巨人 1-3 中日
対 横浜：7勝8敗1分
勝利投手：ネルソン 26試合 ８勝 13敗 ０S
セーブ ：岩 瀬 46試合 ０勝 １敗 29S
敗戦投手：西 村 32試合 ７勝 ２敗 ０S
投手リレー
巨人：西村→越智→アルバラデホ 捕手：阿部
中日：ネルソン→浅尾→岩瀬 捕手：谷繁
巨人：坂本14号ソロ
中日：谷繁３号ソロ、谷繁４号ソロ
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１．５ゲーム差で追う２位・中日ドラゴンズとの直接対決。先発の西村は序盤から好投を見せるが、五回にソロ本塁打で先制を許す。直後に坂本の本塁打で同点にするが、七回に勝ち越しのタイムリー二塁打を浴び、要所で踏ん張ることができなかった。打線も最終回にチャンスをつくるがあと一本が出ず、カード初戦で痛い敗戦を喫してしまった
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”優勝”の２文字はとりあえず封印し、何としても２位に浮上したい巨人。３連勝は都合よすぎるが、２勝１分を狙うのは可能性が無くもない。
中日との３連戦の初戦でやってはいけないこと
１）寝てる子（森野、和田、ブランコ）を起こしてはいけない
２）相性の良い投手（ネルソン）に勝ちをつけて、ジンクスを崩してはいけない
３）今季、巨人戦で相性の良い選手（谷繁）には絶対に打たれてはいけない
残念ながら、１）は良かったが、２）、３）を死守することは出来なかった。
開幕投手を務め、全幅の信頼を得ており、毎度ゲームは作りながら勝ちに恵まれなかったネルソンだったが、前の試合の横浜戦で久しぶりに勝利投手となり、すっかりリラックスしてしまった様子。前回対戦の立ち上がりの悪さなどは少しも感じられず、非常にゆったりしたフォームで投げていた。
今季ネルソンに負けは無いのだが、今日のゲームで巨人への勝ちをつけてしまうと、これまでのジンクスが崩れ、逆にこちらがお得意様に変身してしまう恐れがあるため、最悪でも勝ち負けがつかない状態で降板させるくらいの状態で終わりたかった。
そして、打率以上に危険な谷繁。
膠着したゲームに限って、彼の一打で流れを変えられたり、試合を決められたりという嫌なイメージがあるため、とにかく歩かせても構わないから、彼だけは無安打で終えて欲しかったが、これまた２本のホームランを浴びてしまい、明日以降、さらに彼を気をつけなくてはいけない存在にしてしまう。
内海、澤村、西村 今現在、巨人のローテでゲームを確実に作ってくれると安心できる投手たちの時は、多少のビハインドであれば、勝利の継投をするくらいの強気な采配が欲しいのだが、原監督の選択は越智→アルビーという継投だった。中日の対戦は投手戦になって、ゲーム進行が早いので延長も考えなければいけないことは重々わかるんだが、ここは発想を変えて勝ち越しするまでは勝利の継投でいっちゃってもいいんじゃないかと・・・不安な中継ぎで傷口を広げるくらいなら、勝利の継投で踏ん張って、追いつき、追い越してから考える・・・というか、そこで越智、アルビーをつぎ込むという。
悪い言い方をしてしまうと、追いついてもいないのに、今日のような継投では相手を楽にするだけなんじゃないかと・・・。横浜に負け越し、優勝という文字は遥か遠くに行ってしまった現在、目下の敵は目の前で２位を走る中日。勝てそうで勝てなかった横浜３連戦のイメージを吹き飛ばすためにも、（特に東京ドームでの）この３連戦の初戦は「ぜ～ったいに負けてはいけないゲーム」だったと私は思うんだが、どうやら少し違ったようだ。
仮に優勝を逃してしまっても、対阪神、対中日にトータルで勝ち越していれば、まだ我慢できるワタシだけど、優勝も出来ない、阪神、中日には負け越しでシーズン終了となってしまっては、くやしさだけが残るシーズンとなってしまう。お前のために戦ってるわけじゃないよ！というツッコミが聞こえてきそうだが、同じ気持ちの巨人ファンは消して少なくないと思うので、ライバル球団に対しては「絶対に負けねぇ！！」といった気迫を見せて欲しいと思った今日のゲームでした。
ん～～～投手戦といえば聞こえはいいけど、どちらかというと”貧打戦”のような・・・最後に意地を見せてはくれたけど、追いつくことも出来ない結果では、ただの意地で終わってしまう。監督は「切り替えて」と何度も同じ事を口にするけど、ワタシも同じように何度も言わせていただく
「切り替えても良い結果が出来ないんだから、切り替えるのではなく、今日の悔しさをそのまま明日にぶつけて欲しい」・・・・と
偏った意見になってしまいましたが、前回の横浜戦といい、３連戦の初戦を取りたい！という気迫みたいなものを感じなかったもので、ちょっと愚痴らせていただきました。
