗と2週間で借金を4つ作って6になってしまい、3位とは名ばかりで、首位とは6ゲーム、一方最下位とは3ゲームという状態で、いわば2強4弱というセリーグ。
さらに、調子が戻ってきた阪神に抜かれるのも時間の問題となっている気がする・・・・・・
しかし、愚痴はひとつだけにしておきたい。
ここ数試合の不調の原因は「阿部じゃないか?」と思っていたが、昨日、今日の試合でそれは確信に変わった。確かに打線の中に阿部がいることで、相手投手からしたら嫌だとは思うが、少なくとも復帰戦の楽天との試合を除いて、以降の阿部に関しては、そのまえに頑張っていた加藤、実松の方が数字は残している気がする。
昨日、プロ野球ニュースで平松氏がガッツ、ヨシノブ、阿部の3人は離脱している間、患部が患部だけにほとんど走りこみをしていないのではないか?その下半身いじめの足りなさが、この不調の原因だと言い切っていた。恐らく、それは遠からずあたっていると思う。阿部が不調になった時は例年ならドームの階段を昇り降りするなどして下半身を鍛えて、スランプを脱出していた。今は恐らく階段どころかランニングすらやってないんじゃないかと思う。下半身に粘りが無いために、スイングスピードも上がらないし、ジャストミートしたと思っても、ボールに若干差し込まれてスタンドまで届かない。本来の阿部のパワーなら統一球はほとんど関係ないと言っていいだけの力があるだけに、今日のフライ2本を見て、前夜の平松氏の言葉が頭をよぎった。
凡打のあとにバットを叩きつけるなどして、本来チーム内の空気を良くする役割のはずのキャプテンがベンチに負のオーラ出してるんじゃないかと心配していたが、恐らくそれも大きく外れていないのではないかと思う。負けが込んでいてもキャプテンは常に声を出して、明るく、チームを元気付けなきゃいけないんだけど、それすらも出来ていないのではないかと・・・
あと、今シーズンはパスボール、ワイルドピッチで逸らしてしまう場面も多く、今日は逸らしたボールの処理が緩慢だったりと、打撃不振が守備面にも及んでいるのではないかと心配になってしまう。9回に岡田を走らせてしまう場面も、2アウトとってアルビーが不安定ということで、リードに気を取られて注意力が落ちていたのでは?と思うし、全体を通しても走られてしまう場面が多い気がする。
8月とか、9月とかにびっくりするくらいホームランを連発する阿部だが、正直なところそこまで待っている余裕は無いし、阿部が復調することで、ラミレス、長野あたりがもっと打席で落ち着けると思う。リーダーでもあることだし、巨人が連勝生活に突入するためにはどれだけ早く阿部が復調できるか、そこがキーになりそうです。
昨夜、ラミちゃんの状態が良くなった。今の見極めが続くようなら、長打連発も遠くないと言っていたら、いきなりの2打席連続ホームラン。特に2打席目は低めの難しい変化球をすくい上げての完璧なホームラン。チームリーダーが不調な分、ムードメーカーの調子が戻ってきたのはうれしい出来事。今あたっている長野を3番において、長野→ラミレスのコンビでひとまず点を重ねるという策もありでは?と今の状態なら考えられなくも無いか?(坂本はまだ時間がかかりそうだし・・・・)
アルビーのまずい守備は置いとくとして(置いちゃうのかよ!)、伊志嶺に打たれたホームランはそれほど悪くは無い球だったと思う。ただ、その前に坂本の好判断と阿部のナイスブロックで2アウトを取った時点で、代えてあげる手もあったのではないかと、岡田に盗塁を許したところで思っていたら打たれてた・・・・その後の井口を三振に取った(カーブ?)球が絶妙の高さで落ちていたのを見ると、伊志嶺に打たれたカーブもボールあと1つ分、低ければ・・・という球だと思えた。
それでも投手陣はやっぱり頑張っている。このまま援護が無い状態が続くと、投手のほうが根負けして崩壊しかねないので、とにかく打線の復活が急務なのは間違いない。こういう状態の時はラッキーボーイが現れてくれるのが理想だが、今はやはり安定感という意味では長野とラミちゃんか・・・・
今、ベンチ入りメンバーでは鶴岡が第二捕手として控えているが、例えば加藤をもう一度あげるか、思い切って鬼屋敷とかに一度でいいからチャンスというか経験を与え、阿部を休ませて若手キャッチャーの必死な姿をベンチから見ることできっかけを与えるとか、若手を上げることでベンチ内で指導させ、教えることで自分でも何かに気づくというような治療をする方法もアリなのではないかと考える。
交流戦後、3日間の休みがあるので、そこでミニキャンプをはるなどして、短期間でいいから不調な選手に下半身の強化をさせるといったメニューを組むことも必要かもしれない。借金6は2008年以来だそうだが、あの年は後半戦に巻き返してミラクルVを起こした。もちろん、今だって優勝をあきらめるには早すぎるし、まだまだ勝負はこれからだということもわかってはいるが、今の状態が続けば借金は増える一方だろう。ここは一発、傷口を広げる前に、大きく何かを変えるきっかけ作りが必要だと思う。そのきっかけは来るのを待つのではなく、自分たちで作り出すしかない。
交流戦優勝を決めたソフトバンクの秋山監督は「選手ひとりひとりが自分の役割を理解し、実践しているのが優勝につながった」と言っていた。今のジャイアンツナインに自分の役割を理解して、それを全うしようとしている選手がどれだけいるか・・・自分の役割を見失ってしまっているような気がしてならない。
と、結局愚痴のオンパレードになってしまったが、我々ファンは「今日こそ!」、「このイニングこそ!」、「この打席こそ!」と期待してみているわけで、こういう試合が続けば愚痴っぽくなってしまうのも、仕方ないか・・・・でも
'次の西武戦こそ!
とあえて言いたい'