巨人 2-0 横浜
対 横浜:4勝4敗0分
勝利投手:西 村 25試合 3勝 0敗 0S
セーブ :久 保 36試合 2勝 1敗 3S
敗戦投手:大 家 4試合 0勝 3敗 0S
投手リレー
巨人:西村→ロメロ→越智→山口→久保 捕手:阿部
横浜:大家→篠原→大原慎→藤江 捕手:新沼
巨人:阿部9号ソロ
横浜:
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後半戦での巻き返しを図りたい巨人は、先発の西村が五回無失点と試合をつくると、女房役の阿部が先制本塁打を含む猛打賞の活躍を見せた。救援陣も完封リレーでつなぎ、後半戦初勝利を挙げた
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昨日の反省が生かされたのか、今日の阿部はあきらかに昨日と違っていた。
まるで「苦しくなったら私の背中を見て」というなでしこキャプテン澤のように・・・・
は、言い過ぎか(笑)
でも、大家はこうやって打つんだよ!という叫びは背中から聞こえていた(ような気がした)。が、残念ながら、他の野手がそれを見習えなかった。阿部はもっとベンチで野手、投手に声をかけ、時には鼓舞し、時にはアドバイスをするなど、もっと献身的に動いていい。
それじゃあコーチの仕事がなくなりそうだが、それでも今は”それでイイ”と思う。
キャッチャー目線で、バッター目線で感じたことをチーム内に伝え、アドバイスする。そういう行為からチームの一体感は生まれてくるような気がするので、自分のこと、投手のリードのことだけでも大変だろうけど、キャプテンとしてゲーム中にコーチを押しのけて、ドンドン発言する姿を見せてくれるとより頼もしくなると思う。
4安打で2点といえば効率よく聞こえるが、全く持って機能しているとは言いがたいし、ぶっちゃけ紙一重のゲームだった。完封リレーで勝ちはしたが逆を言えば、毎度完封リレーをするほどでなければ今は勝ちが拾えないということか・・・(涙)。
お立ち台の阿部がヒーローなのは間違いないが、今日の陰の殊勲はフィールズだと思う。5回、阿部が2塁打を放ち、ノーアウト2塁と昨日と同じチャンスの場面。昨夜のガッツはランナーを進めることは出来なかったが、フィールズは進塁打のサインに忠実にボールを転がしてランナーを進めることが出来た。その後、ガッツのタイムリーで追加点を取ることが出来たが、こういう野球がこれから先は必要になるという、昨日の反省を生かした見事な攻撃だったと思う。欲を言えば、さらにその後が続けば文句は無いが、下位打線だし、今の状態ではそこまで期待するのは酷というものか。藤村、サブローのどちらかが出塁できていればチャンスに坂本へ回るということで、打線のつながりが生まれてくる。
まずは何としてもランナーを可能な限り3塁へ!を徹底し、そこからさらに上位へ回すような打線のつながりが出せるよう、調子を上げてゆく姿を見せてもらえれば、それこそ後半戦の戦いの方針が見えてくる。昨日の試合はそういう意識が見れなかったので、私もいつも以上に愚痴ってしまった。そう多くは無いチャンスを点に結びつけるためのヒントが今日の5回に詰まっていたと考えれば、今日のゲームは収穫アリ!と言っていいと思う。
西村はオールスターを挟んでも好調を維持してくれていて本当に頼もしかった。今はゴンザレス、西村、澤村の右3本柱がローテーションの中心になっているが、29日からはこれに東野が加わるらしい。ストッパーを経験し、ゲーム中にもくもくとブルペンで肩を作る中継ぎ、抑え投手の日々の苦労を経験した上での彼の投球にどんな変化が現れるか、上原が、ヒサノリが、内海が経験した中継ぎ、抑えを経験してからの先発としての変身を果たして彼も見せてくれるのか、そこに注目して登板を待ちたいと思う。
そうそう、その西村だが、マメがつぶれての降板だという。
ヤクルトのヨシノリがマメをつぶして戦線を離脱したことがあったが、それに匹敵するくらいの状態なのか、もう少し軽いのか、ちょっと心配だ。好事魔多しの諺にあるとおり、調子がいい時ほどケガやアクシデントに見舞われがちなんだが、前回完投し、今日はヘタしたら完封も出来るんじゃ?と思っていただけに思わぬアクシデントが待ち構えていたという事態に・・・内海、西村の離脱はチームにとって大きな痛手なので、出来れば軽い症状であることを祈るばかり。
明日勝たなければ後半戦スタート時の借金を返せないわけで、昨日の負け、今日の勝ちを明日に繋げて首位ヤクルトとの連戦に望めるよう、明日も全力で戦って欲しい。