ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/31 巨人 7-2 横浜 → 野間口ナイスピッチング!後半戦の救世主となるか!?

巨人 7-2 横浜

対 横浜:9勝5敗0分

勝利投手:野間口 4試合 1勝 0敗 0S

敗戦投手:リーチ 6試合 1勝 5敗 0S

投手リレー

巨人:小野→高木→野間口→アルバラデホ→山口 捕手:阿部

横浜:リーチ→ブランドン→福山→大原慎→江尻→山口 捕手:黒羽根

本塁打

巨人:長野13号ソロ

横浜:

日テレG+ にて観戦

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横浜ベイスターズとの北陸シリーズ第2戦。富山で行われた試合は激しい雨の中での戦いとなった。巨人は初回に先制を許すも、その裏すぐさま逆転する。横浜に追い上げられるがリリーフ陣が好投。終盤には効果的に追加点を奪い、北陸で連勝した。六回から好リリーフを見せた野間口が今季初勝利を挙げた。4連勝で2位浮上、首位ヤクルトに1.5ゲーム差まで迫った

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昨夜、野間口の好投に

> 何でもこなせる万能ピッチャーとして覚醒するかもしれない

とベタぼめした同様に

> 先発が早い段階で降板になったとしても、ロングリリーフも任せられる

とも書いた。

その通り、小野が残念なことに5回持たずに降板してしまったあとを受けた野間口が、勝利をあきらめない姿勢で向かってこようかという横浜打線をピシャっと抑えて、反撃の芽を摘んだ。7回までを抑えてくれたことで、8,9回を任せられる展開となり、点差もあったため今日は久保を休ませて、アルビー→グッさんで締めた。グッさんを出したのは、調子が今ひとつだったので、調整をさせる意味もあったんじゃないかと思うが、川口コーチが伝授中だというカットボールとフォークを試す意味もあったのかと注目していた・・・・が、まだ試合で投げられるレベルにはなかったようだ。新球については、今後に注目かな。

打線は藤村出塁→長野が返すというコンボが3日連続で成功し、先制された後にすぐ取り返し、逆転にまで繋げることが出来た。長野は今日も3安打猛打賞で1ヶ月ぶりのホームランも飛び出すなど、相変わらず好調を維持している。それにしても彼の打球はスゴイ。

初回のセンターオーバーも、どこまで伸びるんだ?といわんばかりの弾道だし、ホームランも低めをうまくミートして、スタンドまで持っていってしまう。以前からリストの強さがずば抜けていると評していたが、今日のスイングを見る限りは、それに加えて下半身の粘りがスゴイと感じる1打だった。ボールの威力に負けない握力の強さと、バットに乗せてから発射させる土台の強さの2つがタイミングよく合わさると、あれだけ軽く振っているように見える打球がグングン伸びてゆく。結果が出ていることから来る好調さにも助けられ、ボールの見極めがしっかりしていることも後押ししているだろう。

もし、調子が落ちるとしたら、ボール球に手を出し、リストと下半身のリズムが狂ってしまうことからくる凡打ということになるだろうが、開幕からここまでの働きを見る限り、常に集中力が途切れていない状態を維持しており、それはひとえに試合後、オフの過ごし方もちゃんとしているんだろうと想像も出来る。疲労さえ貯まらなければ、まだまだ活躍してくれそうだ。

もしも、今季優勝することが出来たとしたら、MVPは間違いなく長野だろう。彼がいなければ少なくとも2ケタ以上ゲームを落としていたんじゃないかと思う。

ここまで活躍してくれると、ヨシノブに代わって4番でも・・・と考えたくなるが、4番にすることで調子が変わるのが怖いし、何より3番にいれば少なくとも初回には必ず回ってくることになる。4番の前でチャンスが終了してしまうリスクを考えれば、たとえ打順1つであっても回る回数が多く、尚且つランナーがいる状態を作り出せる可能性ということで言えば、今のままでいいのかもしれない。

そしてその長野を生かすも殺すも、藤村次第ということで、今日も1打席目に四球を選んで出塁してくれた。ノーヒットでも構わないから、何としてでも出塁することに全力を注いでくれれば、あとは後ろが何とかしてくれるので、藤村には今の打席での集中力をさらにレベルアップすることに励んで欲しい。

