ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

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10/02 巨人 1-1 広島 → 痛い引き分け、最後の攻防は意見の分かれるところか?

巨人 1-1 広島

対 広島:16勝06敗2分

勝利投手:

敗戦投手:xs

投手リレー

巨人:澤村→山口→久保  捕手:阿部

広島:ジオ→岸本→青木→梅津→今村 捕手:石原→倉

本塁打

巨人:

広島:s

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広島東洋カープとの今季最終戦は、五回に長野のタイムリ二塁打で先制するが、七回にバッテリーエラーで同点に追いつかれてしまう。その後は一進一退の攻防が続いたが、両チームの投手陣が踏ん張り、1対1のドローに終わった。先発の澤村は七回途中1失点の好投だったが、今季10勝目は次回登板に持ち越しとなった

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9回裏の攻撃の場面。

ここは意見が真っ二つに分かれそうな気がしますし、違う意見があるのも重々承知した上で、あくまでも私の考えを述べると

3時間30分まで残り10数分、7番からの攻撃で広島のピッチャーは今村。

彼以上の投手はいない状態で、下位打線からであれば、7,8,9番はサクっと終わって10回の延長を1番から、回跨ぎの今村(野村監督のコレまでを見れば跨がせたと思う)を相手にするほうがトータルで考えれば得点できる可能性は高かったかもしれない。もちろん、10回表にこっちが得点されて負けるリスクもあるが。

先日、引き分けに持ち込むために時間を使った落合監督のケースとは全く違う局面かつ違う立場で、引き分けが許されない状況なので、何としても勝つという条件下では、少しでも確率の高い方法を選択する考え方もあって、恐らく原監督の頭の中にもよぎったと思う、というか何とか延長に持ち込んで欲しかった・・・というのが9回裏が始まった直後の私の個人的な意見。

が、代打の亀井がサクっと出たことで、状況が変わってしまった。

ノーアウトでランナーが出れば「話は別」ということで、次の脇谷には当然送りバント。先日まで2軍で調整している最中に、何度と無く川相監督からバント指導を受けていたと思われるが、バントはミスるわ、サインはわからないわ、結局、三振だわと先日の2安打が霞んでしまう失態だった。しかも、ここで時間をとられたために、もうこの回で決着をつけるしかないというところに追い込まれてしまう。

しかしながら次の寺内に送りバント。代打の古城はよくボールを見てフォアボールを選び、2アウト満塁で長野という絶好の場面を何とか作り出した。

巨人打線は今村には相性がよく、しかも長野はデッドボールをぶつけられた因縁の相手。ここで打ったらカッコいいよなぁ~~~と思って、息を呑んだ。さすがにインコースは色んな意味で投げられないと、アウトコース一辺倒の攻めだったが、その前の古城にフォアボールを出したとは思えない開き直りで、すばらしいアウトローへのストレートであっという間に追い込まれてしまった。

最後はライトフライでゲームセットとなり、上位2チームが勝ったこともあって、負けに等しい引き分けで広島との最終戦を終了した。

ま、こういう展開のときはだいたい、1,2番が打てないのだが、今日もその例にもれず坂本、藤村から快音を聞くことが出来なかった。とにかく今季は(も)ジオには苦しめられたシーズンそのままに、打ち崩す事が出来ず、澤村の力投に打線が応えることが出来なかった。昨夜の内海はビハインドの場面での降板にもかかわらず、打線の援護で勝ち投手になる事が出来た。防御率としては内海に続く澤村と勝利数でこれだけ差がついてしまっているのは、この辺の「持ってる度」の違いなんだろうか?

その澤村も本人曰く「調子は決してよくなかった」といっているが、序盤の三振ショーは見事だったと思うけど、本人は納得してないのね。それでも6回1/3で被安打4、奪三振9、失点1と内容的には文句のつけようの無い投球。唯一の失敗は降板のきっかけになった1アウト満塁、しかも丸への四球だけだった。次の山口のワイルドピッチに悔しさが走るだろうが、もとはといえば自分が作ったピンチだけに、本人は反省しているだろう。8回までを0で抑えれば防御率も1点台になり、10勝も手に入れることが出来るはずだったが、あと少しのところでその手からこぼれ落ちた。

ただ、中4日でもゲームを作ってくれる信頼感は得たし、今日のゲームは決して練習では手に入れることの出来ない貴重な経験と緊張だったと思う。これをきっかけにさらにひと回り大きな投手になってくれることを期待したしたい。

心配していた通り、坂本、フィールズの打撃がここ数試合で落ちてきた。

この後の負けられないゲームの中では、長野、阿部の安定感は計算できるし、ラミちゃんも良くなってきたことを考えると、1,2番の出塁は欠かせないし、上位打線に繋ぐための下位打線の意外性も絶対に必要。そのキーマンである1番と7番が心もとないのがちょっと気になるか。

明後日からは横浜との3連戦。そして2位奪取の大きな関門となる中日とのナゴド3連戦。同一カード3連勝をなかなか奪えなくて、ちょっとやきもきするが、次の横浜線こそ気持ちよく3連勝して、ナゴド決戦で中日があせるような展開に持ってゆきたいものだ。