ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/6 巨人 2-4 ヤクルト → もう小さな目標を設定して、そこから上げてゆこうよ

巨人 2-4 ヤクルト

対 ヤクルト:2勝6敗2分

勝利投手:館 山 13試合 7勝 1敗 0S

敗戦投手:金 刃 13試合 1勝 4敗 0S

投手リレー

巨人:金刃→ゴンザレス→越智→アルバラデホ 捕手:阿部

ヤクルト:館山 捕手:相川

本塁打

巨人:阿部5号ソロ

ヤクルト:

フジテレビONE にて観戦

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東京ヤクルトスワローズとの10回戦は、一回に先制されるも、二回に阿部が右翼にソロホームランを放ち、すぐに同点に追いついた。しかしその裏、先発の金刃は4安打を浴び3点差と突き放された。その直後、長野のタイムリーヒットで1点を返したが、2対4のまま試合は終了し、ヤクルトに2連敗した

Yomiuri Giants Official Web Site

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ちょっと無理やりだけど、今日は初回のチャンスに点を取れなかったことが敗因の8割を占めているような気がするんだが、いいすぎだろうか?

まっさらなマウンドに上がった館山の立ち上がりにいきなり坂本がヒット。

亀井が簡単に送って、長野が続く。

出来れば、ここでまず1点が入っていれば良かった・・・・・低めの制球が素晴らしい時の館山はてこずってしまうが、今日の立ち上がりは総じてボールが高く、館山自身も戸惑っていたと思う。坂本のスタートが良ければ、出て→送って→返す という3連コンボが完成する上に、さらにラミレスを迎えるというこの上ないピンチを館山は迎えることになる。ゲーム中に立て直す力のある館山を相手にする時は、チャンスはキッチリとモノにすることが何よりも大事な作業となるのだが・・・・

ラミちゃんもその辺は十分にわかっていたと思う、初球、次球と低めのボールを見逃して2ボール、0ストライクで迎えた3球目。これまた低めの変化球をセカンドへ転がしてあえなくゲッツーで終了。せっかく低目を見逃して打者有利なカウントに持っていったのに、そこで低めに手を出してしまうのは、ラミちゃんらしくなかった。右狙いまではよかったが、立ち上がりが不安定だった館山には、フルカウントに持ち込むくらいの粘っこいバッティングをして欲しかっただけに、この瞬間、思いっきりため息が出てしまった・・・

ここで1点、いや2点くらい取れていれば、金刃の立ち上がりも全く違った状態になったであろうが、無失点だったことで館山相手にはこちらも1点もやれないし、今日も援護は期待できないかも・・・というプレッシャーを感じてしまったかもしれない。ストレートのキレはいいのに制球が定まらず、さらにチェンジアップを打線が狙っていたかのようにヒットされ、さらにはそのチェンジアップでデットボール。

ストレートとスライダーを軸に戦うしかなくなってしまい、1回2/3で降板することになってしまった。

それでも、3回に1アウト1,3塁でラミレスに打順が回るという、1回と同じシチュエーションがやってくる。この時点でもまだ館山は立て直しきれていないだけに、ここでなんとか1点差まで迫るか、同点にでもなっていれば、以降の戦い方も変わってきただろう。

が、残念ながらラミちゃんは空振り三振を喫してしまう。

ま、誰が見ても初回、3回のチャンスにラミちゃんが凡退してしまったことが敗因だということがわかる、わかりやすい敗戦ということで、昨日に比べればダメージは少ない(私の中で)。昨夜、もやもやを全てぶつけたということもあるかも知れないが、今日の負けに関しては愚痴ることも少ない。坂本が猛打賞だったり、長野が勝負強さを発揮したり、阿部に一発が出たり、ゴンちゃんがなんだかんだ言って、4回1/3を無失点で凌いだりと、良い材料が無かったわけではないからだ(ろうか)。

昨日までの私なら、やっぱりガッツは一度下ろして、ファームで結果を出している大田と入れ替えようよ、とか、セカンドは脇谷に代わって円谷があがってきたが、結果的には藤村、脇谷、円谷と誰も結果を出せていないので、今の時点では大してかわらねぇな、なんて愚痴ってるだろうけど、もうそこをチクチクつついても仕方ない。

勝利を目指して、勝てないわけだし、ヘタをするとあっという間に自力優勝がなくなる事態になりそうなので、そんな先のことを見るのはやめて、もっと近いところから目標を設定してゆこう。

今日はノーエラーで行く・・・とか

最低1度は出塁する・・・とか

ボール球は絶対に振らない・・・とか

徹底して逆方向に打ってゆく・・・とか

ベンチにいる時も必ず声を出す・・・とか(笑)

普通ならキャンプとかオープン戦で意識するような個人個人の小さなテーマに意識を集中させて、負けたらどうしようとか、今日の先発は誰かな?とかネガティブな要素だったり、相手によってプレースタイルが変わったりすることの無いよう、1球1球に集中できるような意識付けからスタートして行くしかないかもしれない。

(ちなみに、コレ、私が教えているアマのチームでスランプの選手を立ち直らせるときに使う技です・・・アマとは違うよ!って言われそうだけど、戦う気持ちにプロもアマもないから)

ってココで言っても、選手には伝わらないか・・・・

(とある評論家の方は見てるよ!って連絡くれたけど)

そうそう、金刃!

今日は残念だったね!せっかくストレートが走っていたんだから、それを軸に組み立てなおせれば良かったけど・・・今日、解説で平松氏が金刃のフォームは綺麗すぎて、打者に怖さを与えないと言っていたが、私も同じことを思ってた。杉内や和田のような、相手にタイミングを取らせないスタイルを取り入れつつ、あとは左打者のインコースに食い込むような武器が欲しい。中盤でつかまってしまうのは、スタミナ不足と中盤でフォームが崩れてコントロールが甘くなるからなんで、内海が2年前から取り組んでいるPNFとかやってみればいいんじゃないかと。潜在能力は巨人の左腕の中ではかなりのものだと思うので、もっともっと精進して欲しい。

明日負けても、もう泣かないけど(いや、もともと泣いてないけど)、勝ち負けではなく明日に繋がる、連勝に繋がるプレーをして、今のこのもやもやした状態を1試合でも早く抜け出せるようなゲームを見せて欲しい。

(その上で勝ってくれれば言う事ないけどね)