巨人 6-1 ヤクルト
対 ヤクルト：8勝12敗4分
勝利投手：澤 村 24試合 ８勝 11敗 ０S
敗戦投手：村 中 12試合 ４勝 ５敗 ０S
投手リレー
巨人：澤村→山口→アルバラデホ 捕手：阿部
ヤクルト：村中→山本哲→橋本→日高→松井光 捕手：相川→中村
巨人：フィールズ２号２ラン、阿部16号ソロ、阿部17号２ラン
ヤクルト：
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首位・東京ヤクルトスワローズとの今季最終戦。二回にフィールズの２号２ランで先制すると、中盤には寺内のタイムリーや阿部の２打席連続本塁打などでリードを広げ、試合の主導権を握る。先発の澤村は７回と３分の１を１失点の好投で８勝目を挙げ、チームは６対１でヤクルトに快勝した
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そうそう、ヤクルト戦ってのは、こういう試合運びで勝たないとね！
って、遅すぎるやんけ！！！
うん、うん、東京ドームでヤクルトと戦う時ってのは、こうだったよなぁ～～～と思わず昔を懐かしんでしまうゲームでした。ま、欲を言えばヤクルト戦ってのは、ラミちゃんの一発ってのも期待値が高かったわけだけど、今日は阿部が澤村を助けてくれたので、よかったかな。
ある意味で、バッテリの勝利だと言えなくもないっていうか・・・・
村中相手って事で、本来なら、長野、ラミレス、矢野あたりが一発かましてくれることを期待してのオーダーだったと思うけど、残念ながらこの３人でラミレスのヒット１本だけの僅か１安打。村中の球が浮き気味だったのでいつもの村中に比べれば、捕らえやすかったかもしれないが、やっぱり簡単に打てる投手ではないな。
しかし、今日の阿部は腰がキレまくってた。横のアングルから見てると良くわかるけど、軸が全くブレてなくて、頭の位置はそのまんま、腰が先に回転し始め、バットがあとから出てくるんだけど、そのねじりがボールにそのまま乗っかって、あの飛距離に繋がってゆく。良いときの阿部のスイングそのまんまで、ちと興奮した。これがこの後も続くようなら、ゾーンに入って連発をしてくれるかもしれない期待が膨らむ。
そして、フィールズ。
今日も苦手なコースへ余りこなくて助かったねぇ。最初のホームランを見た時には「疑ってゴメン！」と心の中で一瞬、誤りかけたけど、次のフェンス直撃を見ると、やっぱり打てるのは甘い変化球だけか？と信頼しきれない自分がソコにいた。監督も「安心はしてはいませんが」と言っているように、本当に戦力として計算できるようになるためには、まだまだ活躍が必要だと思う。
ただ、まるっきり戦力になってなかったときに比べると、タイミングの取り方は良くなったような気はする。これで、インハイのストレートとかに差し込まれることなく打ち返せれば、少し安心できるんだが・・・・
昨日に続き寺内が少ない安打ながら、大事なところで打ってくれたのは大きい。長野のアドバイス以降、バッティングでもアピールできるようになってきた寺内。欲を言えば、もうひと回り肉付きがよくなって、パワーがつけば文句なしだけど・・・パワー不足の寺内が長打を打つには今日のようなライン際を狙った打球しかない。今日は高めの球をフライにすることなくするどく打ち返せてた。それはバットのヘッドが立っていたからで、それはすなわち脇が閉まっているということ。私がアマにコーチする際に良く言うことだけど、今日の寺内のタイムリーはその基本が出来ていたバッティングだった。阿部のホームランは理想だけど、誰にでもまねできるものではないが、寺内の今日のヒットは素人が目標にするにはわかりやすいスイングだったので、録画したビデオを今度、選手に見せてやろうと思う。
（寺内、ありがとう！）
そして新人最多の８勝を手に入れた澤村だけど、今日はスライダーのコントロールに苦労していたように見えた。それでも良くなったテンポと相まって、打者が的を絞りにくい配球で抑えていたところがよかった。まるでベテランが投げているような感じではあったけど、２０イニング無失点だったことが自信につながり、スライダーが今ひとつでもフォークで仕留めるとか、そういった大人のピッチング（それを引き出したのは阿部だけど）が出来ていて心強い。これで自身の借金は３となり、今シーズン中に返すのも見えてくるところまで縮めることが出来た。仮に負け越しであっても、１０勝まで行くことができれば三振数と防御率とで、新人王を手に入れる事が可能なところまで来たと思う。
愚痴りたい部分がないわけではないが（長野とか、谷とか、藤村とか、アルビーとか・・・）、苦手としているＧキラーから今季最終戦で快勝したわけだし、今夜はヤボは言いっこ無しで、気持ちよく終わるとしよう。
（あきらめかけるとこういうゲームをしたりするから、巨人ファンとして絶望しにくいんだよなぁ～～～）
