ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

10/04 巨人 1-4 横浜 → 9連勝宣言したチームとは思えない弱さ・・・

巨人 1-4 横浜

対 横浜:12勝09敗0分

勝利投手:国 吉 6試合 1勝 3敗 0S

セーブ :山 口 53試合 2勝 5敗 30S

敗戦投手:西 村 35試合 7勝 4敗 0S

投手リレー

巨人:西村→高木→越智→ロメロ  捕手:阿部

横浜:国吉→藤江→山口 捕手:黒羽根

本塁打

巨人:

横浜:藤田1号3ラン

日テレG+ にて観戦

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東京ドームで迎えた横浜ベイスターズとの第21回戦は、中4日で先発のマウンドに上がった西村が二回に本塁打で3点を失う苦しい立ち上がりとなる。援護したい打線だったが横浜の投手リレーの前にわずか1点しか奪えず、1対4でゲームセット。9連戦の初戦を飾ることができなかった

Yomiuri Giants Official Web Site

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さぁきました、久々の愚痴オンリーの嘆きの時間が・・・・(今日は許されよ)

上位にひと泡吹かせようと調子をあげてきたチームと、1敗も出来なというチームの精神状態の差が出たようなゲーム。もともと、プレッシャーに弱いチームだし、特に今季は「ココを勝たないと!」という節目、節目で負けちゃってるんで、やな予感はしてたんだが・・・

国吉がよかったから仕方ない・・・という言い訳が出来るのはシーズン中盤までの話で、9連勝宣言しているチームの初戦としては、調子の良い投手を打ち崩す策がとれないコーチ陣の力の無さを露呈し、何としても出塁するという気迫を見ることが出来ない優勝どころか2位もあきらめたような頼りなさを感じるゲームだった。

序盤、坂本、藤村が嫌な打ち取られ方をして、スタートに不安を除かせたところで、長野、阿部の冷静なヒットだったんだが、悔しいかな中畑氏の解説通り、ラミちゃん得意のボール打ちが前面に出ちゃって三振で終了。ラミちゃんには、その後に2本のヒットが出ているが、4番に復帰するためには初回のチャンスの場面でヒットを打てる勝負強さが必要。調子が上がってきたかな?と思うと、ビックリするくらいの脆さも見せるラミちゃん、本当に読めない子だ(涙)。

(初回に1点取れてれば、西村ももう少し楽に投げられたんだろうけどなぁ)

今季の西村は自信に溢れていて、その立ち姿が7勝の原動力だと思ったんだが、前回登板と今日の序盤は昔のキョドっている時の精神的な弱さを感じさせる投球だった。結果的には2回の3失点が全てなんだが、そこにいたるまでのプロセスが良くなかった。ストレートは良かったんで、横浜の黒羽根のように阿部もストレート中心でパワーピッチングさせるくらい割り切っても良かったんじゃないかと思うが、1点もやれないというプレッシャーが配球を狭めちゃったかなぁ。中盤は持ち直して今季の良かった時の姿を西村は見せてくれたんで、なんとかゲームが崩壊せずにすんだが、内海、澤村、西村と今季ゲーム作りに関しては信頼のおけている三人衆の一角が崩れかけているのは今後に大きな不安を残すことになってしまった。

でもまぁ、結局は打線だよなぁ

7回に坂本のラッキーな内野安打に悪送球、さらにラッキーなヒットが続いて野球の神様が巨人に大きなチャンスをくれたのに、1点で抑えられてしまった場面、中盤以降という意味ではココが全て。その気まぐれな神様の目にとまったのが、先日、少年時代から憧れた番長・三浦とバッテリーを組んで勝利をした黒羽根の強気なリードと、何としても初勝利をするんだという強い目力を光らせていた国吉だった。この若武者二人に巨人打線は完全に翻弄され、コーチはなすすべも無く、長野、阿部以外には「勝ちたいという思い」を感じさせることの無いバッティングをさせたといってイイ。

坂本、フィールズが心配だといっていた通り、見る限り打てそうなオーラが出ていないし、表情にも「負けたくない!」という意思が感じられず、自分と戦っている気がする。常々、原監督は「戦う準備が出来ていないものは使わない」と言っているが、特打ちをしようがシーズン中だろうが、特に坂本はバッティングスタイルを改造しない限り打てないかもしれないので、外す勇気も必要なのでは?

今必要なのは、調子云々ではなく、チームを鼓舞する勝負強さと、プレッシャーに負けない精神力で、技術はむしろその後に来る要素だろうと思うので、右左に関係なく矢野を使って欲しい。もう何度も言うが、ホームで彼が打席に立ったときの盛り上がり方は半端じゃないので、特に負けているときこそ、彼のもつ独特の雰囲気が必要だと思う。先発で使うとなかなか結果が出ないというジンクスもあるが、少なくとも今の坂本よりは勝利に貢献しそうな気がする。ショートは相手投手にあわせて、寺内と古城を併用すればいいんじゃないだろうか?少なくとも、”今の”坂本とフィールズは相手バッテリに嫌な感じを与えるにはいたっていないと思うし、そもそも見ていてテンションが上がらない・・・

最後の古城のところはベテランにかけるのもいいが、矢野でいって欲しかった。前々日は古城でいって四球を選んだし、今日も古城が出塁すれば矢野くらいに考えていたかもしれないけど、山口の心境としては矢野が出て球場がどよめく方が嫌だったろうし、仮に矢野にヒットもしくは長打が出れば、もう平常心ではいられなかったと思う。相性、投手の左右など考えてセオリー通りに運ばせるのもいいが、ホームグラウンドのメリットを最大限に生かして、相手を精神的に追い詰めてゆくやり方もありだったんじゃないかなぁ

ナゴヤドームでは、和田が連日の復調具合を見せ、とうとう首位に1ゲームへと迫った。すくなくとも今の勢いは全チーム通じて中日がもっともある状態。9連勝を狙って、初戦からつまづき、明日以降のゲームの事をなかなか考えることが出来ない精神状態だけど、少なくとも今のままでは週末のナゴド決戦も悲惨な結果になりそうな気がする・・・・

「そんなことないよ!皆、がんばってるよ!」と不快に思う方もいるかもしれないが、頑張るのは皆同じ、「明日に繋がる」とかいう言い回しも、明日があっての話。もう明日が無い状態では、次に繋がるかどうかはぶっちゃけどうでもよくて、その日、本当にベストを尽くせたか?が大事だと思う。私の目には、今日は目一杯やりきったという風には映らなかった、それが残念です

ということで、これから自棄酒を煽りに・・・・