前回に続き、4回2/3でマウンドを降りることになった小野。前回登板のあとに「トラウマにならなければいいが・・・」と心配したんだが、まさかホントに?と疑いたくなるほど、2アウトを取ってから豹変してしまった。2点のリードがあったのでランナーを2人だしても村田との勝負をさせてくれたと考えれば、本来なら連続フォアボールをだしたところで代えられてもおかしくはなかった。原監督のひと皮むけろ!というメッセージのこもった村田勝負だったが、その期待に応えることが出来なかった・・・・

ゲーム中、篠塚氏も言っていたが、5回表が終わったところでマウンドの砂を入れ替えていたので、出来れば四球を出した後に、マウンドの調整をお願いするべきだったかもしれないし、小野がいえないのであれば首脳陣が気を使うべきだったかもしれない。

(一方で、とにかく早く5回を終了したいという思いもあっただろうから、マウンドのことよりも早く終わらせて欲しいという考えもあったかもしれない)

今日のゲームは巨人が3点とったところで、横浜ナインには5回持たずに終了して欲しいというマイナスが期待が起きたような・・・6,7回に追加点を取られたところで、あきらめの気持ちがわいてしまったような・・・・そんな表情というか、覇気というか、やる気のなさみたいなものを感じたのは私だけだろうか?グラウンドコンディションが悪く、劣勢を強いられている状況では無理もないと言いたくなってしまうが、私には横浜打線の元気の無さを感じただけに、後半の投手リレーに心配をすることは無かった。

ベイファンには申し訳ないが、横浜とはまだ10ゲームも残っているだけに、混戦状態のセリーグを戦ってゆく上で、お得意様のチームがひとつでも多くあるのはありがたい。この2戦は絶対に取りこぼしてはいけないゲームだったので、うまいこと連勝で終わる事が出来て勢いをつけて9月、神宮に乗り込んでゆける。

ということで、ヤクルトが負けたのでとうとう1.5ゲーム差に迫ることが出来た。正直なところ、3ゲーム差で神宮に向かうことが出来れば、相当盛り上がると思っていたが、まさかこんな形で迎えることになろうとは・・・事がうまく運びすぎて、正直怖いくらいだ。もちろん一気に連勝して立場逆転できれば一番良いが、そこまで期待するのはちょっと出来すぎ。2勝1敗で0.5差に迫ることができれば御の字だろう。最悪1勝2敗でも2.5ゲームで、まだまだ射程内に捕らえることが出来る状態だ。

プロ野球ニュースで達川氏がカープは平均年齢も若いし、スタミナ切れは無いから、これからさらに上がってくると言っていたが、外から見る限り先発投手のローテがとてもきつく見える。今の時点で中5日、4日というのを連発して、さらに日程のきつくなる9月10月に今と同じ状態を保てていられるのか、正直なところ疑わしいと思っているのだが、カープファンの意見はどうなんだろう?ただ、それが出来てしまったときは恐ろしいことになりそうだ。少なくともマエケンバリントン、篠田(プラス福井)が短いローテで回りきってしまうことが出来たとしたら・・・・巨人としても相性が良い球団とはいえ、勝ちを拾うことは大変な作業になる。

まぁ、よその心配をしている場合ではない。連勝しているとはいえ、坂本、ラミちゃんはまだ好調に戻りそうな兆しが見えそうで、見えていない。ガッツの復帰も当分先のようだし、こちらとしても明るい材料は少ないわけで、長野頼みの打線がどこまで結果を出し続けるかにかかっている。

天気予報によれば、金曜あたりは中止になる可能性も高く、もしも2連戦となれば明日の移動日も含めて投手ローテもスライドさせて、楽をさせることもできるだろう。9月はヤクルト3連戦のあと、中日、広島と続く。今の混戦状態ではちょっと連敗するだけで、あっという間においてゆかれることも考えられるわけで、とにかく3連敗だけはしないよう、3連戦の頭を取ることを第一に、体調管理だけは気をつけて神宮で戦って欲しい。