ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/29 巨人 0-2 ヤクルト → 3連戦の初戦を負けるってのは、決め事なのか?

巨人 0-2 ヤクルト

対 ヤクルト:4勝9敗2分

勝利投手:村 中 4試合 2勝 0敗 0S

敗戦投手:澤 村 16試合 5勝 8敗 0S

投手リレー

巨人:澤村→越智 捕手:阿部

ヤクルト:村中  捕手:川本

本塁打

巨人:

ヤクルト:青木1号ソロ

フジテレビONE にて観戦

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3カード勝ち越し中の勢いを首位の東京ヤクルトスワローズと対戦に生かしたい巨人は福島に乗り込む。先発の澤村は初回に2点を奪われるも立ち直り、好投を続ける。しかし打線が村中の前に反撃できず完封負け。またもルーキーの好投に応えることができなかった

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試合開始前、オーダーの発表を見たとき、前半戦終了時の渡辺会長のこんな言葉を思い出した

「何で失敗するか考えるだろ。そうすると、次は名監督になるかもしらんよ」

ん~~~、後半戦開始の横浜3連戦の1敗目は何にも変わってねぇ~~~と吼えはしたものの、続く2戦目、3戦目は確かに前半戦の失敗を糧にしたようなところが、ところどころ(まだ、ほんの少しね)見えた。結果的にオールスター前のヤクルト、中日戦から数えて3カード連続勝ち越しで、打線の復活は無いものの波に乗ってもおかしくない状況で迎えた・・・・はずなのに?

ヤクルトの先発は村中って最初からわかっていたことだろうに、なぜ、それなりにうまくいった結果(昨夜のヨシノブ)を捨て去って、ガッツを持ってきたのか・・・・すみません、理解できないので誰か私に池上彰氏なみにわかりやすく解説してもらえませんでしょうか?

初回、あづま球場のマウンドはTVで見る限り少し低く見えるのだが、そこに戸惑ったか澤村が2失点してしまう・・・・1点目の青木のホームランは仕方ないにしても、その後のヤクルトのそつの無い攻撃、バッテリエラーでランナーが2塁に進めばすかさず3塁へ送り、畠山が球に逆らわずに右打ちするなんて、やっぱ首位を走っているチームは違うなと、感心させられてしまった。

(前半戦の巨人なら得点圏(ランナー2塁)に出たことで安心して、その後は普通に打たせるだろう)

結局、この2点が大きくのしかかり、村中にプロ初完封をプレゼントしてしまうわけだが、まぁ~~~~~なんでしょ、この打線。打ってくれる気が全くしないのは・・・(涙)

村中だって、制球よくズバズバ決まってたわけじゃないと思うし、病み上がり2試合目で出来れば球数を多く投げさせたくない事情もあったろうに、そんなことお構い無しのノープラン打法(円陣組んでたけど・・・)。2回に長野が出塁すれば、もう少しバッテリを揺さぶるか、回が浅いんだし思い切って盗塁させてもいいような場面で、阿部が3塁フライとか・・・皆が直球に押されてたんで、いっそのこと転がす意識で打席に入ってりゃ、もう少し違った結果にもなったと思うが・・・2度目のデッドボールで動揺しているはずの4回の村中をも楽にさせてしまうあたり、巨人打線は村中を苦手としてるのではなく、村中のこと愛しちゃってるんじゃないかと勘違いしてしまった(涙)。

ここまで数試合、フィールズを擁護してきた私ですが、さすがにちょっと・・・擁護する点が見当たらなくなってしまった。欠点のバレている打者には徹底して攻め込んでくるのがヤクルトバッテリであれば、今日は通用しないことは一目瞭然。打率 .163の現状なら、遥かに大田のほうが来年に繋がるってもんだが、この起用は本当に原監督の意思なのか、球団代表のゴリ押しなのか、ちゃんと話を聞いてみたくなる。

ガッツにしてもそう。昨日スタメンから外して、やれやれと思っていたが、またすぐに復活とは・・・・それほど練習の内容が良かったんだろうか?解説の谷澤氏の言葉を借りれば、バッティング練習でもかなり悩んでいた様子だったとのことだし、原監督は「その日、その日でベストの(戦う準備の出来ている)選手を使う」と言っていたのに、それはないだろうと。統一球やケガや年齢のせいにはしたくないし、大好きな選手だが、これ以上の先発出場はガッツのプライドを傷つけるだけなので、もう勘弁してあげて欲しい。これから3ヶ月かけて調子を戻すくらいなら、一度落として1ケ月で復活させるほうが遥かに可能性があると思うんだが、皆の意見はどうでしょうか?。

自分のスイングも見ず、相手バッテリの研究もせず、配球も考えず、来た球をとにかくフルスイングという拘りもいいが、そろそろ今季はそれが通用してないことも学ばないと・・・追い込まれるまではそれでもいいが、でもやっぱり狙い球は絞ってゆかないと。とにかくフルスイングが身についちゃってるから、球に逆らわずってのが出来にくい体になっちゃってるのね・・・・特に今季はストライクゾーンも広くなってるっぽいし、なんでもかんでも振れば当たるってモノでもないんで、フルスイングを捨てる必要は無いけど、これまでの経験から来る読みを打撃に生かすようなスタイルに変えてゆかないと、恐らく9月10月の終盤になっても変わらんと思う。

6回にも先頭打者のサブローが出るというチャンスだったが、ラミちゃんが変化球(ボール球)に合わせすぎちゃって、ショートゴロゲッツー。好調時のラミちゃんなら狙い球と違ってもうまくあわせてセンター前とかに持ってゆけるんだけど、そこまではまだ復調してなかったみたい。

前夜ラッキーボーイと言った寺内を使うのは納得だが、ヨシノブを差し置いてガッツを使うあたり、本当にわけわからんし、フィールズの弱点を徹底して突いてきているヤクルトバッテリの意図が理解できていれば、途中交代だって出来ただろう。初回の2失点以外完璧だった澤村をこうも見事に助けられない打線には、おじさん本当にびっくりした。

途中1点でも返せていれば村中は80球くらいで降板させていたと思うが、蓋を開けてみれば109球で3安打完封ってのは、何も手を打ちませんでした、好きなように打たせました、結果として負けましたって言ってるのと同じこと。3連戦の初戦をことごとく負けるってのは、わざとなのかと疑いたくなってしまう。

首位と7ゲーム差で独走するヤクルトだって、澤村を打ち崩したわけでなく、ちょっとしたチャンスをしっかりものにしたわけで、強すぎて勝てないというほど戦力に差があるとは思えないんで、その僅かなチャンスを作り出す作戦、チャンスをモノにする手立てを早いとこ身に着けて欲しい。

(前々夜、前夜にそのヒントがあったと思うんだけどなぁ、忘れちゃったのかなぁ)

せっかく2位阪神との差が2ゲームになり、ここでヤクルトに勝ち越して8月最初の阪神戦で頑張れば!!!!!ってテンションになりかけたのに「やっぱ、ダメなんかよぉ」と初戦からガッカリする羽目になってしまった。

それでもこの後の2戦を勝てればいいが、いいかげん、初戦負けて、ドキドキしながら2戦目を観戦するプレッシャーに負けそうになるんで、負け越しになっちゃっても構わないから(いや、ホントは構うんだけど)、初戦だけは何としても勝ってください。このままじゃシーズン終了まで心臓が持つかどうか・・・・(爆)。

以上、完封負け恒例の投げやりレポートでした